-
-
つくもがみ貸します
江戸は深川、仲町にて損料屋・出雲屋を営む、お紅と清次という姉弟がいた。損料屋というのは、日用品から骨董品、そして美術品とありとあらゆる品をいくらかで客に貸し出す商いのこと。
ただこの出雲屋が取り扱う道具たちが、他の店のものと一味も二味も違うのは、作られてから百年以上が過ぎ、魂を宿した「つくもがみ」という一種の妖のようなものになってしまっているところ。
お客の元に貸し出されては、色々な話を聞いて来て、噂話を繰り広げる「つくもがみ」たち。人が良く情け深いお紅と清次は、そんな「つくもがみ」たちの力を借りながらこの町で起こる大小さまざまな騒動を解決していく。
江戸の町に花開く「つくもがみ」と人間たちとが織り成す悲喜こもごもの人情噺、骨の髄までとくとご堪能あれ―――。
-
石川 温の「スマホ業界新聞」
「いま、スマートフォン業界に何が起こっているのか」
アップル・iPhoneの噂話から、Androidスマートフォンの新製品情報、キャリアの新サービスや海外市場の動向、ネットワーク障害まで、
スマホ業界には連日、ニュースがあふれている。日々、発信されるスマホのニュースはどれを読んだらいいのかわからないのが現状。ケ
ー
タイ・スマートフォンジャーナリストの石川 温が独自の取材網で集めた情報を厳選し、わかりやすく深い視点でスマホニュースを切って
いく「スマホ業界人の必読紙」。
-
テケテケ2
親友同士の水谷菜月(岩田さゆり)と中島玲
子(仲村みう)たちは、学校で友人たちと、
“テケテケ”の噂話しで盛り上がっていた。
「夜に赤い物を持っていたり、身につけたり
して踏切を渡ろうとすると、テケテケ、テケ
テケって変な音がして、後ろを振り向くとテ
ケテケがいる」、「違う、違う、踏切じゃな
いよ、電車の歩道橋だよ」、「それって呪文
を唱えれば助かるんじゃなかったっけ?」。
玲子は、性格のキツさから、友人の間では避
けられていた。ある日、文化祭委員の玲子
が、打ち合わせに参加しない刀根エリカ(松
嶋初音)を注意したことから、エリカたちに
無視されるようになる。ただ菜月だけは、今
までどおり親しく接していた。しかし、エリ
カたちが玲子の財布を盗んだことをきっかけ
に、玲子の様子がおかしくなる。玲子ににら
まれた者は、必ず死ぬのである。しかも、上
半身と下半身が切断されて・・・。菜月は、
玲子の異変に“テケテケ”の影を感じていた。
そして、偶然出会った武田慎(阿部進之介)
とともに、謎の解明に立ち上がるのである。
(C) 2009 アートポート