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魔王学院の不適合者 史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う
二千年の時を経て蘇った暴虐の魔王――
だが、魔王候補を育てる学院の適性――《不適合》!?
人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら、延々と続く闘争に飽き、平和な世の中を夢見て転生した暴虐の魔王「アノス・ヴォルディゴード」。しかし二千年後、転生した彼を待っていたのは平和に慣れて弱くなりすぎた子孫たちと、衰退を極めた魔法の数々だった。
魔王の生まれ変わりと目される者を集め教育する“魔王学院”に入学したアノスだが、学院は彼の力を見抜けず不適合者の烙印を押す始末。さらには、伝説の魔王は自分とはまったくの別人という事になっていた。
誰からも格下と侮られる中、ただひとり親身になってくれる少女ミーシャを配下に加え、不適合者(魔王)が、魔族のヒエラルキーを駆け上がる!!
「摂理だろうと運命だろうと、奇跡だろうと、俺の眼前ではただひれ伏し消えるのみだ。」
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警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-
ただ真っ直ぐに、憧れたものを追い続けて──
はるか昔。
この世界には、エルフ・ドワーフ・吸血鬼・ホムンクルス・人間など、数多の種族が存在していた。
争いの絶えないヒエラルキーの頂点は『ドラゴン』。しかし長い時を経て『ドラゴン』は消え、
残った種族たちも共存を選び、時代を重ねるごとに僅かな外見的特徴を残して皆ほぼ人間と変わらない姿となった。
2×19年、東京。
平穏になったと思われた現代。それでも犯罪がなくなったわけではない。
かつて存在した『ドラゴン』に心酔し、その力を欲するあまり凶行に走る組織――『ナイン』。
彼らは凶悪事件を引き起こし、現在の世界をつくり変えようと画策していた。
『ナイン』に対抗するため、各分野のエキスパートを集めた対策室が警視庁で組成される。
その名は『警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課――通称トクナナ』。
個人の能力はずば抜けて高いものの、「はぐれ者集団」「ごくつぶし集団」とも噂されていた。
そんなトクナナに、新たに所属することになった ルーキー・七月清司。
個性溢れるメンバー達に翻弄されながら、持ち前の明るさと真っ直ぐさでナイン事件の解決に挑んでいく。
次々と起こる難事件の中で、彼は自分の信じる正義を見つけられるのか――。