奥田隆一郎の「直結式重賞予想」
【奥田隆一郎の重賞の見解:有馬記念編】
編集者(以下、編) いよいよ年末の大一番がやってきました。土曜は奥田さんが得意にしている阪神カップ、そして日曜は有馬記念が行われます。
奥田隆一郎(以下、奥) 土・日ともに楽しみなレースが目白押しだね。
編 はい!このコラムでは有馬記念の推奨馬をお聞きします。さっそくですが、有馬記念が行われる中山芝2500mのコース解説からお願いします。
奥 中山芝2500mは外回りの3コーナーにスタート地点があり、その後は内回りを使用してコーナーを6度も回ってコースを1周半していく。内回りコースをクルクル回って最後の直線に急坂が控えているため、下級条件は好位の先行馬が有利となるが、有馬記念はフルゲートのうえにレースの流れが厳しくなり、マクり・追込が決まりやすいレースといえる。
編 なるほど。差し馬に注目ですね。
奥 それから近5年の有馬記念の勝ち馬を見て気づくのは、3歳牡馬が3勝、古馬牝馬が2勝を挙げたこと。古馬の牡馬はジャパンCを目標にすることが多く、有馬記念は3歳牡馬と古馬牝馬の争いになりやすい。今年もイクイノックスがジャパンCを制して有馬記念に出走せず、近5年同様に3歳牡馬と古馬牝馬に大きなチャンスがきたね。
編 たしかに、そうですね。このコラムでは2頭を推奨してもらいますが、3歳牡馬と古馬牝馬から各1頭を推奨してもらえると、ありがたいです。
奥 OK!まずは3歳牡馬から、ソールオリエンスを推奨する。
編 ソールオリエンスは、皐月賞馬です。
奥 ソールオリエンスは、今回の舞台である中山芝コースを得意にしている。直結コースの中山芝2000mはデビュー2戦目で重賞の京成杯を制し、続く皐月賞で最後方から上がり最速で差してGⅠ制覇を達成した。
編 追込脚質で近2走は差し届かずに2~3着まででしたね。
奥 近5年の有馬記念を見ると差し・追込馬が優勢であり、中山芝コースで鋭い末脚を使えることが大きな武器になる。前走の菊花賞は距離が長くて善戦までだが、距離短縮と得意な中山替わりを活かして変わり身を警戒したい。
編 わかりました。次の古馬の牝馬からの推奨馬は?
奥 スルーセブンシーズを推奨する。
編 スルーセブンシーズは、宝塚記念の2着馬です。
奥 スルーセブンシーズは、直結コースの阪神芝2200mで宝塚記念を10人気2着に激走した。宝塚記念は直線ではさまる不利を受けており、切り替えてから上がり最速の末脚でイクイノックスのクビ差2着を評価、この好内容から直結コースに対するコース適性の高さがわかる。
編 宝塚記念の結果は、有馬記念に直結するんですね。
奥 そうだね。4年前と3年前に宝塚記念を勝利した牝馬が有馬記念を制している。今年も宝塚記念を激走した牝馬に該当する、スルーセブンシーズに有馬記念での好勝負を期待するよ。
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【 直結式 重賞予想 】
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(用語解説)直結コースとは…今回のコースと同じような適性が求められるコースのこと。直結コースの好走実績がある馬は、今回のコースに対して適性が高いと判断できる。「直結式馬券術」は、コース適性の高い穴馬を推奨して高配当を狙う馬券術です。
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