ガールフレンド(仮)アクリルボード(B5)クロエ・ルメール
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・イケダハヤト『イケハヤマガジン』
http://magazine.livedoor.com/magazine/85
イケダハヤト氏が有料メルマガからの撤退を宣言しました。イケダ氏ほどの著名人にとって、有料会員が56人では、モチベーションも上がらないでしょうから、賢明な判断ではないかと思っています。
さて、イケダ氏は有料会員数を掲載しているため、有料会員数がどのような推移を辿ったかを記してみます。
2014年 1月14日配信号(第1号)
「無料版は、現在100名ほどの方に購読いただいております!」
2014年 2月 1日配信号:無料版 240人、有料版113人
「年内300人を目指して頑張ります」
2014年 3月10日配信号:無料版 327人、有料版106人 ※この号から巻頭に掲載
2014年 3月17日配信号:無料版 330人、有料版105人
2014年 3月24日配信号:無料版 336人、有料版104人
2014年 3月28日配信号:無料版 339人、有料版104人
2014年 4月 2日配信号:無料版 358人、有料版 98人
2014年 4月 8日配信号:無料版 364人、有料版 96人
2014年 4月14日配信号:無料版 374人、有料版 95人
2014年 4月21日配信号:無料版 374人、有料版 97人
2014年 4月29日配信号:無料版 380人、有料版 98人
2014年 5月 5日配信号:無料版 388人、有料版 91人
2014年 5月13日配信号:無料版 402人、有料版 87人
2014年 5月20日配信号:無料版 406人、有料版 85人
2014年 5月28日配信号:無料版 411人、有料版 82人
「Q:最近有料メルマガ手を抜いてますか?笑 A:抜いてませんよ!」
2014年 6月 3日配信号:無料版 422人、有料版 84人
「今月から高知県に拠点を移します。さようなら東京!」
2014年 6月10日配信号:無料版 437人、有料版 89人
「地味に有料メルマガの読者が増えておりまして、たいへん精神的に助かっております!」
2014年 6月17日配信号:無料版 438人、有料版 92人
2014年 6月24日配信号:無料版 443人、有料版 92人
2014年 7月 1日配信号:無料版 450人、有料版 88人
「有料版は妻ファン向けになってますね」
2014年 7月 8日配信号:無料版 454人、有料版 87人
2014年 7月15日配信号:無料版 457人、有料版 87人
2014年 7月22日配信号:無料版 463人、有料版 86人
2014年 7月30日配信号:無料版 465人、有料版 85人
「とりあえず、メルマガは無料版の読者を2,000人くらいまで増やしたいんですよね」
2014年 8月12日配信号:無料版 831人、有料版 80人
「有料コーナーを縮小して、Q&Aをメインコンテンツとして無料版を拡充します」
2014年 8月19日配信号:無料版 881人、有料版 76人
2014年 8月26日配信号:無料版 914人、有料版 74人
「開封率が妙に悪いんですよね(5%程度)」
2014年 9月 2日配信号:無料版 942人、有料版 73人
2014年 9月16日配信号:無料版 997人、有料版 70人
2014年 9月30日配信号:無料版1068人、有料版 62人
2014年10月 7日配信号:無料版1078人、有料版 58人
2014年10月15日配信号:無料版1078人、有料版 56人
「そろそろメルマガは終わりにしようと思います」
有料版の数字を並べてみると、創刊当初がピークだということが分かります。途中で盛り返した時期もありましたが、微減傾向が止まらず、有料会員が創刊当初の半分になった時点で撤退を決意したのでしょう。
確かに、有料版の数字だけを見ると残念な結果となるのですが、無料版ではテコ入れの成果が出ていることが分かります。7月30日配信号で無料版の読者を増やしたいと宣言。8月12日配信号までの2週間弱で366人も増えていることが分かります。そして、9月末までには1000人を超えています。具体的な施策は「無料版の登録を簡単にした」とのことですが、それだけで登録者を増やせるということは、やはり、イケダ氏のポテンシャルが成せる業ではないかと思います。
◆
今回のケースで分かることは、「無料会員を増やすことが有料会員への導線になる」というプランは、必ずしも成立しないということです。『イケハヤマガジン』は「有料コーナーを縮小」して「無料版を拡充」した結果、無料版の会員は倍増したのですが、有料版の会員は半減する結果となったのです。
有料メルマガでは、しばしば、「無料記事を掲載して集客をする必要がある」という説が唱えられていますが、実際には、「無料記事は少ない方が良い」のかもしれません。
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