-
-
デッドマウント・デスプレイ
はるか遠い異世界の魂が、現代の新宿に「四乃山ポルカ」として転生した。ただ、その転生した体には、喉に致命傷が…。しかも、その傷をつけた殺し屋・崎宮ミサキに、暗殺に失敗したと勘違いされ再び襲われることに。なんとか撃退し、自身にかけられた暗殺指令を解くことに成功したポルカは、新宿を根城にした裏社会の「仲介屋」・倉木リサの助力を受け、ミサキや情報屋の繰屋匠を仲間とし、夢だった「平穏な暮らし」を目指す。しかしこのポルカの「転生」は、様々な人々に波及する。待ち受ける、裏社会の「何でも屋」・レミングス、謎の放火犯・火吹き蟲、そして超絶奇術師・怪人ソリティア――「厄ネタ」と呼ばれる超常的な力をもつ犯罪者達と、それを追う新宿署第三資料編纂係、通称「三纂」の刑事。そして「四乃山ポルカ」の生い立ちと、その親族達。さらに、出会うハズのない元いた世界の滅びた帝国の面影にまで、ポルカは巻き込まれていく。
-
-
コゼットの肖像
骨董店『香蘭堂』でアルバイトをする画学生・倉橋永莉は、古びたカットグラスの中に映る金髪碧眼の可憐な少女に思いを寄せ、人ならぬ幻との逢瀬を秘かに楽しんでいた。しかし、それは“呪われし器物”が引き寄せた宿命の二人の悲劇の始まりであった……
-
巨人の星
星飛雄馬は、幼い頃から父・一徹により野球の英才教育を受けて育った。父が果たせなかった夢、巨
人軍の明星となるために……。青雲高校に入学した飛雄馬は、親友・伴宙太とバッテリーを組豪速球
投手として甲子園大会に出場する。ライバル花形満、左門豊作との死闘。そして夢かなって巨人軍に
入団した後も、彼らとの戦いはプロ野球界に舞台を移して続いてゆく。飛雄馬は、魔球・大リーグボ
ールを開発・駆使して、数々の試合にのぞむ。