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うちの師匠はしっぽがない
いつか人間を化かしてみたいと夢見て、
大都会・大阪へ飛び出してきた豆狸の女の子・まめだ。
しかし、磨き上げた術はうまくいかず、
挙句の果てには「落語家」と名乗る黒髪の美女に一目で見破られてしまう。
美女の正体は人気落語家・大黒亭文狐。
術ではなく芸で人を化かす文狐の落語に感動したまめだは、弟子入りを志願する―――!
笑う門にはたぬきたる。
大正上方落語ファンタジー、ここに開演!
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たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語
都会から遠く遠く離れた村で暮らす少年・ロイド。
軍人になる夢を抱く彼は何を隠そう「村で一番弱い男」。
そんな彼が軍人を目指すことに周囲の村人は大反対。
けれどもロイドの決意は固く、王都へと旅立っていきました。
しかし、彼を含む村の人々はある重大な事実を知らなかったのです。
自分たちがかつて世界を救った英雄の末裔で、全員が人間離れした力を持っていること。
そして「村で一番弱い」ロイドも一般的には常識外れに強いことを……。
身体能力バツグン!
古代魔法も完璧!
挙句の果てには家事もおまかせ!
己の強さを勘違いした村人による
無自覚最強ファンタジー、ここに開幕です!