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またしても戦慄の問題作! 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』をネタバレなしで語る。(2003文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 146ヶ月前
そういうわけで、『ヱヴァ』を観て来ました。いやいや、事前の予想をさらに上回ってくるほどの凄まじい作品でした。前回までは「素晴らしいな」「おもしろいな」で済んだのですが、しょせん『ヱヴァンゲリヲン』がそれだけの作品で終わるはずもありません。こうなることはあらかじめ定められていたことだったのです。い...
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映画『ゴティックメード』の簡単な感想を述べておこう。(676文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 146ヶ月前
『ゴティックメード』の簡単な感想です。ほんとうは詳細なネタバレ感想を書きたいところなのですが、旅先なのでままなりません。愛用のエディタがないんですよ! Google Chromeはダウンロードしてサインインしたら設定が再現されましたが。いやあ、おもしろかったですね、『ゴティックメード』。神作品です。でもまあ、...
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壊れていく人生も悪くない。赤木しげるの3%の未練とは何だったのか。(1591文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 146ヶ月前
漫画『アカギ』と『天』を読んでいて考えたことです。作品そのものから離れた深読みに過ぎないのかもしれません。しかし、こういう「読み」を許容するということが、すなわち優れた漫画であるということなのではないでしょうか。赤木はこの作家にとって最大最高のキャラクターであるわけですし、いったいこの先どういう...
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本格ミステリのマイルストーン『りら荘事件』を読む。(1295文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 146ヶ月前
『りら荘事件』。現代に生きのこる本格ミステリの古典的名作にして、天才探偵星影龍三もののふたつしかない長編のひとつであり、鮎川哲也のキャリアのなかでも鮮烈な印象をのこす作品です。「尼りりす」とかいうありえない名前の女性が出てきたりして微妙に時代を感じさせますが、そういうところ以外はまったく古びてい...
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【有料記事】石田衣良『ブルータワー』は時代を象徴するSFだ。(1890文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 146ヶ月前
石田衣良『ブルータワー』の書評です。石田の作品のなかでも異色作といっていいでしょう。何しろ、エドモンド・ハミルトンの『スターキング』か何かを思いださせるようなクラシックSFのたたずまいをもつ作品なのですから。ふだんの石田が書く都会の雑踏とはかけ離れた世界が舞台。でも、これはこれで十分におもしろかっ...
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【有料記事】貞本版『エヴァ』をどう評価するか。(1025文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 146ヶ月前
めずらしく作品に対して批判的な記事ですね。うーん、決して貞本『エヴァ』がおもしろくないというわけではなく、むしろ素晴らしい出来栄えなのですが、この作品をいまなお描きつづけることにどの程度の意味があるのか疑わしく思ってしまうことは事実。まあ、途中で投げ出すわけにもいかないのでしょうが……。アニメとス...
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【有料記事】2010年代を切り開く奇跡の傑作『水の森』を読もう!(2339文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 147ヶ月前
漫画『水の森』の紹介です。この作品もおもしろかったですね。ぼくはしょっちゅう傑作傑作、名作名作とさわいでいますが、でもそのつど本気でそう思っているのです。まあ、なかには時間が経ってから考えてみれば「そうでもなかったな……」というものもありますが(あるのかよ)、その点、『水の森』は本物。ぼくのその年...
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【有料記事】血と霧のヴィクトリアン・ロンドンへようこそ。(1220文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 147ヶ月前
これは昔書いた記事の転載です。最近、『月光条例』が苦戦している、ぶっちゃけていうとあまりおもしろいとは思えない藤田和日郎さんですが、この『スプリンガルド』はおもしろかった! ダークでデカダンでエロティック、猟奇と暗黒の物語は、まさにぼくのために描かれたかのよう。いやあ、こういう話、ほんとに好きで...
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【有料記事】本格ファンタジーの傑作『チャリオンの影』。(3469文字)
コメ1 弱いなら弱いままで。 147ヶ月前
ロイス・マクマスター・ビジョルドの長編ファンタジー小説『チャリオンの影』の紹介です。ビジョルドは、日本でこそ「知る人ぞ知る」作家ではありますが、アメリカでの人気は相当のもののようです。じっさい、おもしろい! ユーモアと逸脱に満ちたその作品はしばしば忘れがたい印象を残します。もう少し早いペースで翻...
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【有料記事】『天使の梯子』。(1283文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 148ヶ月前
村山由佳『天使の梯子』の書評です。この小説が出たのはすでに数年前、また前作『天使の卵』が出たのはさらに10年前になります。時が経つのは本当に早いものですね。『天使の卵』は村山にとって最大のベストセラーであるわけですが、小説としての完成度という意味では続編のほうが凄みを増していると思います。サムネイ...
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【有料記事】『池袋ウエストゲートパーク』は時代をカットする。(1521文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 148ヶ月前
石田衣良の『池袋ウエストゲートパーク』はぼくの最も好きな小説シリーズのひとつです。いったん完結してしまいましたが、また再始動するときをじりじりと待っています。このシリーズ、とにかく文体が素晴らしい。これほどシャープでしかもユーモアに満ちた文体を操る作家は、日本に何人もいないでしょう。物語より文体...
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【無料記事】愛がなくてもセックスはできる! 名作を読んで売春の自由を考えてみよう。(3263文字)
コメ1 弱いなら弱いままで。 148ヶ月前
売春婦といえば賤業婦とも呼ばれるくらい「卑しい仕事」とされているわけですが、ほんとうにその仕事は卑しむべきものなのでしょうか? 「愛のないセックス」を売る彼女たちの仕事は、あるいはこの社会の一般的なルールに背いているかもしれません。しかし、そうではあっても、その仕事なりの苦労があり、またプライド...