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数年前に『serial experiments lain』を見直したのですが、通信環境が「ISDN」なんですよね。SMAP中居正広氏の「ろくよん ろくよん いちにっぱ」というフレーズとか、懐かしいですよね。
5月19日に、私は東京・渋谷TAKE OFF 7で行われた「清水香里Birthday Live」と、東京・新宿Fu-で行われた「ポアロマンスリーライブ2013」に参加しました。
恐らく、両方とも観客数は100名程度だったと思います。出演者の立場からすれば、もっと観客がいた方が望ましいのでしょうが、観客の立場からすると、これぐらいの人数の方が、出演者との距離感を含めて、心地良いと感じられるのです。もちろん、数万人を動員するライブも、それはそれで違った楽しみがあるので、否定するつもりはありませんが・・・。
ここまで話が、今回のレビューと関係があるかどうかは分かりませんが、私が持っている「集団」に対する感性を共有できればと思い、記しました。
◆内田樹のメールマガジン「大人の条件」/第2・第3・第4月曜日/525円
http://yakan-hiko.com/uchida.html
5月13日に配信された『大人の条件』52号に掲載された連載コーナー「凱風館講義」にて、内田樹氏は「若者が会社に『一身を託す』気になれない理由」を執筆しています。もちろん、「最近の若者は・・・」といような、単純な若者論ではありません。会社という組織を江戸時代の「藩」として捉えた場合、1960年代と現代ではどのような違いがあるのについて考察しています。
◆『サラリーマン忠臣蔵』~1960年代までの「会社」は「藩」と地続きだった~
内田氏は1960年代までの会社の例として、森繁久彌主演の『サラリーマン忠臣蔵』(1960年、東宝)を例に挙げます。その内容は、『忠臣蔵』をそのまま現代(1960年)に置き換えただけのようです。もちろん、映画ですから、『サラリーマン忠臣蔵』が当時の会社をそのまま映し出していると、私は思いません。しかし、内田氏の「江戸時代の『藩』の出来事と、『藩士』たちのメンタリティをそのまま現代に移し替えても、『観客みんなが共感できるお話』でした」という指摘は、蓋然(がいぜん)性が高いと思っています。
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