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【奥田隆一郎の重賞の見解:オークス編】
編集者(以下、編) 今週の日曜は東京芝2400mでG1レースのオークスが行われます。楽しみなレースなので、さっそく見解を聞かせてください。まずはコース解説からお願いします。
奥田隆一郎(以下、奥) 東京芝2400mのスタートは最後の直線の坂を上った辺り、直線300m強+コース1周(2083m)で計2400mになる。コースは起伏に富んでおり、1周する間に下り坂→上り坂→下り坂→上り坂と続き、最後に長い直線が待ち受ける。オークスが行われるにふさわしい日本を代表するコースだね。
編 なるほど。それではオークスの最近の傾向は?
奥 オークスに向けて最適なローテは桜花賞からの直行組。近5年のオークス1~3着馬の計15頭中8頭が前走で桜花賞に出走していた。なお、桜花賞組は惨敗馬の巻き返しがありえるため、穴馬として注目できる。例えば、昨年は桜花賞14着→オークス15人気3着、一昨年は桜花賞10着→オークス4人気3着など、桜花賞を敗れた馬で変わり身を見せそうな馬に注意したい。それに対して桜花賞以外のローテの場合、前走で重賞かリステッドを勝利していないとオークスの激走は難しいだろう。
編 わかりました。では、それを踏まえて現時点の注目馬を教えて下さい。
奥 クイーンズウォークを推奨する。クイーンズウォークは、直結コースの阪神芝1800mで未勝利を制した後、直結コースの東京芝1600mにてクイーンCを勝利した。東京芝コースの重賞制覇を高く評価する。
編 桜花賞は3人気8着に凡走しましたが、変身できそうですか?
奥 さきほど話したように桜花賞からのローテは巻き返しを期待できる。例えば昨年のハーパーはクイーンC1着→桜花賞4着→オークス2着、3年前のアカイトリノムスメはクイーンC1着→桜花賞4着→オークス2着、このように東京芝でクイーンCを勝利した馬は桜花賞を馬券圏外に敗れたとしてもオークスで激走している。今年のクイーンズウォークも同様のローテとなり、得意の東京芝コースに替わって好勝負になる。
編 わかりました。次に2頭目の推奨馬は?
奥 スウィープフィートを推奨する。スウィープフィートは、2歳から3歳初戦まで能力の片りんを見せながらも勝ち切れない競馬が続いたが、鞍上強化したチューリップ賞は後方から上がり最速の差し脚を見せて重賞制覇を達成した。
編 前走の桜花賞は4着でしたね。
奥 直結コースの桜花賞を最後方から4着まで差してきたけど、勝負どころで3着馬にフタされて進路を切り換えた分だけ仕掛けが遅れた。脚質的に広くて直線の長い東京芝コースに替わることは好材料だね。
編 東京に替わって前進が期待できるということですね。
奥 そうだね。鋭い末脚を期待できる馬なのでコース替わりを活かした激走を警戒するよ。
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【 直結式 重賞予想 】
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(用語解説)直結コースとは…今回のコースと同じような適性が求められるコースのこと。直結コースの好走実績がある馬は、今回のコースに対して適性が高いと判断できる。「直結式馬券術」は、コース適性の高い穴馬を推奨して高配当を狙う馬券術です。
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奥田隆一郎の「直結式重賞予想」
更新頻度:
土曜1回、日曜1回
最終更新日:
チャンネル月額:
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(税込)