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ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います
〈ギルドの受付嬢〉。
業務内容は絶対安全。公務だから立場も安定。可愛い制服に身を包み、カウンター越しに笑顔で冒険者たちをご案内。
受付時間が終わったら、のんびりと事務作業を済ませて定時に帰宅。愛しの我が家でくつろいで、さあ、明日も元気に働こうーー。
アリナ・クローバーは、そんな理想の職業に就いたはずだった。
しかし。その実態は、理想とは程遠かったー
ひとたびダンジョンの攻略が滞れば、カウンターは大混雑。めんどくさい対応を求める冒険者もちらほら。
顔で笑って心で泣いて、厄介な顧客をやり過ごしても、今度は大量の書類仕事が待っている。
やる気は残ってないけれど、明日に回せばなおしんどい。おかげで来る日も来る日も残業地獄…。
ああ、もう我慢の限界!!
アリナが不満を爆発させると、隠し持った一面が顔を出す。
チームで挑むことすら危険なダンジョンにソロで乗り込み、銀に輝く大鎚【ウォーハンマー】で、強大なボスを叩き伏せる――。
何を隠そう彼女こそ、正体不明、神出鬼没、街で噂の凄腕冒険者〈処刑人〉その人だったのだ!!
でも、そのことは絶対に隠し通さなければならない。
なぜなら受付嬢は副業禁止で、バレたら即刻クビだから…。
アリナの平穏な暮らしは、守られるのか⁉
第27回電撃小説大賞《金賞》受賞作、待望のTVアニメ化!"
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ジョゼと虎と魚たち
趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きるジョゼ。幼いころから車椅子の彼女は、ある日、危うく坂道で転げ落ちそうになったところを、大学生の恒夫に助けられる。海洋生物学を専攻する恒夫は、メキシコにしか生息しない幻の魚の群れをいつかその目で見るという夢を追いかけながら、バイトに明け暮れる勤労学生。そんな恒夫にジョゼとふたりで暮らす祖母・チヅは、あるバイトを持ち掛ける。それはジョゼの注文を聞いて、彼女の相手をすること。しかしひねくれていて口が悪いジョゼは恒夫に辛辣に当たり、恒夫もジョゼに我慢することなく真っすぐにぶつかっていく。そんな中で見え隠れするそれぞれの心の内と、縮まっていくふたりの心の距離。その触れ合いの中で、ジョゼは意を決して夢見ていた外の世界へ恒夫と共に飛び出すことを決めるが……。
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パパだって、したい
「父親だって…我慢できないときがあるんです」
家政夫バイトの大学生・阿澄が訪れた成瀬家。
シングルファザーの成瀬さんと息子・壱佳の二人家族だが、
この成瀬さんがあまりにも色っぽい…!!
ノンケのはずなのについ意識してしまう阿澄。
そして成瀬さんが欲求不満なことに気付くと、
ついつい魔が差してしまい…。
成瀬さん、子持ちのくせにエロすぎだろ…!
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