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わたしの幸せな結婚 第十三話
ついに、淑女レッスンの目標となっていたパーティの日がやってくる。冷酷無慈悲と噂される久堂清霞と正式な婚約に辿り着いたのは一体どんな令嬢であろうかと、来賓者たちの視線も熱い。美しいドレスをまとい、緊張しながらも立派に役目を果たす美世の姿に満足する葉月。清霞は、そんな美世に「会わせたい人がいる」と言って……。
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ドラマ版 ネコナデ
萌えてたまるか、たかが幼獣。
仕事一筋の部長が、人生で初めて癒されたのは子猫だった。
「真の癒しを手に入れるには、まず自分が変わらなければならない」
鬼塚汰朗。45歳、人事部長。冷血に社員をリストラし、会社でも家でも自分自身を律してきた男が、初めて心の底から癒されたものは猫だった…
株式会社デジタルドラグーンはロボット等を開発するIT関連企業。鬼塚汰朗は、その人事部長。ITバブルで膨れ上がった社員を冷徹にリストラし続ける男。通称「鬼汰朗」鬼塚は笑うことなく、冷静沈着、威圧的な風貌、社員の誰もが恐れていた。
今日も厳しいリストラ勧告を終えたその帰路。深夜までやっているドラッグストアで胃酸を押さえる薬を購入し、いつもの公園で飲んで、ベンチで一息つく鬼塚。そこで若いカップルがはしゃいでいる。足下には段ボールに入れられた子猫が数匹。鬼塚は「責任が持てないならちょっかいをかけるな」と一喝する。残された数匹の子猫。純粋無垢な目の輝き、愛くるしい仕草。鬼塚は誘惑に負けそうになる、が。「ネコナデ声はやめろ」鬼塚は公園を後にするのだった…
第一話 孤独じゃない男
第二話 気の迷いは、きっかけのシグナル
第三話 人生の辻褄は、ずっと後から合ってくる
第四話 世間じゃ、それを癒しと呼ぶ
第五話 一分いくらで働いてますか?
第六話 宝物のしまい場所
第七話 分かってないのは自分だと、認めたくない年頃
第八話 自分の限界値の、意外な低さに気付く時
第九話 久々に会った友人に全然変わらないねって言われて嬉しいですか?
第十話 人生のピークは、今だと言える勇気
第十一話 ふとした事で、逆上がりができるようになった時の気分
最終回 いつもの風景が、違って見えたら、吉日