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ハコビヤ
とある街で洋食屋を営む白鳥剣(田辺誠一)。彼にはもう一つの顔がある。それは「運び屋」としての顔である。 「運び屋」と言っても、ハリウッド映画に出てくるような「運び屋」ではない。 犯罪行為にならなければ、「もの」でも「ひと」でもなんでも正確に運ぶ。それがこの運び屋のモットーである。 届け先がわからないモノや、宅配便では決して届けられない場所への運搬など、“どうしても自分では届けられないもの”を運ぶ。その依頼の裏には、この運び屋に頼まなければならない、それぞれの「事情」があり、 その「事情」をこの男なりに汲み取ったうえで「運び」を行うのだ。 全ての「運び」が終わった時、依頼人、届け先、そしてそこにかかわる人の心に少し笑顔ができる。 「もの」や「ひと」を運ぶことによって生まれる、笑いや、悲しみ、切なさ、そして温かさを伝える今までなかった新たなヒューマンドラマ。
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ロクでなし魔術講師と禁忌教典
お前らに、本当の魔術ってもんを教えてやるよ
魔術と科学が共に発展した世界――ルヴァフォース。
魔導大国・アルザーノ帝国の南部に位置する「アルザーノ帝国魔術学院」はこの世界で最先端の魔術を学べる最高峰の学び舎である。
およそ四百年の歴史を有するこの学院は魔術の道を志す全ての者の憧れであり、学院の講師や学生たちも自身がその輩であることに誇りを抱いている。
この由緒正しき学院に突如として赴任して来た非常勤講師、グレン=レーダス。
「お前らに、本当の魔術ってもんを教えてやるよ」 《ロクでなし》と呼ばれるこの男の破天荒な授業が、今はじまる。
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この男子、魔法がお仕事です。
魔法局・危機対策課の隊長として忙しい毎日を送る魔法使い、神島 千晴(かしまちはる)は、行きつけのバーで気さくな青年、内海 十四日(うつみ とよひ)と出会い意気投合。
その帰り際、十四日から明るく「神島さんに恋しちゃいました」と告白される。
突然の事に困惑する神島だったが、その後も自然に懐いてくる十四日のペースに流され、
一緒に過ごす時間が増えていく。
しだいに心を寄せはじめていた矢先、神島はある失敗をきっかけに、これまで以上に仕事に
打ち込むことを決意し、十四日を遠ざけてしまうが…。
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へーせいポリスメン!!
自分にも他人にも、そして世間の全てにもマ
イペースで対応する男・轟豪(ゴウゴウ)!!
名前からして周囲を戸惑わせるこの男の職
業は、なんと社会の安全を守る警察官!! し
かし、現代っ子警官ゴウの生き様に先輩警官
が、市民が、そして犯罪者まであきれ果て
る!? 平成という時代が生み出したニュー
ウェイブポリスギャグ!!
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この男子、宇宙人と戦えます。ー僕らのセカイのまもり方ー
“セカイ”は突如、宇宙人の侵略にあった。
ある日、丘の上で倒れていた記憶喪失の高校
生カカシは、「宇宙人臨時対策本部」の
職員・有川に拾われる。なぜか“セカイ”で唯
一宇宙人と戦える力を秘めていたカカシは、
能天気な有川とその上司である俺様系のシロ
に保護され、男三人の奇妙な共同生活が始まる。
どこかにいるであろう両親や友人のために彼
は今日も宇宙人と戦っている。
そんなカカシをやさしく見守る有川。厳しく
もカカシを気遣うシロ。
アメとムチのような二人との暮らしに、カカ
シは戸惑いながらも馴染んでいく。
しかし、カカシが戦う理由を失った時、事態
は急変する。
それぞれの想いがすれ違い、そして…