-
独裁者が権力を掌握した瞬間-『NEWSを疑え!』第777号(2019年6月13日号)
コメ0 NEWSを疑え! 66ヶ月前
Q: 2019年3月、北朝鮮で最高人民会議の代議員選挙がありましたが、金正恩《キム・ジョンウン》朝鮮労働党委員長は代議員になりませんでした。4月の最高人民会議では金正恩が国務委員会の委員長に再選され、指導部も刷新されました。独裁体制が一段と強化されたように見えます。小川さんの考えを聞かせてください。
-
米海兵隊は多様な航空機に電子戦能力を分散する 『NEWSを疑え!』第776号(2019年6月10日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 66ヶ月前
米海兵隊に1977年から配備されたEA-6Bプラウラー電子攻撃機が、3月8日退役し、最後の飛行隊だった第2海兵戦術電子戦飛行隊がノースカロライナ州チェリーポイント基地で解隊された。
-
大学と言っても、日本とは違う -『NEWSを疑え!』第775号(2019年6月6日号)
コメ0 NEWSを疑え! 66ヶ月前
Q:2019年4月のメルマガは、フランスのエリート教育(4日号)、世界の義務教育(25日号)など教育の話題が相次ぎました。日本の大学の凋落ぶりがよく話題になりますが、世界の大学についてはいかがですか?
-
実地試験が進む米海軍の艦載レーザー兵器 -『NEWSを疑え!』第774号(2019年6月3日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 66ヶ月前
米海軍が開発中のレーザー兵器には、対艦ミサイルを迎撃するための強力なものから、弱い光線によって無人航空機などの光学センサーを無力化する(目をくらます)ものまで、5種類がある。そのうち3種類が今年、揚陸艦と駆逐艦に搭載され、海上での使用状況に基づくデータが開発組織に提供される。
-
F-35戦闘機には複座型はない -『NEWSを疑え!』第773号(2019年5月30日号)
コメ0 NEWSを疑え! 66ヶ月前
Q:航空自衛隊の最新鋭戦闘機F-35Aが太平洋上で消息を絶ち、墜落が確認されてから、ひと月半ほどがたちました。まだ断定的なことはいえない段階と思いますが、事故をどう見ますか? 戦闘機パイロットの養成についても、解説してください。
-
対潜ヘリでインドは米国のFMSを値切っている -『NEWSを疑え!』第772号(2019年5月27日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 66ヶ月前
米国務省は4月2日、インドに対するMH-60R多用途ヘリコプター24機および関連機器の輸出を承認したと発表した。輸出の方式は、米国防総省の国防安全保障協力局が輸出窓口となるFMS(対外有償軍事援助)である。国務省は約26億ドル(2900億円)という価格を示しているが、ヘリの機数と価格については米印両政府が交渉を続け...
-
軍事報道に欠けている視点 -『NEWSを疑え!』第771号(2019年5月23日号)
コメ0 NEWSを疑え! 66ヶ月前
Q:2019年3月31日、朝日新聞が一面トップで「在沖海兵隊、年100日超は海外 米公文書で裏付け」と報じました。米海兵隊が長く海外に出ているなら日本に駐留する必要はないのでは、という印象を与えられる記事です。どう考えますか?
-
ミサイル開発をめぐるロシア・インド・イスラエルの関係が面白い-『NEWSを疑え!』第770号(2019年5月20日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 67ヶ月前
インド海軍は5月17日、水上艦が発射した防空ミサイルを別の水上艦が管制する、共同交戦能力を実証したと発表した。アラビア海沿岸でコルカタ級駆逐艦「コーチ」「チェンナイ」が複数の標的に向けて中距離防空ミサイルMRSAMを発射し、うち1隻が全部のミサイルを管制・誘導した。
-
日米関係と台湾の軍事力 -『NEWSを疑え!』第769号(2019年5月16日号)
コメ0 NEWSを疑え! 67ヶ月前
Q:メルマガの編集後記で小川さんは、2019年3月の台湾講演をふまえ、「日台の連携強化」の必要性を語っています。具体的には、どういうことですか? 台湾の軍事力について私たちはよく知りませんから、あわせて解説をお願いします。
-
北朝鮮は「準弾道ミサイル」を試射-『NEWSを疑え!』第768号(2019年5月13日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 67ヶ月前
北朝鮮は5月4日、多連装ロケット2種類および「戦術誘導兵器」の短距離弾道ミサイルを試射し、9日も同じミサイルを試射した。このミサイルは、低い弾道によって常に空力制御を可能にするため、一般的な弾道ミサイルよりも命中精度が高くて迎撃が難しい、準弾道ミサイルである。
-
三戦、ハイブリッド戦争のルーツ-『NEWSを疑え!』第767号(2019年5月9日号)
コメ0 NEWSを疑え! 67ヶ月前
Q:中国の戦略というか、戦争のとらえ方に、「超限戦」というものがありますね。今回は、これを解説してください。
-
参考にしたい世界の義務教育 -『NEWSを疑え!』第766号(2019年4月25日号)
コメ0 NEWSを疑え! 67ヶ月前
Q:新しい元号が「令和」と決まり、メディアは平成年間を振り返る特集を盛んに組んでいます。それにつけても気になるのは、若い人たちは歴史や地理の基本がちゃんと頭に入っているのだろうか、ということです。いかがですか?
-
海水ウランの回収で核燃料再処理は不要になる -『NEWSを疑え!』第765号(2019年4月22日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 68ヶ月前
原子炉で使用した核燃料から、核分裂性のプルトニウムを取り出す再処理という工程は、核兵器製造のために実用化された後、旧ソ連、英国、フランス、インドなどで、原発の核燃料サイクルを確立し、ウランを節約するために進められてきた。日本は六ヶ所再処理工場の建設を、建設費の高騰(当初発表7600億円、現在3兆円以上...
-
クラス――アメリカの社会階級 -『NEWSを疑え!』第764号(2019年4月18日号)
コメ0 NEWSを疑え! 68ヶ月前
Q:最近のメルマガで貴族に関する爵位の話、フランスエリートの話と、ヨーロッパの社会階級にまつわるテーマが出ました。そこで思ったのが、アメリカには貴族はいないが、そうそう平等とも思えない、アメリカの"階級"はどうなっているのだろう、ということです。いかがですか?
-
米国防総省が衛星打ち上げ即応能力コンテスト -『NEWSを疑え!』第763号(2019年4月15日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 68ヶ月前
米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)は、注文に即応して人工衛星を打ち上げる能力を競うコンテスト「DARPAローンチ・チャレンジ」を、2020年初めに予定しており、このほど参加する3社を選定した。
-
アメリカ国民の「武装する権利」-『NEWSを疑え!』第762号(2019年4月11日号)
コメ0 NEWSを疑え! 68ヶ月前
Q:2019年3月15日午後(現地時間)、ニュージーランド第3の大都市クライストチャーチでモスク2カ所を連続して襲う銃乱射事件が発生、50人が死亡、数十人が負傷し、同国最悪の犯罪となりました。アメリカはじめ各国で銃乱射事件が後を絶たず、市民が銃で武装することの是非や規制のあり方が議論されています。どう考えま...
-
「はやぶさ2」の衝突装置は、地球上では自己鍛造弾という兵器-『NEWSを疑え!』第761号(2019年4月8日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 68ヶ月前
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」から分離された衝突装置は4月5日、小惑星 「リュウグウ」に約2キログラムの銅の塊を撃ち込み、人工クレーターを作る実験に成功した。
-
ゴーンを生み出したフランスのエリート主義-『NEWSを疑え!』第760号(2019年4月4日号)
コメ0 NEWSを疑え! 68ヶ月前
Q:ルノー・日産・三菱アライアンス(企業連合)の社長兼最高経営責任者(CEO)などを務めていたカルロス・ゴーン氏が2018年11月9日、金融商品取引法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕された事件は、国際的にも大きな衝撃を与えました。彼の経歴を見ると、グランゼコールというフランスの独特な高等教育機関の一つ、パリ...
-
米陸軍の次期無人偵察機は垂直離着陸機 -『NEWSを疑え!』第759号(2019年4月1日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 68ヶ月前
米陸軍は3月28日、現在の戦術無人偵察機RQ-7シャドーの後継機候補を、RQ-7のメーカーのテキストロンAAIと、新興企業マーティンUAVに試作させる契約を発表した。両社は6個旅団の無人航空機小隊各1個に試作機を納入し、陸軍は部隊対抗演習などによる評価をもとに、2022年3月までに合計9950万ドル(109億円)の注文を両社に...
-
爵位の話、知っていますか -『NEWSを疑え!』第758号(2019年3月28日号)
コメ0 NEWSを疑え! 68ヶ月前
Q:メルマガの首脳会談の回(3月7日号「首脳会談が歴史を動かす」)で、大戦時の英首相チャーチルの祖父は公爵、父はその三男で名誉称号がLord(卿)。でも、本人に位階や称号はなく、父と同様に身分は平民という話がありました。日本では身近ではありませんが、欧米人と話すときは話題に出ることがあります。公爵や男...
-
米陸軍UH-60後継は複合ヘリかティルトローター機か -『NEWSを疑え!』第757号(2019年3月25日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 68ヶ月前
米陸軍はUH-60汎用ヘリコプターとその派生型を約2200機運用しており、その後継機として「将来型長距離強襲航空機(FLRAA)」を2020年代から調達する。その候補機としてシコルスキー・エアクラフトとボーイングが開発中の、SB>1ディファイアントが3月21日、フロリダ州南部のシコルスキーの施設で初飛行した。SB>1は巡航速...
-
米海軍が10隻調達する2000トンの無人艦 -『NEWSを疑え!』第756号(2019年3月18日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 69ヶ月前
米海軍は2025年までに10隻の無人水上艦(大排水量無人水上艦船=LDUSV)を合計27億ドル(3000億円)で調達する計画を議会に提出した。この船は全長60-90メートル、排水量2000トンと、既存の無人船より大きく、対潜水艦戦(ASW)や電子戦を無人水上艦艇で行う米海軍の構想を大きく前進させる。
-
韓国国会議長を「入国禁止」にする-『NEWSを疑え!』第755号(2019年3月14日号)
コメ0 NEWSを疑え! 69ヶ月前
Q:いわゆる「元徴用工」(旧朝鮮半島出身労働者)への賠償問題や、韓国駆逐艦の火器管制レーダー照射問題で日韓関係がぎくしゃくするなか、韓国国会の文喜相《ムン・ヒサン》議長が2019年2月7日、従軍慰安婦問題で「日本の首相か天皇がおばあさんの手を握り一言謝罪すれば解決する」と発言、日本では批判や反発どころ...
-
F-35を支援する戦闘機型無人機が実証飛行 -『NEWSを疑え!』第754号(2019年3月11日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 69ヶ月前
『NEWSを疑え!』3月4日号では、豪国防省とボーイングが、有人航空機と連携して航空作戦を行う無人機の実物大模型を公開したことを報じたが、そのような「ロイヤル・ウィングマン」(忠実な僚機)の実証機が3月5日、米国で飛行した。
-
首脳会談が歴史を動かす -『NEWSを疑え!』第753号(2019年3月7日号)
コメ0 NEWSを疑え! 69ヶ月前
Q:2019年1月22日に安倍晋三首相とプーチン・ロシア大統領が25回目の日露首脳会談を、2月27~28日にはトランプ米大統領と金正恩・朝鮮労働党委員長がハノイで2度目の首脳会談をおこないました。どちらも問題解決まで長い時間がかかりそうですが、成果が見えないからといって無駄とか失敗とかとは決めつけられないでしょ...
-
ボーイングと豪州が開発する「忠実な僚機」 -『NEWSを疑え!』第752号(2019年3月4日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 69ヶ月前
ボーイングの豪州法人は2月27日、既存の有人航空機と連携して航空作戦の距離を伸ばし、種類を拡大させる無人機「ボーイング航空戦力チーム化システム」を開発中であると発表した。ボーイングが米国外で行い、公表している無人機開発事業のなかでは、このプロジェクトは最大のものだ。
-
領土問題の解決には順序がある -『NEWSを疑え!』第751号(2019年2月28日号)
コメ0 NEWSを疑え! 69ヶ月前
Q:安倍晋三首相は、2018年11月から19年1月までにプーチン・ロシア大統領と首脳会談を3回おこない、北方領土問題を含むロシアとの平和条約交渉を進めています。今回は、日本がかかえる領土問題について、尖閣諸島や竹島の問題も含めて解説してください。
-
ヘリコプターの貨物輸送の「近代兵器」-『NEWSを疑え!』第750号(2019年2月25日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 69ヶ月前
ヘリコプターのフックにワイヤーロープなどで貨物を掛け外しする作業は、米陸軍の場合、ホバリング(空中停止)しているヘリの下に2-4人を配置して行っている。夜間や砂嵐のため視界が効かなかったり、風が強かったりするときに、高さのある貨物の上で人が作業すると、ヘリと人が衝突する危険が生じる。
-
ヘイト・レイシズムを考える -『NEWSを疑え!』第749号(2019年2月21日号)
コメ0 NEWSを疑え! 70ヶ月前
Q:ネットで目にしたのですが、韓国海軍レーダー照射事件に関する小川さんのツイートをきっかけに、ツイッターなどSNSで小川さんの発言を「レイシャルハラスメント」と問題視している人がいました。どのような経緯でそうなり、小川さんはどんなことを考えたのですか? 今回は、とくにコリアンに対するヘイト、レイシズ...
-
これが最先端を行く米軍の戦傷救護だ -『NEWSを疑え!』第748号(2019年2月18日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 70ヶ月前
米軍の戦傷者の救命率は、朝鮮戦争・ベトナム戦争・湾岸戦争を通じて約75パーセントにとどまっていたが、今世紀のアフガニスタンとイラクの戦争の間に大幅に改善され、2016年には90パーセントを超えた。アフガン・イラク両国では即製爆発装置(IED)が米軍人の負傷の主な原因であり、しだいに強力になったにもかかわらず...
-
韓国海軍の位置づけと気質は?-『NEWSを疑え!』第747号(2019年2月14日号)
コメ0 NEWSを疑え! 70ヶ月前
Q:2018年12月20日に発生した韓国海軍駆逐艦によるレーダー照射事件は、19年1月21日に防衛省が「協議継続は困難」とし「最終見解」とレーダー探知音などを公開しましたが、結局うやむやなままに収束しそうな気配です。その韓国海軍は、陸軍中心でやってきた韓国軍にあってどんな位置づけになっているのか。とくに日本に...
-
月面裏側へ軟着陸した中国-『NEWSを疑え!』第746号(2019年2月7日号)
コメ0 NEWSを疑え! 70ヶ月前
Q:中国政府は2019年1月3日、中国の無人探査機「嫦娥《じょうが》4号」が世界初となる月面裏側への軟着陸に成功した、と発表しました。探査機は月表面の構造や鉱物成分を調査するといいます。今回は、中国の宇宙開発の話をお願いします。
-
米国の新型空母は作戦行動できない? -『NEWSを疑え!』第743号(2019年1月28日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 70ヶ月前
米国防総省運用試験評価部長(DOT&E)は1月31日、同省と軍による兵器や情報システムの開発状況に関する、2018年度分(17年10月から18年9月まで)の報告書を議会に提出し、公開した。報告書で特に目を引くのは、海軍が新型空母1番艦「ジェラルド・R・フォード」の作戦行動を可能にするため行っている作業の進捗状況に対す...
-
これが国際政治学の必読書だ -『NEWSを疑え!』第744号(2019年1月31日号)
コメ0 NEWSを疑え! 70ヶ月前
Q:このメルマガでは、しばしば「抑止力」の問題が取り上げられ、ノーベル経済学賞を受賞したトーマス・シェリングの著書『軍備と影響力』がよく引用されます。ゲーム理論で知られる泰斗です。国際政治学の分野で、これ以外に読むべき本があれば、押さえておきたいと思うのですが、いかがですか? 日本の学者の書いた...