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魍魎の匣 第13話 「魍魎の匣、あるいは人の事」
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京極堂は、ごく普通の若手の幻想作家だった久保を殺人鬼に変えた原因を明かし始めた。夜行列車で久保は、匣入りの生きている加菜子の頭部を見せられた。匣を...
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魍魎の匣 第12話 「脳髄の事」
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関口、榎木津、陽子らが箱型の研究所に到着したのは、木場が美馬坂に向けた拳銃の引き金に指を置いた直後だった。その場の状況を見た陽子は、美馬坂が自分の...
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魍魎の匣 第11話 「魔窟の事」
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京極堂は、自分と美馬坂の関係を明かした。京極堂は戦時中、陸軍の研究所だった例の箱型の建物内で、異教徒を国家神道に改宗させるための洗脳実験をやらされ...
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魍魎の匣 第10話 「鬼の事」
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京極堂は、御筥様を作ったのが久保であると断定する。更に、久保の猟奇的な小説の内容が想像の産物ではなく、実際の出来事であるとの見解も明かす。まもなく...
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魍魎の匣 第9話 「娘人形の事」
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関口と榎木津は君枝を訪ねるが留守だと知り、近くの喫茶店で若手新進小説家の久保竣公に出くわす。加菜子を知らないと答える久保に、加菜子の写真を見せると...
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魍魎の匣 第8話 「言霊の事」
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関口がバラバラ事件の検死を担当した監察医の里村を訪ねた日、木場もそこにいた。木場の目的は、バラバラ事件の被害者に加菜子がいないかを確かめること。里...
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魍魎の匣 第7話 「もうりょうの事」
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“心に囲いを作ると魍魎が湧く”というのが御筥様の教えと説明する鳥口。そして、御筥様の教主が連続バラバラ事件の犯人ではないかと推測。鳥口が見せたのは、...
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魍魎の匣 第6話 「筥の事」
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初対面の鳥口の幼い頃のことを、まるで千里眼のように言い当てた京極堂。神社の神主で陰陽師でもある京極堂の優れた観察眼・推理力・知識に、鳥口はすっかり...
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魍魎の匣 第5話 「千里眼の事」
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“千里眼”を持つ探偵・榎木津礼次郎のもとに、弁護士の増岡が調査依頼に来る。その内容は、“柚木陽子の娘・加菜子を捜して欲しい”というものだった。一方、関...
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魍魎の匣 第4話 「火車の事」
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加菜子が消えた。程なくして医師・須崎の他殺死体が発見され、雨宮は謎の失踪を遂げる…。その頃、関口は出版社にいた。編集者たちの話題は、新鋭作家・久保竣...
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魍魎の匣 第3話 「羽化登仙の事」
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加菜子を乗せた救急車は、箱形の建物—美馬坂近代医学研究所へと到着する。美馬坂の手術を受けた加菜子は、この夜奇跡的に命を取り留める。暫くして、加菜子を...
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魍魎の匣 第2話 「狸惑わしの事」
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加菜子をはねた電車に偶然乗り合わせた刑事の木場修太郎は、泣きじゃくる頼子から事情を聞く。病院には、増岡と雨宮、加菜子の姉の柚木陽子らが駆けつける。...
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魍魎の匣 第1話 「天人五衰の事」
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昭和二十七年。私立の女子校に通う楠本頼子は、年老いて醜くなっていく母・君枝に憎悪をつのらせる一方で、聡明で美しい憧れのクラスメイト・柚木加菜子に魅...