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潜水艦や機雷を撃破できるイスラエルの無人艇 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第503号
コメ0 NEWSを疑え! 102ヶ月前
共同通信は7月1日、防衛装備庁がイスラエルと無人偵察機を共同研究する準備を進めていると報道したが、同時にイスラエルの無人機メーカーが、「対潜水艦戦(ASW)は敵が潜水艦を保有することに比べてコストがかかり、費用対効果の面で不利」という常識を覆す無人艇を開発していることも、押さえておくべきだろう。...
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わかりますか? 自衛隊の「徽章」 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第502号
コメ0 NEWSを疑え! 102ヶ月前
Q:メルマガ2016年4月7日号の「『勲章』について考える」で、自衛隊の階級章・防衛記念章・職種徽章《きしょう》・各種徽章などに触れたところ、読者から、徽章とは何なのか詳しく知りたいという声がありました。今回は、徽章について教えてください。
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理にかなっていた北朝鮮のムスダン試射 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第501号
コメ0 NEWSを疑え! 102ヶ月前
北朝鮮は6月22日朝、南東部の元山≪ウォンサン≫付近の移動式発射装置から中距離弾道ミサイル2発を相次いで日本海上空へ発射し、翌日、「火星10号の試験発射を成功裏に行った」と発表した。米国はこの液体燃料ミサイルを2007年に発見しており、「ムスダン」と名付けていたが、陸上で発射されたことは今年4月までなかった。...
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500号記念──『葉隠』について - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第500号
コメ0 NEWSを疑え! 102ヶ月前
Q:小川さん、いつか打ち合わせの日程を決めるとき、「この日は夕方から佐賀県出身の弁護士さんに会う。会うとよく話に出るので『葉隠』《はがくれ》を読んでいる」というようなことを言っていませんでしたか?今回は創刊5年3ヵ月、第500号の記念号でもあり、第1000号を目指しての心構えとしても『葉隠』の話を聞かせて...
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フロリダ銃撃テロ報道に見る米国メディアのレベル - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第499号
コメ0 NEWSを疑え! 102ヶ月前
米フロリダ州における6月12日未明の銃撃テロ直後、現場のオーランド市警察本部長は、犯人が拳銃と「AR-15と同タイプのアサルトライフル(突撃銃)」を使用したと述べた。そもそもAR-15は、突撃銃としての連射機能のない半自動小銃なので、この発表は矛盾していた。同市警察は13日朝、犯人が使用したライフルはSIG(シグ...
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こんなにあるアメリカの軍事学校 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第498号
コメ0 NEWSを疑え! 102ヶ月前
Q:アメリカ大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏がニューヨーク軍事学校の出身という話(メルマガ第492号、2016年5月26日)で、アメリカには軍事学校が山ほどあると知りました。アメリカの教育・軍事制度上はどんな位置づけになっているのか、ほかにどんな卒業生がいるのか、教えてください。...
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多発する密造銃によるパレスチナの一匹狼テロ - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第497号
コメ0 NEWSを疑え! 102ヶ月前
イスラエルと占領地では2015年10月以後、パレスチナ人の若者が一人またはごく少人数で、イスラエル人を襲撃する事件が続いている。今年2月以後は、占領地で密造された短機関銃「カルロ」が、そうしたローンウルフ型(一匹狼)テロに使用されている。...
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日本で女性の潜水艦乗りは生まれるか - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第496号
コメ0 NEWSを疑え! 102ヶ月前
Q:2016年4月下旬、日本がオーストラリアに売り込もうとしていた潜水艦「そうりゅう」型の商談がご破算になった、と報じられました。今回は、潜水艦の話を聞かせてください。...
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シースパローで中国の超音速対艦ミサイルを防ぐ - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第495号
コメ0 NEWSを疑え! 103ヶ月前
5月23日号のテクノ・アイでは、米海軍を主力とする艦隊が、東アジアなどで中国などの多数の対艦ミサイルを迎撃する場合、長距離迎撃ミサイルよりも、一発の単価が安く、大量に搭載・発射可能な、射程30海里(55キロ)以下の兵器による迎撃のほうが有効とする分析を紹介した。...
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「テロリスト」は「真人間」になれるか? - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第494号
コメ0 NEWSを疑え! 103ヶ月前
Q:2016年4月上旬、「世界で一番貧しい大統領」こと南米ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領が来日しました。1960年代に極左都市ゲリラ「ツパマロス」に加わっていた彼は、見方によっては「元テロリスト」ともいえるわけでしょう。小川さんの考えを聞かせてください。...
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ズムウォルト級駆逐艦は特殊任務に投入される - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第493号
コメ0 NEWSを疑え! 103ヶ月前
米海軍は5月20日、新型駆逐艦「ズムウォルト」が試運転に合格したとして、ジェネラル・ダイナミクス社バス鉄工所(メイン州)から受領した。「ズムウォルト」は10月に就役した後、サンディエゴへ配備される予定となっている。...
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トランプは軍事アカデミー出身 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第492号
コメ0 NEWSを疑え! 103ヶ月前
Q:アメリカ大統領選挙の共和党候補指名争いで、不動産王ドナルド・トランプ氏の指名獲得が確実になりました。彼はニューヨーク州にある軍事アカデミーの出身とか。今回は、そんな話を聞かせてください。...
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米国のオフセット戦略は人工知能を活用 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第491号
コメ0 NEWSを疑え! 103ヶ月前
米国防総省の研究開発は2014年11月以後、オフセット戦略、つまり不利な条件を乗り越える戦略を中心に進められている。ここで言う不利な条件とは、米軍の戦力投射に欠かせないコンピュータネットワーク、人工衛星、航空機、空母など大型艦船、そして同盟国・友好国の飛行場や軍港に対する、仮想敵国やテロ組織の攻撃能力...
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ドローン──その大きさと機能 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第490号
コメ0 NEWSを疑え! 103ヶ月前
Q:熊本地震に関して、ドローンから撮影した映像が盛んに公開されています。2016年3月17日には、いわゆるドローン規制法(小型無人機等飛行禁止法)が衆議院で成立しました。今回はドローンについて話を聞かせてください。...
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米海兵隊がC-130とオスプレイの全機を武装化 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第489号
コメ0 NEWSを疑え! 103ヶ月前
米海兵隊はこのほど、地上目標に対する精密攻撃能力をKC-130Jスーパーハーキュリーズ空中給油・輸送機に与える、ハーベスト・ホークというキットを、保有する全てのKC-130JとMV-22オスプレイ輸送機に搭載することになった。海兵隊の航空担当副司令官のジョン・デービス中将が、米海軍協会ニュースの取材に明らかにした。...
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戦前の日本には「軍事学」がなかった? - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第488号
コメ0 NEWSを疑え! 103ヶ月前
Q:ノンフィクション作家で「昭和史を語り継ぐ会」主宰の保阪正康さんが、戦後70年を機に、戦前を振り返る発言を盛んにされています。たとえば「戦前の日本には『軍事学』がなかった」という。小川さんの考えを聞かせてください。...
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中国が極超音速滑空体の試射を続けている - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第487号
コメ0 NEWSを疑え! 104ヶ月前
ロシアは4月19日、シベリアからSS-19大陸間弾道ミサイル(ICBM)を用いて飛翔体を打ち上げ、マッハ5(秒速1.7キロ)以上の極超音速で大気上層を滑空させた後、地上へ落下させた。中国航天科工集団(CASIC)も4月22日、山西省太原衛星発射センターから弾道ミサイルを用いて極超音速滑空体を打ち上げ、最高速度マッハ10で...
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トランプで思い出すジリノフスキー - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第486号
コメ0 NEWSを疑え! 104ヶ月前
Q:2016年11月に大統領選挙を控えるアメリカでは、7月に民主党と共和党の大統領候補が決まります。予備選の指名争いでは民主党ヒラリー・クリントン、共和党ドナルド・トランプが優勢ですが、過激な発言を繰り返すトランプが「台風の目」ですね。どう見ていますか?...
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用途が見つかった?日本の余剰プルトニウム - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第485号
コメ0 NEWSを疑え! 104ヶ月前
米政府は核軍縮で余ったプルトニウムを、再び核兵器に用いることが難しい状態に希釈して、地層処分する方針を固めている。そして、意外にも日本の余剰プルトニウムが、この兵器級プルトニウムを希釈する材料として役立つ可能性が出てきているという。...
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北朝鮮ミサイル――森全体を見れば - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第484号
コメ0 NEWSを疑え! 104ヶ月前
Q:「水爆成功」と宣伝した核実験、いわゆる「弾道ミサイル」発射、日本海に向けたミサイルやロケット弾らしきものの発射など、北朝鮮の挑発的な行動が続いています。日本の報道を見ると、いまにも日本に「大陸間弾道ミサイル」が飛んでくるのでは、という雰囲気ですね。考えを聞かせてください。...
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オスプレイは進化を続ける - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第483号
コメ0 NEWSを疑え! 104ヶ月前
米空軍特殊作戦軍団は、垂直離着陸輸送機CV-22オスプレイの追加調達を要求し、改修を進める方針を明らかにした。昨年5月のハワイにおける海兵隊MV-22オスプレイの死亡事故の原因は、エンジンの吸気フィルターが砂ぼこりを十分除去できなかったことだが、空軍特殊作戦軍団はこの事故の前から同じ問題点の改修に着手してお...
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朝鮮半島問題の原点を知ろう - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第482号
コメ0 NEWSを疑え! 104ヶ月前
Q:朝日新聞が2016年2月13日、ドナルド・グレッグ氏のインタビュー記事を掲載しました。グレッグ氏は、朝鮮半島の分断は『桂・タフト協定』までさかのぼる、と言っています。小川さんの考えを聞かせてください。...
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イスラエルの関与でF-35の能力が向上 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第481号
コメ0 NEWSを疑え! 104ヶ月前
4月4日付けの専門紙ディフェンス・ニュースは、F-35戦闘機を導入するイスラエルが、独立した後方支援体制、国産の指揮・統制・通信・コンピュータ(C4)システムと兵器の搭載、外部燃料タンクの開発について、米国の協力を得ていると報じた。合計42機のF-35を導入する予定の航空自衛隊にとっても、見過ごすことのできな...
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「勲章」について考える - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第480号
コメ0 NEWSを疑え! 105ヶ月前
Q:前号メルマガの主人公、「アメリカ情報機関の父」や「CIAの父」と呼ばれたドノバンは、第一次世界大戦で名誉勲章、殊勲十字章、陸軍殊勲章、国家安全保障勲章の四つを受章した唯一のアメリカ人ということでした。こうした勲章というのは、日本ではどんな位置づけになっているのですか?自衛隊は、どのように考えてい...
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米国原子力艦船は高濃縮ウラン型から低濃縮ウラン型へ - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第479号
コメ0 NEWSを疑え! 105ヶ月前
米国は高濃縮ウラン(HEU)の転用による核テロと核拡散を防ぐため、日本など各国の研究用原子炉や医療用アイソトープ生産ラインの低濃縮ウラン(LEU)への転換を支援し、HEUを引き取って、核兵器に転用不可能な状態に希釈している。
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CIAの父・ドノバン - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第478号
コメ0 NEWSを疑え! 105ヶ月前
Q:日本にも巨大シンクタンクとしての情報機関が必要だ、情報機関と聞いて007のことだけをイメージするのは幼稚すぎる、という小川さんの考えは、当メルマガで何度か取り上げました。そこで、情報機関を作った人びとの話も聞いておきたいと思うのですが。
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日本がUAEの火星探査機を打ち上げ - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第477号
コメ0 NEWSを疑え! 105ヶ月前
アラブ首長国連邦宇宙機関(UAESA)は、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)と協力を推進するための協定を締結し、三菱重工に火星探査機の打ち上げ輸送サービスを発注した。JAXAと三菱重工が3月22日、アブダビで発表した。
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ジェーン年鑑を知っていますか - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第476号
コメ0 NEWSを疑え! 105ヶ月前
Q:軍事のことを調べると、よく『ジェーン海軍年鑑』のデータに行き当たります。『ミリタリー・バランス』もそうですが、日本の『防衛白書』に引用されるなど、世界各国の政府や軍隊、大学や研究機関が参考にするわけですね。こうした定番のリファレンス本は、どのように作られているのですか?…
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意外と知らないイランの軍事力 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第475号
コメ0 NEWSを疑え! 105ヶ月前
Q:2016年1月に、イランをめぐる大きな動きが二つありました。一つは、欧米のイランに対する経済制裁の解除。もう一つは、イランとサウジアラビアの国交断絶です。考えてみれば、私たちは「イランの軍事力」がどれほどのものか、よくわかっていないようです。新聞やテレビニュースで解説を見聞きした覚えもありません。...
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北朝鮮は核兵器を小型化している - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第474号
コメ0 NEWSを疑え! 105ヶ月前
北朝鮮の金正恩第1書記は3月9日、「核融合反応を即発させることのできる核弾頭を小型化し、弾道ミサイルに合わせて標準化しており、これは真の核抑止力といってよい」と、国営メディアを通じて主張した。…
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テレビは「口先ジャーナリズム」 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第473号
コメ0 NEWSを疑え! 106ヶ月前
Q:放送法第4条が定める「政治的な公平」の問題が議論されています。2016年2月には高市早苗・総務大臣が衆院予算委員会で、放送法4条違反による電波停止の可能性に言及、極めて慎重な配慮が必要としつつも、放送局が政治的に公平性を欠く放送を繰り返すときは、総務大臣の判断によって電波停止もありうる、という考えを...
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これがオスプレイの次の垂直離着陸機だ - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第472号
コメ0 NEWSを疑え! 106ヶ月前
垂直離着陸が可能で、ヘリコプターより速く飛ぶ輸送機は、米軍のV22オスプレイ(海兵隊型MV-22、空軍型CV-22)として既に実用化されているが、巡航速度と空中静止(ホバリング)の能力を高めた次世代機の開発が、試作段階に入った。…
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経済制裁に続く「海上封鎖」とは - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第471号
コメ0 NEWSを疑え! 106ヶ月前
Q:北朝鮮が相次いで実施した核実験(2016年1月6日)と人工衛星打ち上げを名目とする大陸間弾道ミサイル開発実験(2月7日)を受けて、日米韓が国連安保理の制裁発動を目指すなか、日本は独自制裁を決めました。米国と中国も「これまでにない厳しい内容」としてミサイル開発にも影響が出る航空燃料の輸出禁止をはじめ、...
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日本政府が見落とした海兵隊ヘリの更新 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第470号
コメ0 NEWSを疑え! 106ヶ月前
前号の『NEWSを疑え!』(2月25日号)のミリタリー・アイでは、2010年に鳩山由紀夫首相が米海兵隊普天間飛行場の沖縄県外への移設を断念する判断材料となったと報道されている文書の内容が、海兵隊の部隊配置とUH-1中型ヘリコプターの機種更新に関する基本的な事実と矛盾していることを指摘した。今回は、その機種更新を...