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猫又出現! 『徒然草 気まま読み』#34
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今回扱うのは、第八十九段。山奥に猫又という妖怪がいて、人を食うそうだとある人が言うと、またある人が、山奥でなくても、この辺でも年を取った猫が妖怪に...
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子は不要 『徒然草 気まま読み』#33
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今回扱うのは、第六段。冒頭で「我が身のやんごとなからんにも、まして數ならざらんにも、子といふもの無くてありなん」と言い切る兼好。前回扱った段では「...
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妻帯するな! 『徒然草 気まま読み』#32
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今回扱うのは、第五十六段。一部を紹介すると…妻といふものこそ、男の持つまじきものなれ。「いつも獨り住みにて」など聞くこそ、心憎けれ。 「たれがしが婿...
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話し方で人品が知れる 『徒然草 気まま読み』#31
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今回扱うのは、第五十六段。一部を紹介すると…久しく隔たりて逢ひたる人の、わが方にありつる事、數々に殘りなく語り續くるこそあいなけれ。隔てなく馴れぬる...
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旅の効用 『徒然草 気まま読み』#30
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今回扱うのは、第十五段。全文を紹介すると…いづくにもあれ、暫し旅立ちたるこそ、目さむる心地すれ。そのわたり、こゝかしこ見ありき、田舎びたる所、山里な...
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倹約を旨とすべし 『徒然草 気まま読み』#29
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今回扱うのは、第二段。全文を紹介すると…いにしへの聖の御代の政をも忘れ、民の愁へ、國のそこなはるゝをも知らず、萬にきよらを盡して、いみじと思ひ、所狭...
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真の専門家とは 『徒然草 気まま読み』#28
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今回扱うのは、第百八十七段。全文を紹介すると…萬の道の人、たとひ不堪なりといへども、堪能の非家の人にならぶ時、必ずまさることは、たゆみなくまさること...
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完全でないことが良い 『徒然草 気まま読み』#27
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今回扱うのは、第八十二段。兼好は二人の友人の話から、日本人の独特の美意識について語る。新品で綺麗なものよりも、少し古びてきたもののほうが味わいがあ...
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孤独こそ良い 『徒然草 気まま読み』#26
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今回扱うのは、第七十五段。つれづれわぶる人は、いかなる心ならむ。紛るゝ方なく、唯一人あるのみこそよけれ。この冒頭部分に、言いたいことが凝縮されてい...
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親しき人を見直す 『徒然草 気まま読み』#25
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今回扱うのは、第三十七段。全文を紹介すると…朝夕へだてなく馴れたる人の、ともある時に、我に心をおき、ひきつくろへる様に見ゆるこそ、今更かくやはなどい...
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ご譲位後の上皇 『徒然草 気まま読み』#24
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今回扱うのは、第二十七段。全文を紹介すると…御國ゆづりの節會行はれて、劒(けん)・璽・内侍所わたし奉らるゝほどこそ、限りなう心ぼそけれ。新院のおりゐ...
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月見る景色なり 『徒然草 気まま読み』#23
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今回扱うのは、第三十二段。旧暦9月20日ごろ、ある人に誘われて、兼好は明け方まで月を見て歩くことになった。現代人にはない時間の使い方である。するとその...
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栗ばかり食べる娘 『徒然草 気まま読み』#22
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今回扱うのは、第四十段。短いので全文を紹介すると…因幡(いなば)の國に、何の入道とかやいふものの女、かたちよしと聞きて、人あまたいひわたりけれども、...
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拙きものは女なり 『徒然草 気まま読み』#21
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今回扱うのは、第百七段。今だったら炎上必至?の、凄まじい女性論。まず前半では、京都の朝廷に務める男たちの間では、女性からの評価や視線が非常に重んじ...
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良き細工 『徒然草 気まま読み』#20
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今回扱うのは、第二百二十九段。すごく短いので全文を掲げると…よき細工は、少し鈍き刀をつかふといふ。妙觀が刀はいたく立たず。これで全文。しかしこれだけ...
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勅書を持たる者は下馬せず 『徒然草 気まま読み』#19
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今回扱うのは、第九十四段。短いので全文を掲げると… 常磐井相國、出仕したまひけるに、勅書を持ちたる北面あひ奉りて、馬よりおりたりけるを、相國、後に、...
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死を憎まば、生を愛すべし 『徒然草 気まま読み』#18
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今回扱うのは、第九十三段。誰もが身につまされるであろう、生と死に関する話。死を恐れるならば、もっと生を楽しもう。もし死を憎むなら、もっと生を愛そう...
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珍しすぎる宝物 『徒然草 気まま読み』#17
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今回扱うのは、第八十七段。短いので全文を掲げると… 或者、小野道風の書ける和漢朗詠集とて持ちたりけるを、ある人、「御相傳浮けることには侍らじなれども...
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高名の木登り 『徒然草 気まま読み』#16
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今回扱うのは、第百九段。今回はお試し版無料公開。扱うのは、教科書にもよく掲載された「徒然草」でも特に有名な段。名高い木登りという男が人に指示をして...
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時期を選ぶな 『徒然草 気まま読み』#15
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今回扱うのは、第百五十五段。物事を成就するには、好機を選び、それにふさわしい時期を待つべきであるというのも、一面においては正しい。しかし、そんなこ...
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保守の神髄 『徒然草 気まま読み』#14
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今回扱うのは、第百二十七段。全文を紹介すると… 改めて益なきことは、改めぬをよしとするなり。これだけ。これで全文である。だが、このワン・センテンスに...
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賢人とは? 『徒然草 気まま読み』#13
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今回扱うのは、第八十五段。世の中には、賢人もいれば愚者もいるが、圧倒的に多いのは凡人。しかし、凡人は賢人にもなれるし、愚者にもなる。果たして、その...
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逃げ道はない 『徒然草 気まま読み』#12
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今回扱うのは、第九十二段。ある人が弓を習って、二本の矢を持って的に向かうと、師が「初心者は二本の矢を持ってはいけない」と言った。その理由は何か?ま...
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仏はどこから来たのか 『徒然草 気まま読み』#11
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今回扱うのは、第二百四十三段。徒然草最後の段ですが、順不同で取り上げているので、これが最終回ではありません。兼好が8歳の時、父親に「仏とはどういうも...
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財産は残すな 『徒然草 気まま読み』#10
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今回扱うのは、第百四十段。この段にも兼好の生活哲学、美意識が強く表れている。死んだ後には、何も残らないようにすべきだという兼好。遺品につまらないも...
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嘘をめぐる十タイプ 『徒然草 気まま読み』#9
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今回扱うのは、第百九十四段。嘘をつかれた人は、その時どんな反応を示すか?兼好はそのリアクションを、10の類型に分類している。その観察力、分析力はさす...
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人を勝手に裁くな 『徒然草 気まま読み』#8
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今回扱うのは、第百九十三段。人を評価する時には、何を基準にするべきなのか?暗愚な人ほど居丈高になって、人を見下した態度をとる。自分は知っている、わ...
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無駄な感動 『徒然草 気まま読み』#7
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今回扱うのは、第二百三十六段。これまで紹介してきたものとは一風変わった、まるで現代のコントに出てきても不思議はないような、ちょっと笑っちゃうような...
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自分の分際を知る 『徒然草 気まま読み』#6
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今回扱うのは、第百三十二段。全文は、こちら。 貧しきものは財をもて禮とし、老いたるものは力をもて禮とす。 おのが分を知りて、及ばざる時は速かに止む...
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賤しげなるもの 『徒然草 気まま読み』#5
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今回は、第七十二段をご紹介。全文は、こちら。 賎しげなるもの。居たるあたりに調度の多き、硯に筆の多き、持佛堂に佛の多き、前栽に石・草木の多き、家の...
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謎の和歌『徒然草 気まま読み』#4
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今回は、第六十二段をご紹介。短いので全文をご紹介すると…延政門院 幼くおはしましける時、院へ參る人に、御言づてとて申させ給ひける御歌、 ふたつ文...
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いい男の条件『徒然草 気まま読み』#3
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『徒然草』は、どのような男性像を描いているのか。出家身分の兼好法師が、あるべき男の姿とはこうだと描いているのが、第三段。どんなに学問があろうと、人...