渡辺文重の有料メルマガ批評
新宿で「劇場版シティーハンター」を鑑賞してみた!
「Fate/Grand Order」や「グランブルーファンタジー」といったスマホゲームでは、毎日1回ゲームを起動することでアイテムをもらえる「ログインボーナス」といったサービスがあります。ゲームによって連続でログインすることにより豪華なアイテムがもらえたり、一定期間内に一定回数ログインすることでレアリティの高いアイテムがもらえたりと、ユーザーにとってもメリットが大きい。
でも、面倒じゃないですか、毎日ログインするのって。1日のリズムを作る上でルーティーンを設けることは良いかなと思いますが、ゲームをプレーすることが義務感になるのは嫌なんですよね。でも、ゲームを楽しむためには、連続でログインをした方が良いから悩ましい。
私は義務感が生じて“重い”と感じるようになったら、そのゲームから離れるようにしています。これは有料メルマガ評論家をやっていて気付いたことですが、どんなに面白い有料メルマガであっても、購読をやめて見つめ直す期間がなければ、対象を冷静に論評することはできない。のめり込んでしまうと、気が付かないうちに視野が狭くなるのです。
有料メルマガに限らず、ゲームだったり、あるいは人間関係だったり、どんなものでも“離れる”期間が必要となるのです。まあ、仕事からは一生離れていたいですけどね。
■劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ
私は映画鑑賞を趣味にしています。2018年は1年間で約70本、本年1月は4本というペースで映画館に行っていました。しかし2月は忙しかったこともあり、鑑賞できた作品は「お前ら全員めんどくさい!」1本のみ。映画館に行かない期間が4週間ほどあると、見たい作品があっても「今日でなくてもいいか~」と思うようになり、気が付けば上映期間が終わっているという風になります。
そうした中で迎えた3月14日(というか毎月14日)は「TOHOシネマズデイ」でした。TOHOシネマズでは映画鑑賞が1100円になる日です。普段が1800円ですから約4割引き。とてもお得な日なので、TOHOシネマズ新宿で「劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ」を鑑賞することにしました。
内容はTV版「シティーハンター」を豪華にした感じですが、とにかく良かったのは音楽です。映画が始まってすぐに流れる印象的なイントロ。そう「シティーハンター2」のOP主題歌、PSY・Sの「ANGEL NIGHT~天使のいる場所~」なんです。この後でも、劇中では歴代の主題歌が流れます。もちろん小室哲哉さんの「RUNNING TO HORIZON」も!
物語がエンディングを迎えるとテンテンテン~、「Get Wild」(TM NETWORK)です。「Get Wild」は「―'89」以降、リミックスとかカバーなど、そのことごとくがダサイと感じていたのですが、今回はオリジナルか、オリジナルに近いアレンジ。つまり、めちゃくちゃ懐かしいし、カッコイイ!そして続いて流れるのは、「STILL LOVE HER(失われた風景)」。
失われた風景……。「20年ぶりの復活」がキャッチコピーの1つとなっていましたが、20年間は長かったし、当然失われものもあります。例えば、来生泪役のオリジナルキャストである藤田淑子さんは、昨年末に亡くなっています。それに新宿の風景も、自分自身を取り巻く環境も……。映画が終わり、照明が明るくなったところで、自分が涙を流していることに気付きました。(花粉症とは関係なく!)
そのほか気になった点を挙げるなら、最初のセリフで、冴羽リョウ(声優:神谷明)も槇村香(声優:伊倉一恵)も、年を重ねたなあと思いました。直前にTV版の再放送を見ていたことも原因かもしれませんね。ただ、それが悪いということは一切なく、作中の設定はともかく、2人は20年間変わらず信頼関係を深めてきたんだなと思えましたし、違和感はそれ以降ありませんでした。よく考えてみたら、離れているうちに生じたすれ違いも、この作品のテーマなんですよね。
あとは、新宿で見るシティーハンターは格別ということでしょうか。劇場の出口から見える風景は“いつも通り”で“平凡”なのですが、時が経てば、それさえも懐かしい「失われた風景」になるんだろな。そんな風に、強く思えたのでした。
コメント
コメントを書く見てみたいなー
昔よく見てた懐かしい
最初の文関係ある?w