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【奥田隆一郎の重賞の見解:アルゼンチン共和国杯編】

編集者(以下、編) 今週はG1がありませんが、来週から8週連続G1レースがあるので、今週で好成績を収めて弾みをつけたいところですね。

奥田隆一郎(以下、奥) そうだね。秋の競馬シーズン盛り上がっているので、今週も楽しんでいきましょう。
 
編 はい!10月のG1は3レース連続で堅い決着となりましたが、今週のアルゼンチン共和国杯はフルゲートのハンデ戦で波乱の決着を期待したいですね。さっそくコース解説から、お願いします。

奥 アルゼンチン共和国杯の東京芝2500mは、ダービーなどが行われる東京芝2400mから距離を100m延ばしたコースで行われる。この距離延長によりスタート地点が大きく変わるのが特徴。

編 具体的には、どう変わりますか?

奥 東京芝2400mは直線の坂上からスタートしてコースを1周するが、東京芝2500mは直線の坂下からのスタートとなるため、スタート直後に100mの坂を上ることになる。このためスタート後のペースが落ち着きやすく、Sペースになりやすいコースといえる。

編 たしかに、アルゼンチン共和国杯もSペースが多いですね。

奥 そうだね。コースを1週して再び直線を迎え、直線で最後に末脚を使える馬が有力。激走馬のイメージとして、東京芝2400mは鋭い末脚を使う切れる馬が活躍しやすいが、東京芝2500mは長く良い脚を使える馬が活躍しやすいコース。

編 では、それを踏まえて現時点の注目馬を教えて下さい。

奥 マイネルウィルトスを推奨する。

編 マイネルウィルトスは、一昨年のアルゼンチン共和国杯を4人気2着に好走しました。

奥 それに加えて今年の春に東京芝2500mの目黒記念を6人気で連対して、コース適性が非常に高い。

編 同コースの重賞で2回の連対実績があるんですね。

奥 また、ローカル競馬場に激走実績があるように、長く良い脚を使えるタイプで東京芝2500mに合っている。今秋に2走して徐々に着順を上げて良化中、今回は叩き3走目の得意コース出走となり、変わり身を警戒するよ。

編 わかりました。次に2頭目の推奨馬は?

奥 チャックネイトを推奨する。

編 チャックネイトは、前走で東京芝2400mの六社Sを勝利しました。

奥 その六社S勝利を評価する。昨年のブレークアップ(六社S1着→AR共和国杯1着)や2019年アフリカンゴールド(六社S1着→AR共和国杯3着)など、六社Sの勝ち馬はアルゼンチン共和国杯との相性が良いからね。

編 たしかに、そうですね。何か理由はありますか?

奥 前走を勝利した勢い+昇級戦でハンデに恵まれること+東京芝コースの長距離実績があることが、理由として挙げられる。今年も直結するレースの六社Sの勝ち馬に注目するよ。

編 わかりました。重賞予想の最終結論は【 直結式 重賞予想 】のチャンネル会員様向けに公開されます。ご購読は【チャンネルに入会して購読】のボタンから、お申込みください。ありがとうございました。

【 直結式 重賞予想 】
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(用語解説)直結コースとは…今回のコースと同じような適性が求められるコースのこと。直結コースの好走実績がある馬は、今回のコースに対して適性が高いと判断できる。「直結式馬券術」は、コース適性の高い穴馬を推奨して高配当を狙う馬券術です。