2014年センター試験国語 第四問漢文 問題講評
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2014年センター試験国語 第四問漢文 問題講評

2014-01-19 14:06
    せっかくだからブロマガ有効活用してやる。
     本年度もセンター試験が始まりました。受験生の皆様お疲れ様であります。
     というわけでかやねちゃんお得意の漢文問題についてと、世界史Bの問題講評を書こうかなと。
    世界史Bについてはまだ全問解説の準備ができてないので講評は後日。今日は漢文の問題講評を書きます。

    【引用文献】陸樹声 「陸文定公集(書)」
     陸樹声(陸樹聲)は明代、松江府華亭県の人。諡、文定。嘉靖年代の進士(官僚)。
     本文は陸樹声の文集「陸文定公集」より、苦い筍に荘子の「以無用為用」という思想を見出す内容。
     文章自体は平易であるが、ところどころ難解な部分あり。ただ焦らず読むことができれば、その内容は大変興味惹かれるものである。イソップ寓話における「狐の負け惜しみ」のような話もあった。

    【問題解説】
    問1
    スタンダードな、傍線部の字のもっとも適当な意味を解答させる問題。
    傍線部(1)習については、「慣習」ないしは「習慣」の熟語を思い浮かべれば比較的容易に解答可能。
    傍線部(2)尚については、文章を読み進めることで解答可能だと思われる。

    問2
    傍線部Aの正しい訓読を選ぶ問題。
    文中「目」の意味については大変意味を捉えづらいが、【「A以B」AするにBを以ってす】の文法理解ができれば容易に解答可能。文法理解を問う問題。

    問3
    空欄に当てはまる文字の適当な組み合わせを選ぶ問題。
    文章理解を問う。鍵括弧(エ)までの文章についてある程度読解できれば、空欄を埋めることは可能。
    どういう筍が捨てられて、どういう筍が採り尽くされてしまうほど重宝されるか、という内容。そこまでの文章を理解できているかの文章理解が問われる。

    問4
    傍線部Bの解釈について適当なものを解答。
    【猶~】の再読文字が登場。文法理解を問う。過去のセンター試験にも再読文字を問う問題は頻出。確実に抑えて点を取る問題である。

    問5
    傍線部Cの白文書き下し。そこまでの文章理解並びに漢文法の理解が問われる。

    問6
    本文構造の理解を問う問題。過去問題においてはあまり見られない傾向の問題であったが、文章を通読できれば容易な問題である。

    問7
    傍線部Dの訓読、並びに筆者の考えについて正しく述べられているものを選ぶ問題。
    訓読ができればあとはそれを訳せば答えにつながるが、「比」を「くらべる」の意味でとっていると訓読できなくなる。前述「目」と並び難解である。


    【総評】
    例年の傾向通りといえる出題形式であった。一部難解字等があるにはあるが、文章のレベルとしては平均的な難易度といって差し支えない。
    確実に得点するためにも、再読文字は必ず抑えておくべき項目である。また文章読解を助けるためにも、熟語の成り立ちから意味を理解することが非常に重要である。熟語を理解することで、訓読できなくとも理解できる文章が増えることがある。日頃から語彙、文法の習得に臨めば、漢文は満点を取ることが容易い分野であるので、来年度受験生の諸君は是非取り組んでもらいたい。




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