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ホラーゲーム批評第二十四回:ザ・コンセクエンス(サイコブレイクDLC)
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ホラーゲーム批評第二十四回:ザ・コンセクエンス(サイコブレイクDLC)

2017-02-14 07:00
    2017年は面白いゲームばっかり発売されて暇がなくて辛い……。
    そんなわけで『ザ・アサインメント』のレビューから間が空いてしまったけど、『ザ・コンセクエンス』のレビューいってみよう!

    前回までのレビューのリンクね。
    ホラーゲーム批評第二十回:サイコブレイク(The Evil Within)
    ホラーゲーム批評第二十一回:ザ・アサインメント(サイコブレイクのDLC)




    タイトル:ザ・コンセクエンス(サイコブレイクのDLC)
    発売元 :Bethesda
    開発元 :Tango Gameworks
    配信年 :2015年

    ハード :Steam,Playstation3,Playstation4,Xbox360,XboxOne
    価格  :1000円(税抜)


    キッドマンが辿り着いた彼女の“結論”

    ストーリー
    辛くも組織「メビウス」のザ・アドミニストレイターから逃れたキッドマン。彼女が目を覚ますと、そこは清潔な病院の一室であった。悪夢の世界から逃れる事が出来たのかと彼女が安堵したのも束の間、一歩病室を出ると周囲の様相は薄暗く不気味な、先ほどとはまったく違う病院へと変容した。キッドマンは知る由もないが、その場所は刑事セバスチャンが悪夢の中で度々訪れていたあの病院だったのだ。悪夢はまだ終わっていなかった。
    彼女は悪夢の中から脱出しようと足掻くうちに、次第に隠されていた真実に触れ、徐々に「メビウス」への不信感を募らせていく。
    再びザ・アドミニストレイターと対峙した時に彼女はどんな「結論」を下したのか。果たしてキッドマンは無事にSTEMの悪夢から生還することができるのか。



    病室で目覚めるところから物語は再開する
    本編で謎だった終盤でのキッドマンの行動の真意が明らかになる






     というわけで、本DLC『ザ・コンセクエンス』はサイコブレイク本編を女刑事キッドマンの視点から描き、本編の内容を補完するDLCの
    後半部分
    である。

     後半となる本DLCでは、『ザ・アサインメント』から引き続いて「本編でそれ説明しろよ」案件の説明が多分に含まれている。


    キッドマンがやろうとしていたことがようやく判明するDLC
    反対にセバスチャンはほとんど何も知らないままに戦ってたこともわかる
    もちろんセバスチャン目線でストーリーを理解していたプレイヤーも同じ
    だから本編で説明しろって!





    加えて、サイコブレイクをプレイした時にムカついた人が多いであろう、本編終盤のキッドマンの言動は「STEMの世界では同じ場所に居ても個々人が見ている景色が違う」せいで誤解されていた事が明らかになる。
    うわあ、まるでサイレントヒル2みたいだあ!



    プレイヤーにはよく見覚えのある場所
    セバスチャンの悪夢とキッドマンの悪夢が交錯する






     今回ではセバスチャンの過去や、「メビウス」とルビィクとの軋轢も描かれていて、本編ストーリーのわかり辛さを一層解消してくれるだろう。
    あのルビィクですらある意味では「メビウス」の被害者だという事実も判明する。だからといってまったく同情心は湧かないが。あいつ普通に拷問フェチだからな!



    STEMは複数の人間の脳を繋ぎ同調させる装置
    キッドマンは同僚のセバスチャンやジョセフの記憶をSTEMを介して垣間見ることになる
    若かりしセブとジョセフが見られるぞ









    今回の事件の真相はだいたいメビウスのせいだと知ったキッドマン
    この事実にはさすがのキッドマンも激おこぷんぷん丸(死語)






     つまりサイコブレイクの物語は『ザ・コンセクエンス』までプレイすればもうすべて理解したも同然というわけd……え?エンディングでまた新しい謎が出て来たって?
    ホラー作品にはよくあることだから気にするな!!!




    遂にザ・アドミニストレイターと対峙するキッドマン
    果たして彼女はメビウスの呪縛から自由になることができるのか
    そしてなぜキッドマンはジョセフにはちょっと冷たい態度をとるのか
    枯れ専なのか



    ケミカルライトバキバキ折ってんじゃねえ!(UOグルグルマン嫌いマン)


     前DLC『ザ・アサインメント』ではステルスゲームとしての性格が強かったが、『ザ・コンセクエンス』ではステルスと戦闘の比率が半々ぐらいの構成になっている。

     まず、本DLCで追加された新要素「ケミカルライト」
    これは一時的にライトを失ったキッドマンが使う新しい道具だ。
    彼女は暗い屋内を進むために、懐から無限に出てくるケミカルライトをそこらじゅうにポイポイ投げつけて辺りを照らすことができるのだ。
    弾薬はカツカツなゲームなのにケミカルライトは何本でも使って良いんですね……。基準がよくわからん。
    間違って敵にケミカルライトをぶつけてしまうと気づかれてしまうので、投げる時は注意しないといけない。


    ケミカルライトを投げて明かりを確保する
    敵の居そうなところに、敵にぶつけないように投げよう
    本来は投げる物ではないのでライブでは投げないように
    あと、一回のライブで100本も200本も折る人はほんと勘弁してくれ!(個人的な意見)




     今回もキッドマンは丸腰でスタートするので、途中で銃器を拾うまでは前回と同じようにステルスに徹するのが基本となる。
    条件限定で行えるスニークキルも駆使して活路を見出そう。

     道中にはルビィクが描かれた喋る絵画(気持ち悪い)が設置されているエリアがあり、例によって弱点の火を使って燃やすことで先に進めるようになるギミックがあるぞ。
    なぜかルビィクの絵はすべて火のすぐ傍にあるので、近づいてアクションボタン押すだけで燃やせてしまうというルビィク捨て身の渾身ギャグが見られる。
    ルビィクくんアホなのかな?



    絵になってもやっぱり火が弱点のルビィク
    しかも傍に火元を用意してくれているという謎のサービスっぷり
    I created this world!(親切設計)
    ここにこそ本編で出てきたマッチを活用すべきなのでは



     そして、道中では前DLCでの念願だった銃器の拾得&所持が遂に可能になったぞ!
    前はイベントでしか発砲できなかったしね。
    さあ、これで今までステルスで溜まった鬱憤を存分に晴らしてやる!と言いたいところなんだが、そう上手くはいかないのがサイコブレイクがサイコブレイクたる所以。
    ハンドガンはともかくとして、ショットガンの性能が低く一発ごとにリロードが必要。
    弾にもあまり余裕が無いので、雑魚は的確に頭を狙って一発で倒さないと危ない。
    そしてキッドマンはホーンテッドの攻撃一発で体力半分以上が削られてしまう紙装甲なので、二発喰らったら死ぬ。
    一発喰らうと瀕死になって走れなくなり、実質ゲームオーバーみたいなもんなのでほとんど即死と変わらない。
    またホーンテッド以外はラスボス戦を除いて即死攻撃持ち。
    やっぱり即死ゲーじゃないか!!!



    ねんがんのショットガンをてにいれたぞ!
    なんだけど性能が低いためにホーンテッドの群れに苦戦を強いられてしまう
    な なにをするきさまらー!
    至近距離で撃たないと効果が薄いのに、外すとほぼ死亡確定な圧倒的リロードの遅さ



     なのでショットガンを入手した後の戦闘は入手する前よりむしろストレスが溜まる。
    しかもラスボスは前座を含めてそんなに強くないので、雑魚と比べるとラスボスの威厳が落ちてしまう始末。まあ即死攻撃持ってないだけまだマシだけどさ。

    即死攻撃に関しては『ザ・アサインメント』よりは多く、本編よりはマシ、といった印象。
    ただラスボスよりそこらへんのキャダバー(自爆する敵)やアンノウンの方が即死持ちで強いのは如何な物か?という疑問はある。雑魚にポンポン即死持たせる開発が悪い。




    宿敵ライトウーマンにも引導を渡せる
    散々苦しめられた恨みをここぞとばかりに晴らしてやろう
    ただし即死攻撃持ちの上に厄介な能力があるので油断すると普通に返り討ちに遭う
    ぶっちゃけDLCのラスボスより遥かに強い




     ホラー要素に関しては、やはりというか銃器の登場につれて急速になくなっていく。
    前DLCがそこそこホラー風味になってたのに比べるとかなりホラー要素はくなった感じ。
    イベントがほとんど設定や背景の説明に偏ってしまっているので致し方ないところか。

    ついでに、ラスボスの前座戦がやはりどこかで見たようなアイデアなのに苦笑した。
    これサイレントヒル3ですよね?

    総じて言うと、このDLCは本編のネタバラシ編としての価値がほとんどで、ゲーム的な印象は弱い。
    出来は悪いわけではないし、三時間弱というゲーム内に「ケミカルライト」やステルス要素、戦闘要素と、バラエティに富んだ展開を入れているのは良いんだけど、いかんせん全体が短いのでそのどれもがちょびっとだけしか出ずに終わる。
    その割に戦闘パートはやや難易度が高く邪魔に感じるので、いっそボス戦以外は射撃がなくても良かったのでは……? その分で他の要素を掘り下げて欲しかった。
    とはいえ、『ザ・アサインメント』を買っていたらこのDLCが無いと中途半端になるので買うしかないというのが実際のところ。やっぱり分売DLCはよくないな!




    サウンドトラックやキャラクターモデルなどの収集要素が貰えるのはサイコブレイクファンには嬉しいかもしれない
    レコードやカタツムリは注意して探そう





    総括

     本編と『ザ・アサインメント』をプレイしたのなら、せっかくだからプレイしといた方がいいって感じのDLC。
    本編の謎はこれでほぼ全部説明されるし、ゲーム内容自体も薄味だが悪くは無い。
    若干本編の即死ゲー要素が顔を覗かせているが、本編に耐えられた人なら適正は十分だろう。
    ほんと本編の即死ゲーっぷりは酷いからな!!

     税込1080円で三時間弱程度のプレイ内容なので、個人のサイコブレイクのストーリーへの興味にも寄るがまあ妥当な値段のDLCというところ。
    ストーリーが気になるなら買うしかないっていう状態なので、オススメ度は前DLCと同じくサイコブレイクへの関心度による。

     とりあえずサイコブレイクが人を選びすぎるゲームなのは間違いないので、まずは本編やってみてねとしか言えない。
    実際に本編プレイしたユーザーの何割がDLC買ったんでしょーね。

    というわけで三回にわたってお送りしたサイコブレイク関連のレビューだが、もうちっとだけ続くんじゃ。

    というわけで次回、『ザ・エクセキューショナー』のレビューに続く!もうお腹いっぱいだよ!


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