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ハルチカ-ハルタとチカは青春する-
春――それは新たな出会いと思わぬ再会、そしてミステリアスな旋律と共に幕を開ける。
高校への進学を機に、吹奏楽を始めることを決意した穂村千夏(チカ)。目指すは華麗で乙女なキュートガール。音楽講師・草壁と出会い、憧れを募らせるチカだったが、幼なじみの上条春太(ハルタ)との再会に廃部寸前の吹奏楽部と、チカの青春は思いもよらない方向へ……。
部員集めに翻弄する日々と、仲間たちと交わす友情、そして次々に現れる謎(ミステリ)。
チカとハルタの奏でる音楽がいま、高らかに鳴り響く!
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凪のあすから
その昔、人間は皆、海に住んでいた。
でも、陸に憧れた人たちは海を捨てた。
海で暮らせるように海神様がくれた、特別な
羽衣を脱ぎ捨てて……。
海で暮らす人、陸で暮らす人、
住む場所が分かれ、考え方は相容れずとも、
元は同じ人間同士、わずかながらも交流は続
き時は流れた。
海底にある海村で暮らす
先島 光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊
佐木 要と
地上に暮らす木原 紡。
海と陸。
中学二年生という同じ年代を過ごしながら
今まで出会うことのなかった彼らが出会った時、
潮の満ち引きのように彼らの心も揺れ動く。
ちょっと不思議な世界で繰り広げられる
少年少女たちの青の御伽話
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TARI TARI
大人と呼ぶには幼くでも自分たちはもう子供
ではないと思っている高校生。
ある日を境に音楽から離れた坂井和奏。
歌うことを諦めきれない宮本来夏。
親友のために力を貸す沖田紗羽。
笑ったり喧嘩したり悩んだり恋をした
り・・・・・・。
ありふれた日常を送りつつ、少しずつ少しず
つ前に進む少女達。
時には回り道をしながら、ひとりでは無理か
もしれないけれど
親友がいればいつかきっと--。
和奏、来夏、紗羽そして彼女達の奏でるアン
サンブルが、音楽の力が
小さくも煌びやかな物語を紡ぎ出す。
高校生活最後の夏。
それは夢を諦めるにはまだ少し早い季節。
江ノ島に響く歌声が今日も僕らを勇気付ける。