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  • ソマリと森の神様 地上は異形たちが支配する世界。 人間は迫害され、絶滅の危機に瀕していた。 そんなある日、 森の番人である「ゴーレム」と ひとりの人間の少女が出会う。 滅びゆく種族「人間」と森の番人ゴーレムの 父娘の絆を綴った旅の記録。
  • 戦姫絶唱シンフォギアXV 神の力を以ってして、神そのものを討ち斃さんとした原初のヒトガタ、アダム・ヴァイスハウプトは、サンジェルマンたちの理想の源(※「理想の源」にルビで「パワーソース」)であるラピス・フィロソフィカスにて黄金錬成されたシンフォギアが撃槍。 暗躍してきたパヴァリア光明結社はここに瓦解し、その残党は、各国機関の活躍によって追い詰められていくのであった。 そして—— 追い詰められているのはパヴァリア光明結社だけではない。 かつての超大国アメリカもまた、日本に向けた反応兵器の発射事実を非難・追及され、国際社会からの孤立を招いていた。 閉塞した状況は、新たな世界規模闘争の火種にもなりかねないため、速やかなる政治的解決が望まれているが、複雑に絡む国家間の思惑は軋みをあげるばかりで、遅々として進んでいない。 当該国である日本も、アメリカとの協調政策を打ち出して関係修復をアピールしているものの、どこかうすら寒い表面的なムードに終始して、局面打開には至っていない。 いまだ見えない世界の行く末。 さらに、張りつめた空気はここにも。 都内ランドマーク各所が一望できる、デートスポットとしても人気の大観覧車のゴンドラに乗っているのは、私立リディアン音楽院に通う高校生、立花 響と小日向 未来。 ふたりが手にした鯛焼きは白玉入りであり、絶品。 甘すぎず、まるでぜんざいもかくやという口当たりの餡は申し分が無かった。 それでも、ふたりの間に緊張が走るのは、何の気なしに未来が響に発した、問い掛けに始まるものであった。 返答に窮した響の胸の奥にあるものは、果たして。 過去から現在に向けて紡がれたいくつもの物語は、XVに集束していく。 聖骸を巡る攻防は、どこまでも真夏の只中。 はじける湖面を舞台に、少女たちの歌声が輝きを放つ。
  • 魔弾の王と戦姫 古の昔、女神より弓を授けられし者あり。 ひとたび狙いをつければ必ず射抜き、 あらゆる困難を射倒したというその弓は、 やがて男を王の座へと導いたという。 いつしか人々は、その男を『魔弾の王』と呼んだ……。
  • 戦姫絶唱 シンフォギアG 風鳴 翼と雪音 クリス、そして――立花 響。 運命に翻弄された少女たちは、 FG式回天特機装束「シンフォギア」にてその身を鎧い、 数多の戦いと幾多のすれ違いを経て、決戦の地に集結した。 そびえ立つカ・ディンギルが狙い定めるは、 バラルの呪詛にて人類の相互理解をジャミングする巨大な監視装置「月」。 人類史の裏側で数千年に渡って暗躍してきた巫女フィーネの企みは、 月を破壊し、神代の言の葉「統一言語」を取り戻すことであった。 だが、月の破壊は、 重力均衡の崩壊をはじめ、惑星規模の災厄を引き起こすことになる。 迫り来る脅威「ルナアタック」に対し、 命を燃やした少女たちの絶唱は、 空に、胸に、高らかに響き渡るのであった。 それから約三ヶ月後。 激闘の末に欠けた月が見下ろす世界にて、物語は再び動き始める。 複雑に絡み合う世界情勢のもと、 日本政府が保有する「シンフォギア・システム」は、 いまだ各地にて観測が続く、認定特異災害ノイズへの有効対策手段として、 機密の一部が開示されたものの、 その装者に関しては、多くを秘匿したままとなっている。 日常を保障されつつ、 日米共同研究に参加するシンフォギア装者たち。 いつかノイズのもたらす危難を駆逐することができたら、 世界のステージで歌ってみたいと夢見る翼。 与えられた場所の暖かさに馴染めず、戸惑うばかりであるが、 徐々に他者との接触を受け入れはじめるクリス。 聖遺物との融合を果たし、新霊長と称されるものの、 いささかも変わらず趣味の人助けに邁進する響。 それぞれが、それぞれの現在(いま)を生きる中、ひとつの指令が下される。 特異災害対策機動部と、 米国連邦聖遺物研究機関が最優先調査対象としている、 完全聖遺物「サクリストS」を米軍岩国ベースまで搬送すること。 日米両国間の協力体制が確立した今、 さしたる問題も無く遂行されるはずの作戦であったが、 新たな敵は暗い嵐の夜に紛れ、すぐそこにまで迫撃しつつあった。 開け放たれたバビロニアの宝物庫より蔓延するノイズの大群。 異なる物理法則がもたらす破壊の不協和音が充ちる中、 撃ち貫くがごとく、少女の歌声が轟く。 『その名は、ガングニール』 聖遺物との融合症例第一号、立花 響の咆哮である。 統率された動きにて殺到するノイズの群れ。 その向こうに見え隠れする人の影――そして歌声。 新たなる局面は、 少女たちの血が流れる歌と歌の激突によって幕を開ける。