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マイマイ新子と千年の魔法
原作は、2009年に紫綬褒章を受章した芥川賞作家・髙樹のぶ子が、自らの幼少時代をモデルに描いた自伝的小説「マイマイ新子」。監督は『ブラックラグーン』の片渕須直。『名犬ラッシー』や『アリーテ姫』など、少年少女の日常描写に定評のある氏によって、懐かしくも、瑞々しい昭和30年代の日々が描かれる。
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ドラマ版 ネコナデ
萌えてたまるか、たかが幼獣。
仕事一筋の部長が、人生で初めて癒されたのは子猫だった。
「真の癒しを手に入れるには、まず自分が変わらなければならない」
鬼塚汰朗。45歳、人事部長。冷血に社員をリストラし、会社でも家でも自分自身を律してきた男が、初めて心の底から癒されたものは猫だった…
株式会社デジタルドラグーンはロボット等を開発するIT関連企業。鬼塚汰朗は、その人事部長。ITバブルで膨れ上がった社員を冷徹にリストラし続ける男。通称「鬼汰朗」鬼塚は笑うことなく、冷静沈着、威圧的な風貌、社員の誰もが恐れていた。
今日も厳しいリストラ勧告を終えたその帰路。深夜までやっているドラッグストアで胃酸を押さえる薬を購入し、いつもの公園で飲んで、ベンチで一息つく鬼塚。そこで若いカップルがはしゃいでいる。足下には段ボールに入れられた子猫が数匹。鬼塚は「責任が持てないならちょっかいをかけるな」と一喝する。残された数匹の子猫。純粋無垢な目の輝き、愛くるしい仕草。鬼塚は誘惑に負けそうになる、が。「ネコナデ声はやめろ」鬼塚は公園を後にするのだった…
第一話 孤独じゃない男
第二話 気の迷いは、きっかけのシグナル
第三話 人生の辻褄は、ずっと後から合ってくる
第四話 世間じゃ、それを癒しと呼ぶ
第五話 一分いくらで働いてますか?
第六話 宝物のしまい場所
第七話 分かってないのは自分だと、認めたくない年頃
第八話 自分の限界値の、意外な低さに気付く時
第九話 久々に会った友人に全然変わらないねって言われて嬉しいですか?
第十話 人生のピークは、今だと言える勇気
第十一話 ふとした事で、逆上がりができるようになった時の気分
最終回 いつもの風景が、違って見えたら、吉日