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劇場版「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女」
エインズワースとの激闘からひと時の休息。
美遊を救出したイリヤたちは、平行世界の衛宮士郎から美遊の過去、
この世界で起きた聖杯戦争のことを知らされる。
それは美遊の悲しい運命であり、美遊のために兄・士郎が
命を賭して歩んだ壮絶な戦いの物語だった。
人類の救済のために美遊を犠牲にするエインズワース。
美遊のために世界の敵となると決めた士郎。
相容れない2つの正義に、すべてを守ると誓うイリヤ。
「助けるよ。私はみんなが助かる道を探すって決めたから!」
大切な人たちと笑いあえる明日を作るために――。
魔法少女たちの戦いが、再びはじまる……!
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劇場版 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い
「話をしようと思う。俺と、美遊の……これまでの話を」
世界は滅びに向かって進んでいた。その歩みを止められるのは、〝聖杯〟たる美遊の犠牲のみ。世界か、美遊か——。
〝世界の救済〟を掲げるエインズワースが突きつけられた問いに対し、イリヤが出した答えは、両方救うという単純な〝ワガママ〟だった。
戦いは小休止を迎え、一行は美遊と士郎が育った家に身を寄せる。団らんのなか、士郎は、美遊との過去を話し始めた。あらゆる願いを無差別に叶える神稚児だった美遊。
士郎は、切嗣と暮らしていた家に、身寄りのない彼女を引き取った。それから、5年。二人は本当の兄妹のように平穏な暮らしを送ってきた。
しかし、そんな日常は突如として終わりを告げる。美遊の生家へと訪れた二人。その前に、美遊を“奇跡”として希求する樹里庵が姿を現し——。
美遊と士郎、エインズワースの因縁が、ここに語られる。