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うみねこのなく頃に
「これは永遠の拷問。」 伊豆諸島、六軒島。全周10kmにも及ぶこの島が、観光パンフに載ることはない。
なぜなら、大富豪の右代宮家が領有する私的な島だからである。
年に一度の親族会議のため、親族たちは島を目指していた。
議題は、余命あと僅かと宣告されている当主、金蔵の財産分割問題。天気予報が台風の接近を伝えずとも、島には確実に暗雲が迫っていた…。
六軒島大量殺人事件(1986年10月4日~5日) 速度の遅い台風によって、島に足止めされたのは18人。
電話も無線も故障し、隔絶された島に閉じ込められた。 彼らを襲う血も凍る連続殺人、大量殺人、猟奇の殺人。
台風が去れば船が来るだろう。警察も来てくれる。 船着場を賑わせていたうみねこたちも帰ってくる。
そうさ、警察が来れば全てを解決してくれる。 俺たちが何もしなくとも、うみねこのなく頃に、全て。
うみねこのなく頃に、ひとりでも生き残っていればね…?
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STAR DRIVER 輝きのタクト
日本の南方に浮かぶ緑豊かな島、南十字島。
ある夜、この島の浜辺に、ツナシ・タクトというひとりの少年が辿り着いた。
本土から身一つで泳いでやって来たという、この少年は、島にある南十字学園高等部へと入学。
明るく前向きな性格で、アゲマキ・ワコやシンドウ・スガタら、個性豊かな学園の生徒たちと出会い、交流を深めていく。
だが、この南十字学園には大きな秘密が隠されていた。
地下に眠る、巨大な人型の像「サイバディ」。
約20対ほどあるというこの巨大な像をめぐって、人々はみなそれぞれに秘密を抱えていた。
”綺羅星十字団”を名乗る、謎の秘密結社の暗躍。巫女たちの歌声。
そしてタクト自身もまた、大きな秘密を抱えていた・・・・・・。
青い空と青い海に囲まれた南国の島を舞台に、恋あり夢あり友情ありの「青春の謳歌」が今、始まる。
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スタードライバー THE MOVIE
銀河美少年、ここに輝く。
静かに雪が降る、東京・新宿。高層ビルの狭間に現れる、巨大な影。
威容を見せつけるかのように立つそれは、人々から《サイバディ》と呼ばれていた。
《ゼロ時間》の封印から解き放たれたサイバディが、現実世界へと侵攻を始めたのだ。
しかしそこに、ひとりの少年が颯爽と登場する―。
輝く白いコスチュームに身を包んだ彼の名は、ツナシ・タクト。
そして彼の姿を見守るのは、シンドウ・スガタとアゲマキ・ワコ。『スタードライバー THE MOVIE』は、
運命の糸で結びつけられた彼ら3人が出会い、経験してきた道のりを綴った、青春の物語だ。
青い海と空に囲まれた南海の孤島《南十字島》にタクトが辿り着くところから、物語は幕を開ける。
新たなステージへの期待を胸に、島の学園で高校生活をスタートさせるタクト。
だが島の地下には多数のサイバディが眠り、その力を巡り《綺羅星十字団》が暗躍していた―。
サイバディの封印を司る《四方の巫女》のひとりであるワコや、ワコの婚約者であるスガタと出会ったタクトは、
すべてのサイバディを破壊してワコを宿命の呪縛から救うため、自らサイバディ《タウバーン》に乗り込み戦いの日々へと乗り出していく。
しかし、スガタが最強のサイバディ《キング・ザメク》を受け継ぐ者であることは、物語を予想だにしない方向へと導いて―。
ときにすれ違い、ときに激しくぶつかりあう、少年少女たちの思いと願い。
巫女たちの歌声とともに繰り広げられる、濃厚なドラマと迫力のロボットアクション。
「青春の謳歌」をキーワードに大スクリーンで描かれる、熱く流麗なるストーリー。
そして彼らがまだ見ぬ空の、さらに先へ――人生という冒険は続く。