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薬屋のひとりごと
大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。
名前は、猫猫(マオマオ)。
花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。
ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。
今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っているという話を聞いた猫猫は、
興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。
美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫の能力を買い、帝の寵妃の毒見役に任命する。
人間には興味がないが、毒と薬への執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる後宮での噂や事件。
きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀には事欠かない後宮で
壬氏からどんどん面倒事を押し付けられ、嫌々ながらもその仕事をこなしていく猫猫。
稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。
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蒼天航路
およそ2000年前の、世にしおう「三国志」の巨大な物語。この群雄割拠、天下平定が望まれる時代に、
歴史は3人の男を世に送った。生まれは、蓆織りの男と、将軍の息子と、宦官の孫。
後に、蜀の劉備、呉の孫権、魏の曹操と呼ばれる。
主人公は、劉備ではなく、魏の初代帝王(武帝)・曹操。“乱世の奸雄”と呼ばれ、中国史上に巨大な悪名を残した英雄・曹操。
だが、その破格な生き方は、天に愛された者のみが持つ輝きに満ちている。
この物語は、その輝きによって照らし出される新たな「三国志」であり、曹操の幼年期からはじまり、曹操の死をもって終わる。