【奥田隆一郎の重賞の見解：安田記念編】

編集者（以下、編）　今週も奥田さんが得意な東京でＧ１があります。単行本「直結式馬券術Evolution」に的中馬券を掲載されたように、安田記念は2017年に３連単２８万3,000円を的中させた相性の良いレースですね。

奥田隆一郎（以下、奥）　たしかに単行本を執筆した時に安田記念の話を書いた気がする。
　
編　そうなんですよ。奥田さんは東京開催の重賞的中が数多くあり、特にマイル前後の距離（芝1400～1800ｍ）は、よく当たっている印象です。今年も東京芝1600ｍでヴィクトリアマイルの３連単・３連複を的中、ＮＨＫマイルＣの３連複を的中させました。さらに東京芝1400ｍは京王杯ＳＣの３連単・３連複を的中させています。東京芝1600ｍの安田記念、来週の東京芝1800ｍのエプソムＣは得意コースで行われる重賞なので特に注目したいです。

奥　まずは、今週の安田記念で期待に応えられるように頑張るよ。

編　よろしくです。それでは安田記念の見解をお聞きしますが、最初に東京芝1600ｍのコース解説からお願いします。

奥　安田記念が行われる東京芝1600ｍは、スタート地点が２コーナーから向正面に入った直線上にあり、スタート後に長い直線を進んで３コーナー手前に上り坂がある。そして最後の長い直線にも上り坂が待ち受けている。距離1600ｍに占める直線部分が多く、上り坂が２回あるタフなコース。直線の長いコースを得意にしている馬や、坂を苦にしない馬を狙っていきたい。

編　それを踏まえて現時点の注目馬を教えて下さい。

奥　シュネルマイスターを推奨する。

編　シュネルマイスターは、昨年の安田記念を連対しました。

奥　それに加えて、３歳時に東京芝1600ｍでＧ１レースのＮＨＫマイルＣを制し、安田記念を３着に好走している。

編　その他、直結コースでも好走実績はありますか？

奥　直結コースでは、毎日王冠の勝利やマイルＣＳ２着などの重賞実績を持っている。マイルの距離がベストであり、その中でもゴール前の直線が長い東京芝1600ｍを得意にしているね。

編　前走のマイラーズＣを勝って復活したと判断できますか？

奥　昨秋は距離1200ｍに出走したり、海外遠征などで能力を発揮できなかったため、参考外のレースが続いた。適距離のマイラーズＣを勝ち、今回の舞台はベスト条件となるため勝ち負けになるよ。

編　わかりました。もう１頭、推奨馬を挙げてもらえますか？

奥　ソングラインを推奨する。

編　ソングラインは、前走でＧ１レースのヴィクトリアマイルを勝利しました。

奥　東京芝1600ｍでは、ＮＨＫマイルＣを２着、昨年の安田記念を勝利している。この２レースはシュネルマイスターとのワンツー決着であり、両馬は東京芝1600ｍにおける「適性×能力」の値が高いレベルで同等に評価できる。

編　シュネルマイスターを推奨馬の１頭目に挙げたので、同じようにソングラインも高く評価できるということですね。

奥　そうだね。ソングラインは東京芝コースを７戦４勝・６連対の東京巧者なので、今回も好勝負になるよ。

編　了解しました。重賞予想の最終結論は【 直結式 重賞予想 】のチャンネル会員様向けに公開されます。ご購読は【チャンネルに入会して購読】のボタンから、お申込みください。今週も、ありがとうございました。

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(用語解説)直結コースとは…今回のコースと同じような適性が求められるコースのこと。直結コースの好走実績がある馬は、今回のコースに対して適性が高いと判断できる。「直結式馬券術」は、コース適性の高い穴馬を推奨して高配当を狙う馬券術です。