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WHITE ALBUM 第二十六頁 僕達は一緒に座っている、一晩中、動くこともなく
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「明星音楽祭」当日。由綺は用意されたレパートリー、「恋色空」ではなく、「POWDER SNOW」のイントロを弾き始める。それに合わせ演奏を始めるバックバンド。...
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WHITE ALBUM 第十二頁 縛ること。欺くこと。奪うこと。与えること。どれより辛いのが、待つこと
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冬弥は、弥生との関係を理奈に明かすが、「危険すぎる」と咎められる。翌日、理奈は“エコーズ”で冬弥のバイト終了をVIPルームで待つが、冬弥は弥生の車で帰っ...
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WHITE ALBUM 第十一頁 胸につかえていることを、時は解決してくれない。忘却のラベルを貼るだけで
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英二はクリスマスイブのコンサートをめぐる密約…緒方プロとMMミュージックの勝敗を決める、「観客動員値」の秘密を明かす。理奈は、事務所のゴミ箱から発見...
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WHITE ALBUM 第十頁 一人相撲が虚しいのは、一人だからってだけじゃない。観客の目が、痛いんだ
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講堂で怪我をした美咲は病院に一泊し、付き添った彰と急速に距離を縮める。「桜団」を擁するMMミュージック代表・神崎樹と緒方プロ・英二との間で交わされた...
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WHITE ALBUM 第九頁 思い出に気の利いたシナリオは要らない。口から出た瞬間、どうせみんなたわ言
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演劇部のゲネプロ当日、冬弥と美咲は小道具と衣装を完成させた。しかし、田丸は本番までにそれらの色彩を「モノトーン」に変更しろという。途方に暮れる冬弥...
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WHITE ALBUM 第八頁 時間がない時ほど、多くの事ができる。やってしまう。もちろん、恋だって
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理奈の圧倒的なヴォーカルに触れ、衝撃を受ける冬弥。英二も彼女を評して自分には「やることがない」、とさえ言う。しかし同時に、レコーディングされた由綺...
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WHITE ALBUM 第七頁 イメージはどんどん構築しなきゃ。ただでさえ、端から崩れてくものなんだから
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由綺はデビュー曲「WHITE ALBUM」のレコーディングを無事終える。そのころ冬弥と美咲は、泊り込みで衣装と小道具を作るため冬弥の実家を訪れていた。翌日、冬...
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WHITE ALBUM 第六頁 悩みを忘れるいい方法。他人のトラブルに首を突っ込んでみるってのは、どう?
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「今夜は寝ません。待ってます」---はるか経由で由綺からの伝言を聞き、困惑する冬弥のもとに泣いて取り乱す美咲から電話が入る。台本自体は演劇部に採用され...
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WHITE ALBUM 第五頁 邪魔をするのが、近しい人間だけとは限らない。知らない人ほど、手厳しい
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翌朝、冬弥を由綺のマネージャー・篠塚弥生が待ち受けていた。由綺と冬弥の軽はずみな行動は、芸能ゴシップ記事の格好の餌食になってしまう可能性があること...
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WHITE ALBUM 第四頁 想像を超えてわかり合えてるって、感じる時がある。逆の時も多いけどね
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土曜日、理奈の取り計らいで冬弥と由綺は、久々にデートできることになった。行く先は母校、蛍ヶ崎高校。そこで由綺から「秘密の半分」が明かされる…。当日の...
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WHITE ALBUM 第三頁 手と手、肩と肩、背中と背中、それから。服の上からだっていいんだ
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理奈から提案されたバイト「マネージャーのヘルプ」。明日からの現場には由綺も一緒だという。“エコーズ”との掛け持ちもOK。冬弥は提示された条件よりも、由...
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WHITE ALBUM 第二頁 ずっと前から仕組まれてた、そんな出会いって、信じる?
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TV番組の収録を終えた由綺は所属事務所の社長であり、かつて音楽界のスターだった緒方英二の自宅に呼び出される。その頃、冬弥は幼なじみであり現在も同じ大...
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WHITE ALBUM 第十三頁 器が傾いてるのに、気づかなかった?水はもう一滴も残ってなかったからね
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クリスマスイブ――さまざまな想いを抱いてコンサートが始まった。夕凪公会堂での由綺のコンサートに訪れた冬弥は、客席からステージの彼女を眩しく見つめる。...
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WHITE ALBUM 第十四頁 チューニングが合ったためしがない。もっと良好な場所があると思ってしまう
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クリスマスイブのコンサート終了後、持病の発作で倒れた冬弥の父は病院に収容される。翌日、冬弥の父を由綺が見舞いに訪れるが、外出していた冬弥とは行き違...
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WHITE ALBUM 第二十五頁 他人が悪い。自分は悪くない。他人だけが悪い。自分だけが――
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劇物の混入された飲み物を口にした理奈は、声を出すことが出来なくなってしまう。弥生は由綺の「障害」ではなくなった冬弥に別れを告げる。三角の陰謀により...
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WHITE ALBUM 第二十四頁 夜は何もしてくれないよ。色あせるのは太陽のせいだし
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めのうのスキャンダルは衝撃とともに世間に受け止められ、同時に英二の絵画取引をめぐる詐欺・脱税疑惑も報じられる。加熱する報道を避けるため冬弥の部屋に...
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WHITE ALBUM 第二十三頁 看病や手料理を期待して、風邪をひきたくなる。後の苦しみは想像もしない
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「明星音楽祭」への出場が決定した由綺は、本番に向け練習に明け暮れる。一方M&MMからはめのうが出ることになった。知らせを聞いた理奈はめのうとナツコ...
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WHITE ALBUM 第二十二頁 口べたで悩んでる?目で会話してみるといい、すぐにしゃべりたくなるから
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家を飛び出したマナの行方を追ってはるかの山荘までやってきた冬弥。そこには捨てたはずのテニスの練習に打ち込むはるかがいた。美咲は田丸に突然声を掛けら...
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WHITE ALBUM 第二十一頁 別れ道まで戻りたいと思う。右にすれば良かったって。後悔だけのそんな道程
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冬弥達をつけまわしていた影…理奈のマネージャーだった平良木が物陰からカメラを構えていたところを田丸に声をかけられる。平良木は緒方プロ関係者への復讐を...
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WHITE ALBUM 第二十頁 恋愛は理屈じゃない。そう語り合う恋人達は、詩人、評論家、哲学者
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冬弥が帰宅すると部屋の前にめのうが待っていた。冬弥の部屋に上がっためのうは我が家のように気ままに振舞うが、現れた事務所のスタッフに連行されてしまう...
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WHITE ALBUM 第十八頁 虫が良すぎるんじゃない?殻に閉じこもってるくせに、閉所恐怖症なんて
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記者会見で明かされた理奈の移籍先。それはライバル関係にあると目されていた神崎樹のM&MMだった。理奈の移籍とほぼ同時に桜団も解散を発表し、副団長のサリ...
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WHITE ALBUM 第十七頁 バレてほしい嘘がある。信じてほしくないホントウがある。一つずつ、ある
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緒方プロからの独立を宣言した理奈を雨の中、由綺は必死に追いかけ、復帰を懇願する。しかし理奈の決心が翻ることはなかった。落ち着きを取り戻した由綺は、...
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WHITE ALBUM 第十六頁 小さい頃を想って、恥ずかしさに身悶えすることがある。それに比べれば
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正月を自宅で過ごす予定だった冬弥の父は容態が急変し、再び入院する。冬弥は父の容態が思わしくないことを知らされる。数日後、緒方プロで会議が開かれる。...
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WHITE ALBUM 第十五頁 見つからないものが、まわりを壊す。そこにないから、手の打ちようがない
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英二によるレッスンが中止になった由綺は冬弥の父が入院する病院を訪れた。屋上で語り合う冬弥と由綺。由綺は自らがふともらした一言から自分を責め始め、冬...
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WHITE ALBUM 第一頁 そう、あの時はもう、スイッチが入ってたんじゃないかなあ
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1986年11月-夕凪大学の二年生・藤井冬弥はある朝悪夢にうなされる。それは恋人である新人アイドル・森川由綺の夢…。寝坊でバイトを初日からすっぽかしてしま...