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忘却バッテリー
中学球界で名を馳せた完全無欠の剛腕投手・清峰葉流火、切れ者捕手の“智将”・要圭の怪物バッテリー。全国の強豪校からスカウトを受けていた彼らが進学したのは何故か野球無名校の東京都立小手指高校だった。さらに圭は記憶喪失で野球に関する知識も失っていた。
そしてかつて彼らに敗れ散り野球から遠ざかっていた天才たちも、偶然同じ高校に入学しており…。
巡り合い、再び動き出す
彼らの高校野球ストーリーが
いま始まる―!
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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン
隣接するキオカ共和国と戦争状態にある大国、カトヴァーナ帝国。
その片隅で一人の青年が戦乱に巻き込まれようとしていた。名はイクタ・ソローク。
戦争嫌いの怠け者で女好きという、およそ軍人とはかけ離れた人物だ。
幼馴染であるヤトリシノ・イグセムとともに高等士官試験を受けていた彼は、二次試験への送迎船で、看護学校出身のハローマ・ベッケル、
旧軍閥名家のマシュー・テトジリチ、そしてヤトリと同じく忠義の御三家の一角、レミオン家のトルウェイ・レミオンと出会うこととなる。
道中、彼らと賑やかな時間を過ごしていたその時、突如船が座礁する。
総員退艦となり脱出する5人……だが、そこで一人の少女が船から海へ落ちる姿が目に入る。
ためらわず、大荒れの海に飛び込むイクタ。そして、彼は少女の小さな手を握った。時に帝暦905年。
それが後に常怠常勝の智将と呼ばれた男と、帝国最後の女王と呼ばれた女の初めての邂逅。“約束された敗北”へと向かう、物語の発端である——。