奥田隆一郎の「直結式重賞予想」
【奥田隆一郎の重賞の見解:京都金杯編】
編集者(以下、編) 新年あけまして、おめでとうございます。今年は1月6日(土曜分)から、通常どおり予想コンテンツを更新しますので、よろしくお願い致します。
奥田隆一郎(以下、奥) 昨年はお世話になりました。本年も、よろしくお願い致します。今週は土曜、日曜、月曜に予想を公開します。
編 今年初日の重賞は中山金杯と京都金杯が行われますが、どちらを取り上げましょうか?
奥 このコラムは、京都金杯にしようと思います。
編 了解しました。それでは京都芝1600mのコース解説から、お願いします。
奥 京都芝1600m外は向正面の直線を延ばしたポケットからのスタートなので、スタート後に長い直線を走る。さらに外回りコースで最後の直線も長いため、レースの大半で直線を走るコース。前半の直線は淡々としたペースで流れ、そこで脚を温存した馬が最後の直線で末脚を伸ばすイメージだね。
編 京都金杯は近3年が中京開催なので、京都芝1600mで行われるのは久しぶりですね。
奥 京都芝1600mの京都金杯を見ると、馬券圏内に好走した馬は12月の阪神・中山開催で敗れた馬が京都に替わって着順を上げるパターン、昨秋にG1のマイルCSを6着以下に敗れたけど相手弱化のG3に替わって好走するパターン、この2つが多いことがわかる。
編 なるほど。そのパターンで人気薄になる馬がいたら注目したいです。それでは、具体的に推奨馬を教えてください。
奥 マテンロウオリオンを推奨する。
編 マテンロウオリオンは前走のマイルCSが14着なので、穴馬のパターンに該当しますね。
奥 マテンロウオリオンは、3歳時にマイル重賞で3レース連続好走、直結コース中京芝1600mのシンザン記念を制し、直結コース東京芝1600mのG1のNHKマイルCを連対した。マイル戦を得意にしている。
編 たしかに、そうですね。ただ3歳秋から惨敗を続けています。
奥 その期間でも京都芝1600mのマイラーズCや東京芝1600mの富士Sは5着に善戦している。今回はベスト条件のマイル戦のG3で馬券圏内を争えるため、ヒモ穴として注目するよ。
編 人気がなさそうで楽しみです。それでは、次に2頭目の推奨馬をお願いします。
奥 アルナシームを推奨する。
編 アルナシームは、前走のカシオペアSを勝利しました。
奥 アルナシームは、2~3走前に小回りコースの芝2000mを凡走したんだけど、前走で京都外回りコースの1800mに出走すると、コース替わりを活かしてカシオペアSを快勝した。
編 外回りコースが得意ということですね。
奥 そう。これまでに勝利したレースは、阪神・京都の外回りコースで行われた距離1600~1800mがほとんどであり、今回の京都マイルは適条件といえる。
編 なるほど、そうですね。
奥 前走に続いて得意コースが舞台となるため、好勝負を期待するよ。
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【 直結式 重賞予想 】
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(用語解説)直結コースとは…今回のコースと同じような適性が求められるコースのこと。直結コースの好走実績がある馬は、今回のコースに対して適性が高いと判断できる。「直結式馬券術」は、コース適性の高い穴馬を推奨して高配当を狙う馬券術です。
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