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  • 戦刻ナイトブラッド ある日、結月はスマホから突然放たれた謎の光に包まれ、気が付くと見たこともない場所にいた。 彼女の目の前に広がる風景は、まるで戦国時代の日本―― そこは、吸血鬼や人狼などの人ならざる者が暮らす『神牙(しんが)』と呼ばれる異世界だった。 その昔、『神牙』は特別な血を持つ姫神子の加護の元、それぞれの種族は平和に暮らしていた。 しかし、ある日忽然と姫神子が消えてしまう。 姫神子の加護を失った『月牙族(げっがぞく)』と呼ばれる武将たちは、天下統一を目指して争い始め、世は正に戦乱の時代を迎えていた。そして、その混乱に呼応するかのように、人々を襲う謎の化物『厄魔(やくま)』もまた、各地で跳梁跋扈していた。 豊臣軍を率いる武将・豊臣秀吉は、戦場で助けた結月を自軍に迎え入れ、ふとしたきっかけで彼女の血に月牙族を覚醒させる力がある事を知る。 そして、織田、上杉、武田、真田、伊達の各軍もまた結月の血が持つ力を知り、それぞれの思惑の元、結月を求めて動き始める。 「異世界から来た娘を探して」と茶釜を背負った白いたぬき、イマリに言い残して消えた姫神子。増え続ける厄魔……。武将たちは結月の力に触れ、何を守り、誰と戦うのか。戦乱の異世界を舞台に新たな物語を紡ぐ――。
  • ノルン+ノネット 少女はずっと独りだった。 彼女がその昔出会った“旅人”はこう言う。 「その服が着られるぐらいになったら、迎えは来る」 やがて17才になった彼女の前に、その船は現れた。 空を往く船『ノルン』。 導かれるままに乗った船には、 『能力者』と呼ばれる10人の男女が暮らしていた。 船はどこに向かっているのか? 彼らはなぜ旅をしているのか? 謎を抱えたまま 運命に翻弄される旅が始まった。