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「艦これ」いつかあの海で
在りし日の艦艇の魂を、その身に宿す少女、「艦娘」。
海の底より生まれくる敵性艦艇群「深海棲艦」と呼ばれる異形の敵に、唯一対抗できる存在である彼女たちは、人々と海を護るべく戦いの中に身を置いていた。
しかし、圧倒的な物量を誇る深海棲艦隊の前に、彼女たちは傷つき、あるいは斃れ、戦局は大きく傾きつつあった。
その中で、新たな艦隊に配属される駆逐艦「時雨」。
彼女が配属された新たな艦隊は「第一遊撃部隊」、その「第三部隊」(1YB3H)。だがその艦隊は、後方に配備されていた旧式戦艦「山城」「扶桑」、そして唯一艦の航空巡洋艦「最上」と駆逐艦四杯という、「寄せ集め」ともいえるような部隊だった。
残存戦力の総力を挙げた起死回生を企図した作戦の一翼として、主力部隊を援護するための囮にも見える任務で運命の海峡へと出撃に向かう「時雨」たち1YB3H。激しさを増す戦いの中で、彼女たちを待ち受けるものは——。
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サクラダリセット
住人の半数が特別な能力を持つ街、咲良田(さくらだ)。
過去に体験したすべての記憶を思い出すことができる【記憶保持】の能力を持つ浅井ケイと、〝世界を最大3日分巻き戻す能力〟【リセット】を持つ春埼美空。
彼女自身も、【リセット】の影響で、記憶を失ってしまうが、【リセット】によって記憶を失わないケイと力を合わせることで、二人は過去をやり直し、現在(いま)を変えることができる―。
しかし、その二人にもやり直せない“過去”があった。それは、二年前に同級生の相麻菫を【リセット】の影響で失ってしまったこと。
二人は【奉仕クラブ】という部活に所属し、生徒たちの様々な依頼をこなす日々を送りながら、相麻菫を生き返らせる方法を探っていた。
そんな彼らのもとにある依頼が舞い込む―「死んだ猫を生き返らせてほしい」。
過去に起こった“悲しみ”を消すために、少年と少女は時を駆け巡り、世界を変えていく―
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ハルチカ-ハルタとチカは青春する-
春――それは新たな出会いと思わぬ再会、そしてミステリアスな旋律と共に幕を開ける。
高校への進学を機に、吹奏楽を始めることを決意した穂村千夏(チカ)。目指すは華麗で乙女なキュートガール。音楽講師・草壁と出会い、憧れを募らせるチカだったが、幼なじみの上条春太(ハルタ)との再会に廃部寸前の吹奏楽部と、チカの青春は思いもよらない方向へ……。
部員集めに翻弄する日々と、仲間たちと交わす友情、そして次々に現れる謎(ミステリ)。
チカとハルタの奏でる音楽がいま、高らかに鳴り響く!
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空戦魔導士候補生の教官
地上を≪魔甲蟲≫と呼ばれる魔物に支配され、天空の浮遊都市へ追いやられた人類は、≪魔甲蟲≫に対抗しうる存在――空戦魔導士を生み出した。
空戦魔導士の育成機関である学園浮遊都市≪ミストガン≫の生徒、カナタ・エイジは≪黒の剣聖(クロノス)≫の称号を持つエリートエース。しかし、今では"とある事件"から「裏切り者」の烙印を押され、前線を退いていた。
そんなカナタが、"落ちこぼれ"と揶揄されるE601小隊の教官に任命される。
この小隊に所属するのは、一癖も二癖もある3人の少女。彼女たちに叩き込むカナタの指導法は、荒唐無稽な常識外のものばかりで……。
「俺がお前たちを最強の空戦魔導士にしてやるよ」
"裏切り者"教官の型破りな指導で「最強の空戦魔導士」を目指す"落ちこぼれ"少女たちの成長の物語が今、始まる!
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悪魔のリドル
舞台となるミョウジョウ学園10年黒組は、
たったひとりの標的(ターゲット)とそれを
狙う女子高生暗殺者12人で構成されていた。
ひとり命を狙われながらも必ず生きて卒業す
ると誓う一ノ瀬晴。
彼女が標的だと気づきつつも、距離が縮まる
につれ、晴がもつあたたかさに次第に惹かれ
ていく東兎角。
クラスメイトが刃を剥くとき、兎角は晴の守
護者として立ち向かうのか、それとも……?