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  • キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 科学技術が高度に発達した機械仕掛けの理想郷「帝国」。 超常の力を駆使し、“魔女の国”と恐れられる「ネビュリス皇庁」。 百年にわたる戦争を続けてきた両国には、二人の英雄がいた。 最年少にして帝国の最高戦力となったイスカ。 ネビュリス皇庁の王女にして“氷禍の魔女”の異名を持つアリスリーゼ。 戦場でめぐり逢った二人は、命を賭して戦う宿敵となった。 国を、家族を、仲間を守るため、決して譲れない矜持と矜持をぶつけ合う。 しかし、激闘の中で互いの素顔に触れた二人は、その生き方に、その理想に惹かれてしまう。 ともに歩むことはできず、残酷な運命に翻弄されるとわかっていても。 ……そんな二人を嘲笑うかのように、世界の緊張はなおも高まり、大国の謀略が交錯しようとしていた。 分断された世界、それでも少年と少女は想いを募らせていく――。
  • Fairy gone フェアリーゴーン かつて妖精は、“兵器”だった―。 この世界には、動物に憑依することで不思議な力を宿す妖精が存在していた。 妖精が憑依した動物の臓器を摘出し、人間に移植することで、妖精を分身として出現させ、兵器として扱えるようになる。 妖精を戦争の道具として自在に操る兵士たち、彼らは『妖精兵』と呼ばれた。 だが、長きにわたる戦争が終結すると、彼らはその役目を果たし、行き場を失ってしまう。あるものは政府に、あるものはマフィアに、あるものはテロリストに、 それぞれの生きる道を選択していった。 戦争から9年の歳月が経つ。 未だ不安定な政治情勢の中、戦争によって受けた傷や過去を持つ犯罪者が現れ、 復讐のためテロを起こすようになっていた。 主人公の少女マーリヤは、ある事件に関わった事から妖精に関連する事件を捜査・鎮圧する違法妖精取締機関『ドロテア』に入隊することとなる。 これは、無秩序な戦後に抗い、それぞれの正義を求め戦う 『妖精兵』たちの物語―。