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サンタになりたい
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サンタになりたい

2013-12-24 22:46
    「サンタは親だ」というと、夢を壊されるとか夢が無いと叱られる事がある。
    子供にとってはそうかもしれないが、いい年した大人がサンタは親だと知らぬでもあるまい。
    そりゃあ公認のサンタクロースとかもいるご時世だし、サンタ=親だと言うのは
    的外れな時もあるのかも知れないが、個々の家庭に訪れるサンタは親だ。
    夢のある話じゃないか。親になれるなんて。子供がいるなんて。嫁さんがいるなんて。

    子供の頃、薄々は気づいていた。サンタクロースは親だと言う事は。
    だから順当に行けば、俺もサンタクロースになるのだろうと思っていた。
    だが現実はどうだ。見てみろ。彼女いない歴と年齢が一致するような状況だ。
    もう三十路も越えた。両親が俺を産んだ年を越えたのだ。それなのにまだ独り身。
    子供の枕元にそーっとプレゼントを置いて、こっそり部屋を出て行って
    翌日大はしゃぎする子供を嫁さんと二人で微笑ましく眺めるのが夢だった。
    そんな夢も叶える事も出来ずに、俺は。

    夢が壊れる。そんな簡単に壊れやしないよ。
    夢が無い話。君にとって夢じゃないだけさ。
    俺はこれほどまでに夢に見ているのに。君たちには見えないのか、この夢が。
    俺はサンタになりたい。ささやかなようで、途方も無く遠大な夢を、俺は持っている。

    ……というより、多分子供を甘やかしたいんだろうなあ。
    俺は身内以外には相当手厳しいのだけど、身内にはめちゃくちゃ甘い。
    もし嫁さんと子供ができたらめちゃくちゃ甘やかすと思う。
    その一環としてサンタになりたいのかも知れない。
    だからもしかしたら、俺は独り身のままで居たほうがいいのかも知れないな、とか。

    カップルがどうとか、セックスがどうとか、そういうのはただの過程だ。過程にすぎない。
    俺がクリスマスに願っているのは、多分過程でなく、家庭なのだろうと思う。
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