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『有料メルマガ批評』は生き残れるのか?(『まずいラーメン屋はどこへ消えた?』書評)
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『有料メルマガ批評』は生き残れるのか?(『まずいラーメン屋はどこへ消えた?』書評)

2013-06-26 19:00
    まずいラーメン屋はどこへ消えた?「椅子取りゲーム社会」で生き残る方法 (小学館101新書)

    ◆ハックルベリーに会いに行く/特殊(ほぼ毎日)/840円
    http://ch.nicovideo.jp/blog/huckleberry/nico

    有料ブロマガ『ハックルベリーに会いに行く』でおなじみ、岩崎夏海氏の新刊『まずいラーメン屋はどこへ消えた? 「椅子取りゲーム社会」で生き残る方法』を読みました。実際には、6月13日(木)に行われた岩崎氏のトークショー&サイン会の前に読み終えていたのですが・・・。ぶっちゃけ、有料メルマガのレビューを書くことに飽きてきたので、少し目先を変えて、書評を書いてみようと思った次第です。

    ◆渡辺文重の考え方

    正直、私は物事が成功するかどうかで最も重要なことは「運」だと思っています。成功者はしばしば「必勝法」を語りたがりますが、私に言わせれば全て「運が良かっただけ」です。成功者の言う「必勝法」が本当に「必勝」ならば、世の中に「失敗」する人間など存在しないはずだからです。

    しかしながら、成功を収めた人間だけにしか分からないことが存在するのも事実です。失敗から導き出される事実は「こうすれば失敗する」ということだけ。しばしば、「こうすれば失敗する」は「こうしなければ成功していた」や「こうすれば成功した」と混同されますが、これは誤りです。「もう1つの選択をしていたら成功していた」というのは思い上がりで、せいぜい「もう1つの選択をしていたら成功していたかもしれない」と思う程度が妥当なのです。世の中には、いかなる方法を用いても「失敗する」事案が存在するのですから。

    つまり、「こうすれば成功した」と語る資格を持っているのは、成功者のみということになります。

    さて、岩崎氏ですが、その著作である『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(以下、『もしドラ』)は累計272万部の大ベストセラーを記録しています。このことから、岩崎氏は間違いなく成功者だと判断できます。そのため、「こうすれば成功した」という言葉にも、当然、説得力が出てきます。
     
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