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警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-
ただ真っ直ぐに、憧れたものを追い続けて──
はるか昔。
この世界には、エルフ・ドワーフ・吸血鬼・ホムンクルス・人間など、数多の種族が存在していた。
争いの絶えないヒエラルキーの頂点は『ドラゴン』。しかし長い時を経て『ドラゴン』は消え、
残った種族たちも共存を選び、時代を重ねるごとに僅かな外見的特徴を残して皆ほぼ人間と変わらない姿となった。
2×19年、東京。
平穏になったと思われた現代。それでも犯罪がなくなったわけではない。
かつて存在した『ドラゴン』に心酔し、その力を欲するあまり凶行に走る組織――『ナイン』。
彼らは凶悪事件を引き起こし、現在の世界をつくり変えようと画策していた。
『ナイン』に対抗するため、各分野のエキスパートを集めた対策室が警視庁で組成される。
その名は『警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課――通称トクナナ』。
個人の能力はずば抜けて高いものの、「はぐれ者集団」「ごくつぶし集団」とも噂されていた。
そんなトクナナに、新たに所属することになった ルーキー・七月清司。
個性溢れるメンバー達に翻弄されながら、持ち前の明るさと真っ直ぐさでナイン事件の解決に挑んでいく。
次々と起こる難事件の中で、彼は自分の信じる正義を見つけられるのか――。
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アンゴルモア元寇合戦記
時は文永11年(1274年)。
鎌倉武士・朽井迅三郎はある事件により、罪人として対馬へ流刑となる。
島を治める地頭代の娘・輝日は、対馬へたどり着いた流人たちに、
蒙古の大軍勢が対馬へ迫っていることを伝え、ある命令を下す。
「さぁ、お前たち。この対馬のために、死んでくれ」
死罪となる代わりに捨て石となれと命じられ、
是非も無い流人たちは、蒙古軍との戦いへ身を投じる。
怯むことなく対馬勢を率いて立ち向かう迅三郎。
島民を鼓舞し勇気づける宗家一門と輝日。
古来より対馬を守り続ける刀伊祓たち。
太宰府からの援軍が到着するまで、
迅三郎たち対馬勢は、蒙古軍の猛攻を防ぎきることができるのか?
全てを失い、流された率土の地・対馬で
一所懸命という志のもと、諦めない勇者たちが挑む七日間の戦いが始まる――!