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  • 鋼の錬金術師 エドワードとその弟アルフォンスは、幼き日に亡くした母親を思うあまり、死んだ人間を蘇らせるという錬金術最大の禁忌、人体錬成を行ってしまう。 しかし錬成は失敗し、エドワードは左足を、アルフォンスは体全てを失う。 己の右腕と引き換えに、かろうじて弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功したが、その代償はあまりにも大きすぎるものであった。 エドワードはアルフォンスと共に、失った全てを取り戻すため、絶大な力をもつ「賢者の石」を探す旅に出る。 右手と左足を鋼の義肢「機械鎧(オートメイル)」に変えた彼を、人は「鋼の錬金術師」と呼ぶ・・・。
  • 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 錬金術、それは「等価交換」の原則のもと、物質を理解、分解、 そして再構築する、この世界で最先端の科学である。 この錬金術において、最大の“禁忌”とされるもの「人体錬成」。 亡き母親を想うがゆえ、禁忌を侵し、全てを失った幼き兄弟。 機械鎧(オートメイル)をまとい、「鋼の錬金術師」の名を背負った兄、 エドワード・エルリック。 巨大な鎧に魂を定着された弟、アルフォンス・エルリック。 二人は失ったものを取り戻すため、「賢者の石」を探す旅に出る。 兄弟は「賢者の石」の真実に近づくにつれ、大きな陰謀の渦中へと突き進んでいく。 暗躍する人ならざる者たちの存在。 徐々にその本性をむき出しにする軍事国家アメストリス。 虐げられた民の果て無き憎しみと復讐の念。 錬金術がもたらす幾多の悲劇。 点在する悲劇は、やがて線になり、人を、民を、そして国すらをも巻き込んでいく。 兄弟は絶望と希望の狭間の中、それでも前に進む--。
  • 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 ふたつの世界に引き裂かれたエルリック兄弟は、それぞれ再会を願ってその手段を探し求めていた。兄、エドワード・エルリックが飛ばされてしまった先は、西暦1923年...やがて世界大戦につながる動乱の予感をはらんだドイツ・ミュンヘンであった。得意の錬金術を封じられてしまったエドは、弟の面影をもつ若者アルフォンス・ハイデリヒの力を借りて、科学技術の粋・ロケット工学の力で故郷へ帰ろうと試みていた。だが、なかなか手がかりは得られず、エドは焦燥をつのらせる。
  • 鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星 物語の幕開けは、アメストリスの首都・セントラルにある中央刑務所。刑期終了を間近に控えたひとりの囚人が、この刑務所から脱獄を果たした。その男――メルビン・ボイジャーが操る強力な錬金術に興味を惹かれたエドワードと弟のアルフォンスは、男の跡を追ってアメストリスの西、大国・クレタとの国境を目指すことになる。 彼らがたどり着いた先は、巨大な崖に周りを囲まれた街・テーブルシティ。かつて「ミロス」と呼ばれていたこの地で、ふたりはジュリアという一人の少女に出会う。少女の言葉に導かれ、エドたちはこの地に隠された、血塗られた歴史を知ることになるのだった……。