渡辺文重の有料メルマガ批評
「はっぴぃ にゅう にゃあ」2019
前回の更新より、長い時間が経ってしまいましたが、取りあえず今年初めての更新となります。リハビリテーションのつもりで、最近思うことを書き連ねます。
アラフィフとなり、もう似たような日々を繰り返していくのだなと思っていたのですが、最近は新鮮な体験がめじろ押しでした。昨年行われた2018FIFAワールドカップ・ロシアを最後にサッカー関連の仕事から退き、ついでにライターや編集者の仕事も段階的に減らしていく。最終的に、他業種の会社員として暮らしていこうと思っていたのですが、父が余命宣告を受けます。それが昨年春のことでした。
余命宣告を受けたものの、79歳の父は元気で、母も弟も同居しているため、介護の負担が重たいとは感じなかったのですが、何しろ「短ければ、あと半年」と言われた老人ですから、何かと介護、あるいは介護している人のフォローをする必要が出てきます。そういう時、自宅で仕事ができるライターとかWebサイト編集者というのは、とても便利だなと感じました。長年、フリーランスの仕事(自営業)をしてきましたが、自宅で作業できることの優位性を、最も感じた瞬間だったかもしれません。
というわけで就職活動は中断。なんとなくライターや編集者の仕事を続けることになります。
「自分は何をしたいのかな?」
昨年、自分の誕生日に“本当の夢”は何かを見直したいという記事を書いた後、あれこれと考えてみたのですが、その結論は「平凡でも楽しい人生を送りたい」でした。私は「トロイ」という映画が好きなのですが、その冒頭で主人公のアキレスは、ある選択を迫られます。
「この戦争に行かなければ、愛する人を見つけ、平凡だけれど幸せな一生を送れる」
「もし戦争に行けば、必ず死ぬ。その代わり、英雄として永遠にたたえられる」
アキレスは当然後者を選ぶわけですが、私ならば前者だなと。同じく私の好きな映画である「アマデウス」においても、ヴォルフガング アマデウス モーツァルトより、アントニオ サリエリの方が共感できる。凡庸なる者の“王”になろうとは思いませんが、凡庸な人生でいいんじゃないかなと思った次第です。
この原稿を書き始めてから1時間。あまり時間を掛けると、公開に向けたハードルが高くなるので、今日はここまで。