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イナズマイレブン オリオンの刻印
少年サッカー日本代表「イナズマジャパン」のメンバーが、ついに発表された!
その中には、少年サッカー日本一を決める大会FF(フットボールフロンティア)の優勝校である雷門中の稲森明日人、灰崎凌兵、ともに優勝を争った王帝月ノ宮中の野坂悠馬らの名前もあった。各校から選び抜かれた精鋭選手が集結するなか、さらに海外のクラブチームでプレイ経験のある新たな仲間「一星充」が招集され、イナズマジャパンは世界の荒波へと船出しようとしていた。
しかし、その先では予想をはるかに超える試練が待っていた。謎のプレイヤー“オリオンの使徒”の存在、策略、裏切り、衝突--。いったいこの大会は、誰のためのものなのか……。様々な思惑が渦巻く少年サッカー世界大会FFI(フットボールフロンティア・インターナショナル)が、今まさに始まる!!
「世界への門」が開かれた先で、イナズマジャパンのメンバーを待つものとは!?どんな熱い戦いが、彼らに待っているのか!?
日本(にっぽん)よ! 世界へ羽ばたけ!
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おおきく振りかぶって
三橋廉は、すぐメソメソと泣いてしまう性格の野球少年。ポジションはピッチャー。
彼は中学時代、“学園の経営者の孫”という理由でエースになっていた。
そのくせ、3年間マウンドを誰にもゆずらなかった事でチームメイトに嫌われ、野球部は負け続けた。
その罪悪感から、彼は完全に自信を失ってしまっていた。
やがて中学を卒業した三橋は、エスカレーター式の三星学園ではなく、野球をやめる覚悟で西浦高校へ入学するが、その足はまっすぐに野球部のグラウンドへ向かっていた。