本はひらいた時の気分、環境によって印象、感想がおおきくかわるもの。
「読書の時間をギフトする」をテーマに選ばれたセット「ほんのひととき」で、より本の世界に入りこむ読書時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
「ほんのひととき」は、佐賀の魅力を伝えるFACTORY SAGAと丸善&ジュンク堂のコラボレーション企画。
女性書店員が選んだ本と、その魅力を引き出す佐賀の名産品の組み合わせで、友だちに、家族に、あるいは自分自身に、ささやかだけど、特別な読書の時間をプレゼントできるんです。
そこには、どんな読書の世界が待っているのでしょうか。
『女子のための日本酒セット』本:『ワカコ酒1,2』新久千映
佐賀のモノ:肥前吉田焼 sui 煎茶、sui プレート、つまめる粒ジャム
普段お酒を飲みなれない女性に、休日のゆるやかな時間を楽しんでほしいという思いから生まれたセット。肥前吉田焼の器に注いだ日本酒は、つまめるいちごの粒ジャムと、毎日のお酒を生きがいにする女子の生活を描いた漫画『ワカコ酒』をおつまみに。
このプレゼントを渡すことで、次は一緒に飲みに行こう、なんて誘うこともできそうです。
「夕暮れレトロ」本:『夏を拾いに』森浩美
佐賀のモノ:有田焼 風鈴 花火絵、肥前ビードロ 虹色タンブラー、湯あがり堂サイダー・蜂蜜レモン
昭和を生きる小学5年生、文弘の些細な日常の中にある友情、家族の絆を描いた小説『夏を拾いに』を読めば、あっという間に懐かしい思い出の世界へ。
夕暮れの窓辺、風鈴の音を聴きながら、虹色カップにサイダーをそそぎ、昔話に花が咲かせるのもいいですね。
「涼を贈る、夏」本:『夜市』恒川光太郎
佐賀のモノ:肥前名尾和紙 おたよりうちわ、有田焼 風鈴 メダカ渦線
背筋も凍る、怪談話を読むのなら、一番楽しめる環境で。そして、妖怪たちの住む異世界で、自身の弟と引き換えに夢を叶えた少年の体験を描くホラー小説『夜市』をひらけば、これまでにない涼しさがこみあげてくるはず。
涼やかに鳴る風鈴が怖さを増す、一味違う読書体験に、はまってしまいそうだなあ…。
「はじめの一歩。大きくなあれ!」本:『おさじさん』松谷みよ子・文、東光寺啓・絵
佐賀のモノ:木のファーストスプーン お食い初めセット
うさぎのぼうやが、おしゃべりをするおさじさんと一緒にたべることのたのしさを伝える絵本『おさじさん』と、離乳食にぴったりの木製さじとお皿のセット。
おかあさんからこどもへ、おじいちゃんから孫へのプレゼントだけでなく、出産祝いにもぴったり。あかちゃんにとって、思い出深い絵本とお皿になってくれたらうれしいですね。
「お風呂上り、ふたりで一杯!」本:『すっぽんぽんのすけ』もとしたいづみ・作、荒川良二・絵
佐賀のモノ:こどもびいる、美人の素 有明海苔黒豆、muraシリーズ蕎麦猪口・ビアカップ
こどもとお風呂に入ったあと、こどもびいるを一緒に一杯。ひと息ついたら、はだかのヒーローが活躍する絵本『すっぽんぽんのすけ』を読み聞かせ。
奥さんからなかなか子どもと遊べない旦那さんへ渡せば、親子の結びつきを強めるアイテムになってくれるかも。
『お風呂上がりのリフレッシュ』本:「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」石井好子
佐賀のモノ:うれしのジャスミン釜茶、ふりあぼうろ、1616/S&B Espresso Cup
嫌な事があった日も、お風呂に入ってこれを読めばスッキリ。明日も一日頑張ろう、そんな気持ちになれるギフトセット。
お茶の名産地、嬉野の釜入り茶とジャスミンをブレンドした「うれしのジャスミン釜茶」、フランス生まれ佐賀育ちのお菓子「ふりあぼうろ」、有田焼の伝統を踏襲したカップが、名作食エッセイと一緒になっています。
『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』は、 50年代におけるパリ暮らしと思い出深い料理を綴ったエッセイ集。1963年の作品ですが、文字を追い、頭の中で想像するだけで、おなかがすいてしまう読み継がれた名作です。マダムのつくる、バターたっぷりのオムレツがたべたいなあ。
紅茶のみのみお菓子をたべて
と、本文にもある通り、セットのお茶の香りとお菓子の甘みにつつまれながら、本を開いてみると、疲れがスーッと消えていくような、リラックスした感覚を味わうことができました。ほんのりと甘みを感じるジャスミン茶と素朴な味わいのふりあぼうろは、本の中のごはんを邪魔することなく、優しくそばにいてくれます。
『お風呂上がりのリフレッシュ』セットで、ジャスミン茶とお菓子と一緒に本を読んだとき、いつも以上に、本の世界に入りこんだ感覚を覚えました。
ただ本と名産品を組み合わせたものではなく、「本は、その本のよさが最も引き出されるシーンで読んでほしい。」書店員さんのそんな強い想いがこのセットには込められています。
購入はこちらから。
ほんのひととき