続・終物語を見てきました(ネタバレあり)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

続・終物語を見てきました(ネタバレあり)

2018-11-11 03:04
    続・終物語を見てきたので感想を。
    ネタバレ含むので見たくない人はここでブラウザバックを。
    原作のバレやシリーズ他作品のバレも含みますのでご注意。
    OKな人は下の方へスクロールでどうぞ。


































    続・終物語の舞台挨拶ライブビューイング付きを見てきました。
    物販もあるのでちょっと早めに現地着でしたが結構売れちゃっていました。
    実際早めに来て待機してる人多かったです。あちこちから物語シリーズについて語ってる人たちの声が聞こえてきました。

    ミラーとアクリルチャームx5とパンフ購入。
    くじ運が悪いためアクリル系はあまり買いたくない、推しの八九寺が出た事がないからもう買わないと思ってたんですが、付箋が完売してたので普段は買わないアクリルチャームにしました。どうせまた八九寺当たらないだろうと思ってたらまさかの2つw
    真宵x2、扇、ひたぎ、余接が当たりました。


    【事前準備】
    続・終物語のアニメ公開にあたって事前に原作の再読と過去のアニメをいくつか見直しました。9月ぐらいからぼちぼちアニメ見始めて原作は直前に。
    見直したアニメは猫物語(黒)、囮物語、憑物語、終物語(上)
    今回登場するキャラの内面の理解を深めるため。花物語も見るつもりだったけど時間的に足りませんでした。

    とりあえずブラック羽川(初代)、撫子(クチナワ)、斧乃木余接、老倉育については改めて内面を自分なりに色々考えた上で続・終物語を見たかったというのがあります。

    それでも続・終物語の「老倉育」を受け止めるには終物語本編だけではちょっと情報が足りてない気がして追加で直前に「そだちロスト」のコメンタリーも改めて視聴。(花物語とどっち見るか迷った)物語シリーズのコメンタリーは本編とは別時空という体ではあるけど意外とキャラへの理解が深まる事があるんですよね。個人的見解ですが。

    そだちロストのコメンタリーは戦場ヶ原ひたぎがひたすら老倉育を弄り倒す内容なのですが、ひたぎさんが余りにも容赦無いので老倉さんの素の部分(可愛い部分)が出てきたり、適度な緩さによって続・終物語の老倉さんへの共感や感情移入が増した気がします。

    憑物語については斧乃木余接の
    「個人的感情はあるけど、それはあるだけだ。そういう風に作られている」
    という一文が大好きです。
    阿良々木くんでさえ斧乃木ちゃんは無感情と思っていたのでミスリードさせられた面はあるでしょうが私は鬼物語あたりからずっと斧乃木ちゃんは無感情ではない、と思っていたのでそれを本編ではっきり提示された事が嬉しかったのだと思います。
    「棒読み=感情が乗らない喋り方」で「無表情=感情表現がない」ですが、だからと言って「感情が無い」ではないという事。
    で、彼女の「無表情」「棒読み」が崩壊する続・終物語を見るにあたって斧乃木余接への理解をもう少し深めておこうと思って見直しました。結果的には平常運転になってからの方が長かったですけどねw

    囮物語についてはクチナワさん、猫物語(黒)は初代ブラック羽川について思い出しておこうと再視聴しました。これについては強く意識というよりは記憶の鮮度を戻すため、でしょうかね。

    続・終物語の原作も再読して注目したいポイントをしっかり頭に入れて見に行くことに。

    前置きが長くなりましたw
    入場。そこそこ良い席。

    舞台挨拶のLVが始まり、まず登場したのはMCを務める月火&火憐の井口&キタエリ。
    物語シリーズはイベントがほとんど無いのでこういう機会は嬉しいと改めて思いました。
    MC二人に呼ばれて神谷浩史さん、井上麻里奈さんの登場。
    4人ともこういう場で見るのは初めて。生のトークはやっぱり良いですね。

    色々なトークがありましたが個人的に、井上さんが老倉さんの事を語っている時の「幸せだ」という言葉にちょっとうるっと来てしまいました。

    また、トークの終わりに4人がそれぞれ語る場面でも泣きそうになりました。
    神谷さんのシリーズ全体に対する思い(時々尾石さんをいじりつつw)、「ここは原作を超えたんじゃないか」という自負も納得できる物でした。主人公を演じている方ならでは俯瞰した視点がありますね。

    井口さんは月火ちゃんそのままというのもすごくわかります。今まで裏があると感じさせられた事が一度もないですからね。だから井口さんの出るラジオとか割と良く聞いてます。

    キタエリは相変わらず自嘲癖がありますねw
    スケジュールがいつも空いてるとかネタにしてました。そんな事ないと思うんですけど好きな声優さんなのでいろんな作品に出てほしいです。

    井上さんは実は終物語まであまり良く知らない声優さんでしたので老倉育や3月のライオン香子のようなきつい印象を勝手に抱いていましたが、実際の井上さんは可愛らしい方でした。猫っぽい印象ですね。あと誰よりも老倉さんの内面まで理解しているからこそ続・終物語の老倉も素晴らしく演じる事ができてるなと思いました。
    それ故に燃え尽きてないか心配もありますがw
    今後も出番のあるキャラですからね。

    この続・終物語は「劇場版」として作られた物でなく、「TVシリーズ6話分を映画館で見れるようにした」ものでした。「イベント上映」が意味するのはこういう事だったのですね。
    正直その線も考えてはいたのですがさすがに6話分は長過ぎるだろうと、本編は普通の劇場版の尺(90~110分ぐらい)で後は何かしら本編とは別の映像でもあるのかなと思っていました。で、予想は外れてガチの本編148分w
    神谷さん曰く、かつて猫物語(黒)の先行上映がこの形式で(あとがたりでも語られていたかと)違和感なく見れるのは物語シリーズならではのところ。いっそ化物語からこの形式で改めて上映してもいいんじゃないか、と。
    それは私も思うんですが「かれんビー」の一挙は7話なので更に大変ですよw


    さて長い前置きでしたがやっと映画本編の話に入りますw

    冒頭アバンの演出が素晴らしく見入ってしまい阿良々木暦のモノローグが頭に入ってこないという事態に早々に陥ってしまいました。モノローグの内容は原作がまだ記憶にある分、映像の方に意識が行ってしまうという面はあったかもしれません。これはマズイと思い、目と耳とどちらにも意識を配分するように補正しましたが2時間半しんどかったですね。

    OPは満を持して神谷さんでしたが歌詞(語り?)は全く解読できませんでした(;´∀`)
    映像はウエダハジメさんでしたね。

    今回はヒロインズ総登場というファンサービス的な側面もある内容でした。それが楽しみだというファンも多かったと思います。もちろん私も。

    まずは大きい妹の火憐ちゃんが小さくなって登場。ロリ火憐(年齢は変わってないけど)出番は少なめだったけど可愛かったです。「どこの何ちゃんだよ?」が個人的にツボw
    今までの話では身長コンプレックスはむしろ暦の方にあったという事が度々描写されていますが映像的にもそれとの対比を意識しているようで面白かったです。
    阿良々木くんの心残りは作中で語られた通りの事なんでしょうかね。他のキャラと比べてちょっと軽く感じます。他に思いつくかと言えば思いつかないですけどw

    月火ちゃんは普段通り。だがそれがいいw
    「つきひフェニックス」での解決以降目立った動きはないので心残りは無いという事でしょうかね。個人的には終物語下で扇ちゃんと会話する月火ちゃんが彼女のキャラクターを良く表してるなと思います。その前の撫子との会話も含め。
    それまでの月火ちゃんは時々深みのある事を言いつつも傍若無人キャラという側面が勝ちすぎて強烈な印象(コメンタリーのせいでもあると思うw)で視聴者的には振り回されて彼女の本質が掴みにくい印象がありました。

    この世界の斧乃木余接(前半)は可愛すぎました。
    元々「アニメでは優遇されてる」疑惑がたびたびありましたが(主に八九寺Pから)今回も力入っていましたね。
    表情も得て棒読みではない喋り方をする余接がどう表現されるのか楽しみにしていました。原作で文字だけで「棒読みじゃない」と言われても脳内再生ではいつもの余接で再生されてしまうんですよね。阿良々木くんがイラついていた事にもどこかピンとこないでいたのですがアニメで見るとめっちゃ挑発的で「なるほどこれはイラつくわw」と思いました。それでも可愛いと感じてしまうのは物語脳ですねw
    後半は平常時の余接になり、働き者の彼女ゆえに今回も良い仕事をしてくれました。
    レイニーデヴィルと再び対峙する前の阿良々木くんとのやり取り、
    「レイニーデヴィルに匹敵する破壊力と戦闘力を持ち、かつ今回の件の事情を知っていて、鬼いちゃんの立場に対して理解を示し(中略)そんな奴いるのかな」
    「お前だよ!」
    のところ最高に好きですw

    八九寺真宵は推しキャラではありますが、この話においては安心して見ていられるポジションのキャラでした。終物語下でこれ以上ないハッピーエンドを迎えた事も大きいと思います。鬼物語から終物語まで推し不在の長い期間を耐えてきた見返りとして十分すぎるものでした。
    それでも阿良々木くんに心残りがあったとしたら・・・
    登場した八九寺は21歳の姿。傾物語では「大人になってもやっぱり八九寺は八九寺だった」事、「滅んだ世界を生き抜いていた」事が凄く嬉しかったのは私も阿良々木くんも共通認識だったと思います。でもその一方で、自分がいないあのルートで八九寺真宵さんを残したまま去った事は心残りとしてあったのかもしれません。劇中で語られた、事故から救えなかった事や神様にしてしまった事が心残りというのはその時点ではそう見えても全体から見たら違うような気がします。
    「根拠はないけれど、神様のお墨付きだよ。」の下りは慈愛に満ちていていました。
    まよいヘルOP「terminal terminal」の歌詞冒頭を思い出します。
    「何も変わらない同じやさしさで 笑って毎日待っていてくれる
    そんな存在に私もなれたらいいなと 君をみながら思う」
    阿良々木くんの中の心残りも八九寺神はどこか察していたんじゃないかとさえ思ってしまいます。

    神原駿河はレイニーデヴィルとしての登場。沢城さん、相変わらず凄い演技を見せてくれますね。セリフは「憎い」だけなのにゾクゾクしました。映像面もすごかったですが。
    唯一ヒロインとして可愛く描かれなかったのは時系列的にこの後に花物語に繋がっていく事が大きいと覆います。
    阿良々木くんとしては後輩をおいて卒業してしまう事も心残りとしてはあったでしょうが、やはり劇中で語られる通り、未だ猿のままの神原の左手をなんとかしてあげたかったという心残りなのではないかと思います。続・終物語を見た後に花物語を改めて見ましたが神原駿河にとっては花物語までが続・終物語という気がしました。

    羽川翼はブラック羽川、ロリ羽川としての登場。
    ブラック羽川しまぱんバージョンw
    羽川翼に関しては猫白で問題は全て解決したのか?という点に実はちょっと疑いを持っています。理由は色々ありますが、少なくとも戦場ヶ原さんのように怪異絡みで外側のポジションにはいないのは確かです。今回苛虎が登場していない事についても作中で言われていた通りきっちり解決されていると思うのですが、まだ何か抑圧があるような危うさを残している気がします。なので今後また何があるか・・・と思ってしまいますね。
    実際アフターシーズン読んでると色々と不穏さを感じるところはあります。
    あとは原作で語られてますが阿良々木くんが羽川さんに対してこの時点で未だ巨大なコンプレックスを抱いてるのも確かな事でそれがいつか火種にならないかという心配もあります。
    羽川さんは現在進行系で特異な存在なのでなかなか考察は難しいところで阿良々木くんの心残りについてもよくわからないですね。いくつか思うところはありますが。まさか本当にロリ成分補充のためだけにロリ羽川登場という事はないでしょうw

    次に登場したのは老倉育。
    やはり続・終物語は老倉救済の意味合いが強いのではないかと思います。
    もちろん西尾維新のことですからそれ以外の意味も大いに持たせてあるとは思いますがキービジュアルでも「幸せそうな老倉さん」を全面に出していますしまぁそういう事でしょう。
    そだちリドルの最後の「そんな幸せな僕を、僕は少し、嫌いになってしまったよ」は相当大きな心残りを生み出したのではないかと思うのです。
    そして老倉の「こんなの、全部嘘だって思ってる」は泣けました。老倉にとって何も気付かないままずっとこの世界で生きる事は現時点では唯一のハッピーエンドルートのように思います。でもそれが最善とも言えない自分もどこかにいるんですけどね・・・

    そして千石誰子、いや千石撫子クチナワVer
    私自身は色々な千石撫子の中では囮物語の千石撫子が一番好きです。
    今回の撫子はビジュアルも喋り方も前々から見てみたいと思っていた撫子像でした。
    花澤さんも当時よりも演技の深みが増して演じ方がとても良かったです。
    アフターシーズンの撫物語を読んだあとだからというのも大きいと思いますが撫子も安心して見ていられるキャラになりました。
    それにしても未成年飲酒の描写が堂々としすぎw
    都条例に喧嘩売るシャフトにしてみればこれぐらいどうって事はないのでしょうけどねw

    次に吸血鬼ではないキスショットの登場。それでもかなり怪異じみた人間ではあるのですが。
    このキャラについてはアフターシーズンの「業物語」を読んでおくと深みが増しますね。
    でもここに阿良々木君の心残りがあるとしたら何でしょうね?「忍を影に縛りつけている事」など全ての根源まで遡ればここなのでしょうけどさすがに原点すぎるような。

    臥煙遠江さんについても書くべきなんでしょうかw
    さすがに只者ではないオーラがありましたね。
    阿良々木くんに最後のヒントを与えるポジションで登場していますがやはり花物語に向けての布石にもなっていると思います。特にレイニーデヴィルに関する話は深く、これを見たあとに花物語見るのは本当におすすめです。

    遠江さんから「相棒」「ナオエツコウコウ」というキーワードを得て次は忍野扇。
    阿良々木くんの制服を着ている扇ちゃん。ここがゴールだと告げる。
    (阿良々木くんの女装については触れないでおこうw)
    アニメではわかりにくかったように思うのですが今回の一連の件で阿良々木くんは当初は「扇ちゃんの早すぎるリベンジ」という線も疑っていたけれど、実は彼女は「早すぎる恩返し」のために動いていたという事実はとても感慨深いものでした。最後の二人の会話中での不思議な間や目の表現は気になったところでもう少し読み解きたい部分です。
    扇ちゃんもこれで無害認定を得られたんでしょうか。確かに花物語でも「くらやみもどき」の行動をしているわけではないんですよね。今回の話を経てより明確になった気がしました。(「扇君」別個体説もありますが)

    そしてやっぱり戦場ヶ原さん。
    何やらぶっ飛んだファッションでの登場。ツインテかわいいw
    原作ではここで阿良々木君が地の文で派手にツッコミを入れてましたね。
    でも花物語でのあなたのファッションや髪型も大概ぶっ飛んでますよw
    今回の一連の出来事を深刻に捉え猛省する阿良々木くんに対し、全く深刻に捉えようとしないひたぎさんのポジション好きです。
    「右も左もわからなくなって踏み出せなくなる事がある」と今回の件に絡めて言う阿良々木くんに対して今までに見たことのない笑顔で笑うひたぎさん。映像で見るとやっぱりちょっと驚きますねw
    彼女があっさりと出したその答えで阿良々木くんの迷いも吹っ切れたのでは。正妻ポジションは揺るぎなし。

    この辺りの流れは信号機のトリビアから始まる傾物語のラストシーンを思い出しました。
    傾物語は物語シリーズの中で一番好きなラストかもしれない。
    「幽霊になったことは不幸せです。でも、阿良々木さんに会えた事は幸せですね」
    ”一歩一歩踏みしめるように、前向きに、歩き続ける。このルートを。”


    クソ長い駄文になりました(;´∀`)
    各キャラのそれぞれのファンの方からすればもっと深い考察や想いもあるかとは思いますけどね。本当はもう一回見てから書いた方が良かったのかも。

    カットされた場面は多々あって残念と思うところが無いではないですがギリギリまで詰めた感じもわかるのでアニメとしての出来栄えは素晴らしかったと思います。
    劇場で見るにはちょっと長いかなと思うんですけどね。間違いなくもう一度見たいアニメではありますが上映館が少ない事もあって時間の捻出が厳しいんですよね。半日以上は潰れる覚悟になってしまうので。
    エンディングのTrySailの曲好きですね。ほんと物語シリーズは名曲が多い。

    続・終物語は「読んでも読まなくてもいい話」と位置付けられていますがやはり必要な話だと思うんですよね。
    そしてこの物語は単に置き去りにした20%と向き合うだけの話、別世界での話として終わってないところが好きです。2割増しでの前進、確かにこの世界での出来事だったからこそ幸せそうな老倉育が言う「こんなの、全部嘘だって思ってる」がやんわり否定されている気がするんです。
    老倉さんはこの先も「私は阿良々木が嫌いだ」を続けていくと思いますしそれでいいと思います。彼女にはどこか幸せ恐怖症のようで自ら幸せになろうとしない面はあると思うのですがこの物語での出来事が彼女が前進する一助になってくれると信じたいですね。

    物語シリーズのアニメはもう9年。
    正直、初見時は1話切りしました。
    例のホッチキスのシーンで「なにこれ怖いわ」ってなってw
    話題が大きくなって再視聴を始めたのはだいぶたってからでした。
    そこから我ながらよくファンで居続けるなと思います。鬼物語で推しの八九寺が退場となっても見るのをやめる事ができなかったのはどのキャラにも魅力があったからでしょうね。

    来年アニメ10周年なので何かイベントやると信じたい。それもスペシャルなやつを。

    原作ではこれにて本編終わりでアフターシーズン、モンスターシーズンと続いています。
    きっとアニメ化もされるのでしょう。新房監督にも色々と野望があるようですしw
    楽しみに待ちたいと思います。

    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。