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クズ悪役の自己救済システム(日本語吹替版)
修仙の世界を舞台に、登場人物はみんなイカれて傲慢なのに 、主役より強いキャラクターは出てこないという長編種馬小説『狂傲仙魔途(きょうごうせんまと)』。
トンデモ設定ばかりで伏線の回収もないその終わり方に納得できず、毒づいた言葉を書き込んだ沈垣(シェン・ユエン)は肉まんを喉に詰まらせて死んでしまう。
しかしあろうことかその小説の世界に転生して、主人公・洛氷河(ルオ・ビンハー)を苦しめるクズ悪役・沈清秋(シェン・チンチウ)になってしまった。
悪役の身に待ち受ける悲惨な結末を回避して生き延びるため、小説転生システムのルールを守りながら動き始める沈清秋(沈垣)だが、洛氷河の態度に変化が…。
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少女☆歌劇 レヴュースタァライト
『スタァ』――それは舞台の中心、「ポジション・ゼロ」に煌めく光。
心を震わせる歌声で、
躰が動きだす踊りで、
魂を揺さぶる演技で観る者を魅了する、舞台に咲き誇る華。
スタァに魅入られた『舞台少女』たちは、
夢の舞台に立つために演劇の学び舎『聖翔音楽学園』に集う。
愛城華恋。
天堂真矢。
星見純那。
露崎まひる。
大場なな。
西條クロディーヌ。
石動双葉。
花柳香子。
そして――神楽ひかり。
9人の舞台少女に突然届いた謎のメール。
「お持ちなさい あなたの望んだその星を」
それは『トップスタァ』の座をかけた、オーディションへの誘い。
同じ舞台にたつ仲間は、星を奪い合うライバルとなった。
剥き出しの情熱が、
愛ゆえの傲慢が、
譲れない執着が、舞台の上で激突し――
関係が、感情が、主役と敵役が、
緞帳が上がるたびに再生産されてゆく。
9人の舞台少女たちの、キラめきをかけた『レヴュー』。
「いつか、あの子と戦うことになっても――」
運命に導かれた舞台が、今――幕を開ける。
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sin 七つの大罪
汝、魔王崇拝の信徒となるか?
「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」
人間を”大罪”へ導く美しき魔王たち『七つの大罪』
堕落と快楽を貪る黙示録ファンタジーが今、開宴する―
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トリニティセブン
「傲慢(ごうまん)」「嫉妬(しっと)」「憤怒(ふんど)」「怠惰(たいだ)」「強欲(ごうよく)」「暴食(ぼうしょく)」「色欲(しきよく)」
それは、王立ビブリア学園に君臨する、7人の少女にかせられた罪(テーマ)。
世界を取り戻すため、少年はこの罪(テーマ)を支配することを決断した—-
その少年、春日アラタの知る日常は、「崩壊現象」と呼ばれる不可思議な事件によって、
従姉妹の聖ごと異空間に消えてしまった。崩壊現象を解明し、聖を取り戻すため、王立ビブリア学園に入学したアラタ。
そこに待っていたのは、テーマにより魔道を操る7人の少女たちだった。
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妖怪奇談
わたしが妖怪になる日
人間の醜い驕りや傲慢さが、心の闇とシンクロする時、ヒトは哀れな姿へ進化を遂げる。
切なく悲しい3篇の妖怪物語。
『かまいたち KAMAITACHI』
岩崎みひろは、どこにでもいるフリーター。バイト先でも普通に友達と付き合って、うまく生きていると本人は思っていた。普通よりも少し明るく、普通より少し可愛い。だが、そう思っているのは自分だけ。裏では高飛車な女だと思われ、陰口を叩かれていた。そんなみひろがバイト代をつぎ込み、命を懸けているのがネイルアート。神経質なまでに、爪に気を使い、毎日の手入れは欠かさない。
ある日、自分の爪が伸びるのが、異様に早いことに気が付く。ネイルサロンの店長に相談してみるが、人間の爪はそれほど早くは伸びないと、相手にしてもらえない。だが、伸びる勢いは止まらず、切ろうとすると激痛を伴い、指と同化している。日常生活にも支障をきたし、バイト仲間からは、露骨に文句を言われる。頭が混乱してきたみひろは、その鋭利な爪でバイト仲間を傷つけてしまう。返り血を浴び、爪の長いみひろは街中を逃げ惑う…
他、『ろくろ首 ROKURO』、『のっぺらぼう NOPPERA』の2篇が互いにシンクロしながら物語は進みます。