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アクエリオンロゴス
かつて、人の声が万物の真理を呼び起こしていた時代があった。だが、ある発明によって人類の歴史は大きな転換期を迎える。
「文字」それは優れた伝達手段として瞬く間に普及したが、声と真理との間に「ロゴスワールド」を誕生させてしまう。
それから数千年後――
文明の発達はロゴスワールドを肥大化させ、文字の暴走を引き起こした。これに対抗できるのは「創声力」と呼ばれる、
真理の力を引き出せる創声部の若者たち。阿佐ヶ谷に住む少年「灰吹陽」は、文字の暴走に遭遇し、現実世界に波及する混乱を前にして
、運命の声を発した。「叫べ、創声合体」と……。
ロゴスワールドを鎮める唯一の存在、「アクエリオン」が誕生したとき、文字を巡る新たな神話の1ページが幕を開ける。
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創聖のアクエリオン
創聖紀0011年の地球――人類は、その人口の
2/3を失っていた。11年前の大異変が原因で
ある。南極の氷が溶解し、1万2千年前に滅び
たはずのアトランディアが出現、翼をもつ
“堕天翅族”が蘇った。彼らは生物機械兵器
“神話獣”を次々と人類の都市に送り込み、人
間を捕獲していった。生体エネルギー“プ
ラーナ”を摂取するためである。一方、人類
は反撃を期して、海底遺跡から3機のハイブ
リッド戦闘機“ベクターマシン”を発掘してい
た。1万2千年前、堕天翅族を滅亡へ追い込ん
だとされる伝説の兵器である。ベクターマシ
ンが合体することにより、 “機械天使アクエ
リオン”が姿を現す。アクエリオンを動かす
には、マシンの機械生命と感応、共鳴できる
“エレメント”と呼ばれる人間が必要だ。それ
には特に鋭敏な五感や純真な魂が要求される
ため、10代半ばの少年少女たちがパイロット
として集められた。そして、ついに“機械天
使アクエリオン”の合体するときが来た・・・。