デジタルガジェットの普及により、利用頻度は減りつつあるものの、今も昔も、鉛筆は、代表的な筆記具。ただ、芯を削り出していくうち、徐々に軸が短くなり、持ちづらくなるのは難点ですね。

この課題をスマートに解決した鉛筆が「EASY PENCIL」です。日本人デザイナーの早川明男(AKIO HAYAKAWA)さんが考案したこの鉛筆の特徴は、芯が軸よりも60ミリ短く設計されていること。おかげで、芯を完全に使い切るまで、鉛筆を握り、スラスラと書き続けることができます。



また、芯の入っていない部分は木目調に区別されているので、芯の無くなるタイミングが一目瞭然。鉛筆が木目調の部分のみになったら、取り替えどきです。



これまで、鉛筆が短くなったときの対処法としては、鉛筆補助軸、すなわち鉛筆ホルダーをさして、軸を長く延ばすというのが一般的でした。

「EASY PENCIL」は、このような従来の手法を180度変え、軸を長くする代わりに、芯を短くする、というアプローチで、「苦なく、鉛筆の芯を最後まで使い切る」ことを実現しています。これぞ、柔軟な発想力とデザインの工夫がなせる技ですね。

現時点では、「EASY PENCIL」は、コンセプト段階。実用化が待ち望まれます。

EASY PENCIL

[AKIO HAYAKAWA]

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