奥田隆一郎の「直結式重賞予想」
【奥田隆一郎の重賞の見解:アメリカJCC編】
編集者(以下、編) 先週、重賞の予想が良かったです。土曜の愛知杯(G3)は、1着○ミッキーゴージャス(1人気)→2着☆タガノパッション(8人気)→3着△コスタボニータ(2人気)の決着、3連単1万5,950円、3連複3,220円の的中でした。
奥田隆一郎(以下、奥) 注目度の高い重賞が的中するのは良いね。
編 そうですね。日曜の日経新春杯(G2)も、1着☆ブローザホーン(1人気)→2着◎サヴォーナ(4人気)→3着▲サトノグランツ(3人気)で、3連複3,040円が的中しました。今週の重賞も期待しています。このコラムではアメリカJCCのお話しを聞かせてください。
奥 アメリカJCCが行われる中山芝2200mは、4角から直線に入った所にスタート地点があり、発馬直後に1回目の急坂を上る。そして外回りコースを走り、2コーナー途中から下り坂、最後の直線は短くて急坂(2回目)が待ち受ける。下り坂を活かして早めに動き、長く良い脚を持続させる馬が活躍しやすいコースだね。
編 結構、特殊なコースと見ていいですか?
奥 全10競馬場の中で最大の高低差があるため、中山芝コースの特徴を簡単に表すと「坂」と「直線の短さ」といえる。これらは東京芝コースなどの特徴と異なるため、コース替わりを活かして逆転する「中山巧者」が狙い目だね。
編 わかりました。それでは1頭目の推奨馬をお願いします。
奥 ボッケリーニを推奨する。
編 ボッケリーニは、前走で重賞のチャレンジCを連対しました。
奥 ボッケリーニは、近走にて直結コースの阪神芝2000mで重賞の鳴尾記念を制し、チャレンジCを連対した。また、中山芝コースでは、同コースの中山芝2200mにて一昨年のAJCCを3着、直結コースの中山芝2500mで日経賞を2着に好走。直結+同コースの重賞を激走してコース適性が高い。
編 最近の成績を見ると、好走と大敗が極端な馬ですね。
奥 近走の大敗はG1レースだけで、G2~G3は勝ち負けになっている。今回は適性の高いコースのG2戦のため好勝負になる。
編 了解しました。では、2頭目の推奨馬は?
奥 ラーグルフを推奨する。
編 ラーグルフは、人気薄になりそうで楽しみな馬ですね。
奥 ラーグルフは、2歳時に直結コースの中山芝2000mで芙蓉Sを勝ち、G1のホープフルSを8人気3着に激走。そして古馬になって中山芝2000mの中山金杯を制し、中山芝1800mの中山記念を8人気で連対した。
編 なるほど、中山を得意にしていますね。
奥 中山芝コースの中距離戦(1800~2200m)がベスト条件となるね。近2走の阪神・札幌を惨敗したんだけど、今回は得意な中山芝コースに替わるため大駆けを警戒するよ。
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【 直結式 重賞予想 】
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(用語解説)直結コースとは…今回のコースと同じような適性が求められるコースのこと。直結コースの好走実績がある馬は、今回のコースに対して適性が高いと判断できる。「直結式馬券術」は、コース適性の高い穴馬を推奨して高配当を狙う馬券術です。
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