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東方小説 番外編1「始末書のバトル!(その2)」

2014-01-13 16:08
    前(その1)はこちら

     それでは出走車を紹介しよう。3台ともジャンルがバラバラだが、かなりスリリングなバトルとなるだろう。ミスティアのゾンダRは公道走行不可のレースカー。霧雨魔理沙のフェラーリ458イタリアはスーパーカー枠、そしてストラトスのホンダHSV-010GTは日本のレーシングカーと、適材適所に恵まれている点に注目してみよう。

    No.1:パガーニ/ゾンダ R'09

    「そのマシン、圧倒的な理不尽ですら吹っ飛ばす公式レースカー」
     
     かつてはランボルギーニなどにも在籍し、カウンタック・アニバーサリーのデザインなどを手掛けたデザイナー、ホラチオ・パガーニ。彼の率いるイタリアのスーパーカー・メーカーが、パガーニ・アウトモビリだ。
     マスプロ化した他のスーパーカー・メーカーには作れない理想的なモデルを、少量ながら生産するそのパガーニが、1999年のジュネーブショーで発表したのがゾンダである。
     まるでグループCカーか、あるいはル・マン・プロトかと思うほどの特徴的なデザインのボディはオール・カーボン製で、最初に登場したゾンダC12は何と1230kgという恐るべき軽さ。搭載エンジンは650PSのAMG製V型12気筒ユニットなのだがら、そのパフォーマンスの強烈さは嫌でも想像がつくほどだ。
     ゾンダはその後、いくつかのバリエーションを持つに至ったが、このゾンダRはフェラーリでいうならFXXと同じポジショニングにあるサーキット専用モデル。ミッドシップ・マウントされるAMG製V型12気筒は750PS/72.4kgfmを発揮しており、トランスミッションは6速シーケンシャル。サーキットでのスタビリティをさらに高めるためにホイールベースもトレッドも拡大。またエアロダイナミクス性能を向上させるためにフロントに大型のスポイラーを、リアに可変ウィングを装備させ、全長も400mm近く伸ばして空気の流れを整えている。
     ちなみにメーカーによる公式的な数値として、最高速度は350km/h、0-100km/h加速タイムは2.7秒と発表されている。
     このゾンダRは、ミスティア・ローレライの愛車の1台。2面ボスとは思えない威圧感バリバリのサーキット専用マシンを公道でもナンバー強制付けして走行している(※)。その速さは、ル・マンカー顔負けの実力を誇るほど。
    ※こっちの設定です。現実では取得できないので注意!

    No.2:フェラーリ/458 イタリア'09

    「至高のパワーとデザイン性で勝利の美を!」
     2009年のフランクフルトショーで登場したF430の後継モデル、フェラーリ458 イタリア。1989年の348、1994年のF355、1999年の360モデナ、そして2004年のF430と5年おきに進化してきたV8ミッドシップシリーズだが、この458もその血統に恥じぬ仕上がりとなっている。
     シャシーは新設計のアルミスペースフレームで、直噴化されたV8エンジンは4499ccの排気 量からNAとしては驚異的といえる570PS/55.1kgfmを発揮。ミッションは7速のデュアルクラッチ式2ペダルMTで、シフトスピードは大幅に向上。さらにエンジン、ギアボックス、サスペンション、E-DIFF、F1トラック、ESP、ハイパフォーマンスABSを統合し、「ローグリップ/スポーツ/レース/CTカット/CSTカット」という5つのモードが切り替え可能となる「マネッティーノ」も制御が飛躍的に進化、これまで以上に効率が良く安全で楽しい走りを提供してくれる。サスペンションはフロントにダブルウィッシュボーン、リアにマルチリンクとなり、599で初採用されたマグネティックサスも第2世代へと進化を果たしている。
     またさらにエアロダイナミクスの面でもさまざまな新しい試みがなされており、F1という最前線で日々蓄積されているレーシングテクノロジーが、惜しみなく投入されている。結果として得たのは、0-100km/h加速3.4秒、最高速度325km/hというハイスペック。ボディスタイルは、エンツォやF430からの正常進化といえるピニンファリーナ・デザインの流麗さと鋭さを兼ね備えている。
     この458イタリアは、霧雨魔理沙の愛車の1台。その豪快な速さがウリだが、若干軽量化を施されている模様。圧倒的なパワー厨なのだが、一人でここまで完成度が高いことを窺い知れる。
     もちろん430スクーデリアも所有していたが、紅魔郷編にてFC3Sに首都高湾岸線で敗北をしてしまう。その反省も生かして購入したのが主な理由だ。また、このクルマに搭載されている武器も恐ろしい。例えば、未だ(2013年当時は)市販にまだ改良の余地があるとして開発が進められている"衝撃波システム"を極秘(※)で装備されている。
    ※レースという事で、レース場全体にジャマーが設置されているため使用不可にしています。

    No.3:ホンダ/ウイダー HSV-010'11

    「2010年、その栄光の座に輝いた謎のホンダ純正GT500レーシングカー」
     1997年から2009年の間に全日本GT選手権とスーパーGTシリーズ合わせて106戦に参戦し、50回のポールポジションと37回の優勝を果たした、ホンダ NSX-GT。
     その後継としてホンダがスーパーGTシリーズのGT500クラスに送り込んだのは、HSV-010 GTという名の、それまで誰も見たことのない、つまり市販されていないクルマをベースにしたマシンだった。
     「次期NSXの先行参戦」、「近未来のNSXの研究開発を兼ねた参戦」といった噂も流れたが、正式なアナウンスは行われていない。
     HSV-010 GTは、フォーミュラ・ニッポン用のHR10E型ユニットに改良を加えたHR10EG型3.4L V8エンジンをフロントに搭載。後輪駆動で、2009年からGT500車両規定に合致し、JAF-GT500基本車両資格登録の承認を得て2010年からレースを走り始めた。
     ウイダー HSV-010はホンダのワークスチームのひとつである童夢のマシン。ドライバーに小暮卓史/ロイック・デュバルを起用して参戦し、初レースでポールポジション、第2戦で優勝。究極のコーナリングマシンとして開発された強みを最大限に生かした戦いぶりで着実にポイントを積み上げ、見事2010シーズンのチーム/ドライバーの両タイトルを獲得した。
     続く2011年も同じ布陣で参戦。マシンにはサイドラジエダーの採用により重量配分を最適化することで、コーナリングパフォーマンスをさらに高めるなどの改良が加えられている。
     第3戦と第5戦で優勝を収めているが、速さと信頼性を身につけた日産GT-R勢の活躍に一歩及ばず、結果はシリーズ3位。それでもホンダ勢の中ではトップの位置をキープしたのである。
     このクルマを拝借したのは航空自衛隊のストラトス。航空自衛隊に身についた技術で、圧巻するパフォーマンスを披露する。そのため、命が惜しくない走りもしてしまう事も。例えば、紅魔郷編の3VS3の時は、警察車両が投下したスパイクベルトに引っかかる等、度胸が桁外れであることも彼の特徴かもしれん。

     そして、東京・ルート246のスタートラインにキャストの3台が並んだ。臨場感あふれる試合に、大勢のギャラリーが集まった。今宵幕を開ける!

    博麗霊夢「ミスティア、タイヤは強制RS(レーシング・ソフト)だから存分に暴れなさいよ!」
    ミスティア・ローレライ「分かってますって、もう10秒前カウントダウンが始まっているからマシンから離れて!」
    スタッフW「すいませんー、ピットに戻ってください!!」
    博麗霊夢「じゃ、暴走気味でお願いね(笑)」
    Lat式ミク「マスター、早くしないと・・・」
    博麗霊夢「待てってば、こっちだって限界があるんだよ!」

     その頃ストラトスのとこでは・・・

    射命丸文「無事に帰還することを願ってますね。」
    ストラトス「はいはい、このHSV-010GTを破壊せずに無傷でゴールしろって言うんだろ!」
    アヤックス「それより、監督が俺でいいのか?疑問なんだが・・・(不安)」
    ストラトス「相棒に任した方がリスクを軽減して助かるからよ。それに何年相棒やっていると思ってるんだ?」
    射命丸文「さて、スタッフから警告が来てますのでゴール後に話し合ってください(汗)」
    アヤックス「それじゃ、健闘を祈るぜ!」
    ストラトス「ああ、いいショーにしてやるからな!!」

     カウントダウン3秒前、2、1、Go!
    ※BGM:All My Life(グランツーリスモ6のオープニングテーマ)



     パーフェクトスタートしたのは、ミスティアのゾンダRである。さすがプロドライバーの腕を持つ者である。その次にストラトスのHSV-010GT、魔理沙の458イタリアが続いていく。

     ロケットスタートする3台、その先にある東京・ルート246の名所の一つ"第1コーナー"が迫っている。このスタートから短い間に200km/h以上叩きだすモンスター3台は、一気に攻め入る。



    ストラトス「食らいついて来るか、この458イタリアは!?」
    霧雨魔理沙「たったの500馬力近いマシンに、私の458が食らいつかないとでも思ってるのかだZE☆」
    ストラトス「(なるほど、空力の為にわざわざGTウィングが付いてないのか・・・)」

     トップにいるミスティアが一番初めに第1コーナーに進入。その後に続くように、ストラトスと魔理沙がコーナーに突っ込んでいく。度胸試しなのか!?



    ミスティア「こんなチート車で良かったんだろうか?(疑)」
    ストラトス「行かすかよ、インは貰った!」
    魔理沙「アウトからでも攻めるというセオリーはないんかだZE☆」
    ストラトス「パワー厨は引っ込んでな。事故る前に・・・。」
    ミスティア「~♪」

     前半から全開走行する3台のマシン。この東京・ルート246のキモと言われる中速コーナーの数々か、3台に襲い掛かる!

    次(その3)→こちら
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