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兼好法師の自慢話「徒然草気まま読み」#163(最終回)
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長らくお楽しみいただいた「徒然草気まま読み」、今回が最終回となります!最後に扱うのは、第二百三十八段。一部を紹介すると…一、賢助僧正に伴ひて、加持香...
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ある貴族の逸話「徒然草気まま読み」#162
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今回扱うのは、第百九十六段。前半部分を紹介すると…東大寺の神輿(しんよ)、東寺の若宮より歸座のとき、源氏の公卿參られけるに、この殿大將(たいしゃう)...
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手近なことをきちんとすべし「徒然草気まま読み」#161
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今回扱うのは、第百七十一段。最初の部分を紹介すると…貝をおほふ人の、わが前なるをばおきて、よそを見渡して、人の袖の陰、膝の下まで目をくばる間(ま)に...
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落馬の相「徒然草気まま読み」#160
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今回扱うのは、第百四十五段。全文を紹介すると…御隨身秦重躬(しげみ)、北面の下野入道信願を、「落馬の相ある人なり。よく\/愼み給へ。」といひけるを、...
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求道一徹「徒然草気まま読み」#159
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今回扱うのは、第百四十四段。前半を紹介すると…栂尾の上人道を過ぎたまひけるに、河にて馬洗ふ男、「あし\/〔足を洗ふため足と云つたのを阿字と聞いた〕。...
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人の臨終の有様「徒然草気まま読み」#158
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今回扱うのは、第百四十三段。全文を紹介すると…人の終焉の有樣のいみじかりし事など、人の語るを聞くに、たゞ、「靜かにして亂れず。」といはば心にくかるべ...
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京の人、吾妻の人「徒然草気まま読み」#157
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今回扱うのは、第百四十一段。冒頭を紹介すると…悲田院の尭蓮上人は、俗姓は三浦のなにがしとかや、雙なき武者なり。故郷の人の來りて物がたりすとて、「吾妻...
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己自身を知れ「徒然草気まま読み」#156
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今回扱うのは、第百三十四段。冒頭を紹介すると…高倉院の法華堂の三昧僧何某の律師とかやいふ者、ある時鏡を取りて顔をつくづくと見て、我が貌の醜くあさまし...
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兼好法師の教養論「徒然草気まま読み」#155
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今回扱うのは、第百二十二段。冒頭を紹介すると…人の才能は、文明らかにして、聖の教へを知れるを第一とす。次には手かく事、旨とする事はなくとも、これを習...
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未練の狐「徒然草気まま読み」#154
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今回扱うのは、第二百三十段。全文を紹介すると…五條の内裏には妖物(ばけもの)ありけり。藤(とうの)大納言殿語られ侍りしは、殿上人ども、黑戸にて棊をう...
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味噌があれば酒は呑める「徒然草気まま読み」#153
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今回扱うのは、第二百十五段。冒頭部分を紹介すると…平宣時朝臣、老いの後昔語に、「最明寺入道、ある宵の間によばるゝ事ありしに、『やがて。』と申しながら...
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人生は不確実なり「徒然草気まま読み」#152
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今回扱うのは、第百八十九段。前半を紹介すると…今日はその事をなさむと思へど、あらぬ急ぎまづ出で來て紛れ暮し、待つ人は障りありて、頼めぬ人はきたり、頼...
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大に慣れれば小を顧みない「徒然草気まま読み」#151
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今回扱うのは、第百七十四段。全文を紹介すると…小鷹によき犬、大鷹に使ひぬれば、小鷹に惡くなるといふ。大に就き小を捨つる理まことにしかなり。人事多かる...
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浄土宗随一の学者僧侶「徒然草気まま読み」#150
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今回扱うのは、第百二十四段。全文を紹介すると…是法法師は、淨土宗に恥ぢずと雖も、學匠をたてず、たゞ明暮念佛して、やすらかに世を過すありさま、いとあら...
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心の重大さ「徒然草気まま読み」#149
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今回扱うのは、第百二十九段。冒頭を紹介すると…顔囘は、志人に勞を施さじとなり。すべて人を苦しめ、物を虐(しへた)ぐる事、賎しき民の志をも奪ふべからず...
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狆(チン)に似た僧侶「徒然草気まま読み」#148
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今回扱うのは、第百二十五段。前半を紹介すると…人に後れて、四十九日(なゝなぬか)の佛事に、ある聖を請じ侍りしに、説法いみじくして皆人涙を流しけり。導...
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下手なとぼけ方「徒然草気まま読み」#147
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今回扱うのは、第九十段。全文を紹介すると…大納言法印のめしつかひし乙鶴丸、やすら殿といふ者を知りて、常にゆき通ひしに、ある時いでて歸り來(きた)るを...
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頂点を極めず「徒然草気まま読み」#146
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今回扱うのは、第八十三段。前半を紹介すると…竹林院入道左大臣殿、太政大臣にあがり給はむに、何の滯りかおはせむなれども、「珍しげなし。一の上(かみ)に...
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豆と豆殻の会話「徒然草気まま読み」#145
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今回扱うのは、第六十九段。一部紹介すると…書寫の上人は、法華讀誦の功積りて、六根淨にかなへる人なりけり。旅の假屋に立ち入られけるに、豆の殻を焚きて豆...
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夜の魅力「徒然草気まま読み」#144
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今回扱うのは、第百九十一段。冒頭部分を紹介すると…夜に入りて物のはえ無しといふ人、いと口惜し。萬の物のきら、飾り、色ふしも、夜のみこそめでたけれ。晝...
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寸陰惜しむ人なし「徒然草気まま読み」#143
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今回扱うのは、第百八段。冒頭部分を紹介すると…寸陰惜しむ人なし。これよく知れるか、愚かなるか。愚かにして怠る人の爲にいはば、一錢輕しと雖も、これを累...
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荒れたる宿の「徒然草気まま読み」#142
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今回扱うのは、第百四段。冒頭部分を紹介すると…荒れたる宿の人目なきに、女の憚る事あるころにて、つれづれと籠り居たるを、ある人とぶらひ給はむとて、夕月...
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又五郎の凄さ「徒然草気まま読み」#141
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今回扱うのは、第百二段。前半部分を紹介すると…尹(いんの)大納言光忠入道、追儺の上卿(しゃうけい)を務められけるに、洞院右大臣殿に次第を申し請けられ...
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楽器のせいではない「徒然草気まま読み」#140
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今回扱うのは、第二百十九段。冒頭、一部だけ紹介すると…四條黄門命ぜられて曰く、「龍秋は道にとりてはやんごとなき者なり。先日來りて曰く、…以下、笛の構...
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素直な命名「徒然草気まま読み」#139
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今回扱うのは、第百十六段。全文を紹介すると…寺院の號、さらぬ萬の物にも名をつくること、昔の人は少しも求めず、唯ありの侭に安くつけけるなり。この頃は、...
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日暮れて道遠し「徒然草気まま読み」#138
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今回扱うのは、第百十二段。冒頭を紹介すると…明日は遠國(ゑんごく)へ赴くべしと聞かむ人に、心しづかになすべからむわざをば、人いひかけてむや。俄の大事...
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世間に疎くあれ「徒然草気まま読み」#137
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今回扱うのは、第七十六段。全文を紹介すると…世のおぼえ花やかなるあたりに、嘆きも喜びもありて、人多く往きとぶらふ中(うち)に、聖法師の交りて、いひ入...
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待つのは老いと死「徒然草気まま読み」#136
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今回扱うのは、第七十四段。前半部分を紹介すると…蟻の如くに集りて、東西にいそぎ南北に走る。貴(たか)きあり、賎しきあり、老いたるあり、若きあり、行く...
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強盗法印の話「徒然草気まま読み」#135
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今回扱うのは、第四十六段。と、その前に今回は徒然草と全く関係ない余談から。新型コロナウイルスの接種券がいち早く届いて、それをゴー宣道場で披露した高...
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平家物語の作者「徒然草気まま読み」#134
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今回扱うのは、第二百二十六段。前半を紹介すると…後鳥羽院の御時、信濃前司行長稽古の譽ありけるが、樂府の御論議の番に召されて、七徳の舞を二つ忘れたりけ...
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「エビデンスを重んじた僧侶」徒然草気まま読み#132
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今回扱うのは、第二百二段。一部を紹介すると…竹谷の乘願房、東二條院へ參られたりけるに、「亡者の追善には何事か勝利多き。」と尋ねさせ給ひければ、「光明...
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「悪事のついで」徒然草気まま読み#131
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今回扱うのは、第二百九段。全文を紹介すると…人の田を論ずるもの、訟(うた)へにまけて嫉(ねた)さに、その田を刈りて取れとて、人をつかはしけるに、まづ...