-
-
舞台 おおきく振りかぶって
祖父の経営する中高一貫校の中等部から県立西浦高校に進学した三橋廉。
中学時代は野球部のエース投手であったが、チームメイトから「ヒイキでエースをやらせてもらっている」とうとまれ続けたため、極端に弱気で卑屈な性格になってしまった。
暗い思い出をぬぐいきれないまま、野球への未練と共に放課後の野球グラウンドを眺めていると、新設されたばかりの硬式野球部の女性監督 百枝まりあから強引に入部させられてしまう。
部員はわずか10人、全員1年生の中で、はからずともエースを任される三橋。
三橋の秘めた力をいち早く見抜いた捕手 阿部隆也との出会い、あらたなチームメイトに支えられながら、エース三橋、そして西浦高校野球部の挑戦が始まる…。
-
おおきく振りかぶって 夏の大会編
大人気だったTVアニメ「おおきく振りかぶって」の第2シリーズ。
中学時代、経営者の孫と言うことで三星学園の“ひいき”でエースになっていた上に、マウンドを三年間ゆずらなかったためにチームメイトに嫌われ、悲しい中学時代を過ごしていたピッチャーの三橋廉。
中学卒業後、野球をやめる覚悟で西浦高校へ入学した三橋だが、人数不足の野球部のピッチャーになってしまい…。
-
おおきく振りかぶって
三橋廉は、すぐメソメソと泣いてしまう性格の野球少年。ポジションはピッチャー。
彼は中学時代、“学園の経営者の孫”という理由でエースになっていた。
そのくせ、3年間マウンドを誰にもゆずらなかった事でチームメイトに嫌われ、野球部は負け続けた。
その罪悪感から、彼は完全に自信を失ってしまっていた。
やがて中学を卒業した三橋は、エスカレーター式の三星学園ではなく、野球をやめる覚悟で西浦高校へ入学するが、その足はまっすぐに野球部のグラウンドへ向かっていた。