奥田隆一郎の「直結式重賞予想」
【日曜の重賞注目馬】
当コラムは木曜時点の重賞の見解です。最終結論は【 直結式 重賞予想 】をご覧ください。
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【 皐月賞の推奨馬 】
【コース(レース)の特徴】
皐月賞が行われる中山芝2000mは、最後の直線の入り口にスタート地点があり、内回りを使用するためコーナー4回のコース。内回りで直線の短い小回りコースではあるが、コースの高低差は大きく、さらに芝2000mはスタート後に直線の急坂を登り、ゴール直前に同じ急坂をもう一度、登ることになるためタフなコースといえる。
皐月賞に直結するコースとして最も注目するのは東京芝1800m。東京芝1800mで行われる重賞に共同通信杯、東京スポーツ杯2歳Sがあり、この2レースの激走馬が最有力となる。例えば、昨年の皐月賞は1着馬が共同通信杯2着、2着馬が東スポ杯2歳S1着の実績があり、一昨年の皐月賞の勝ち馬は共同通信杯1着の実績を持っていた。
次に注目は同コースの中山芝2000m。このコースで行われる重賞としてホープフルS、ディープ記念、京成杯がある。例えば、昨年の皐月賞3着馬はディープ記念2着、一昨年の皐月賞2着馬はディープ記念1着、3年前の皐月1着馬はホープフルS1着の実績を持っていた。
まとめると皐月賞で中心視するのは、東京芝1800mまたは中山芝2000mの激走馬。この2コースで重賞の馬券になった馬は高く評価できる。
【重賞の注目馬2頭】
ファントムシーフは、ホープフルSで最内枠から出遅れて位置取りが悪くなり、スローペースの前残り決着になり敗れたが、不利な状況で4着に善戦したのは能力の高さがあってこそ。次走の共同通信杯はスタートを決めて本来の先行策から重賞を勝ち、3歳になって成長を示した。共同通信杯は皐月賞に直結するレースであり、そこでの重賞制覇を高く評価する。コース適性と能力の両方が高評価となるため、皐月賞を勝ち負けになる。
タスティエーラは、直結コースの東京芝1800mで新馬を0.6秒差で圧勝した。共同通信杯は4着までだが、キャリア2戦目のうえに休み明けだったことを考慮すれば評価できる内容。その次走、同コースの中山芝2000mにてディープ記念を制した。叩いての良化とデビュー3戦目の成長により、重賞を制したことを評価する。今回、さらなる上積みを見込め、直結コースと同コースの勝ち馬で適性が高いため、G1激走を警戒する。
※日曜分の【直結式 重賞予想】(重賞予想の最終結論)は日曜の朝7時までに更新します。
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(用語解説)直結コースとは…今回のコースと同じような適性が求められるコースのこと。直結コースの好走実績がある馬は、今回のコースに対して適性が高いと判断できる。「直結式馬券術」は、コース適性の高い穴馬を推奨して高配当を狙う馬券術です。
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