-
魔法使いの嫁 第21話 Necessity has no law.
- 9,648
- 71
- 40
草色の蝋燭の灯り。塩入りの林檎酒。ローズマリーの枝と百合の花。それが秘密の集いに加わるための招待状。竜の呪いを解く方法を求め、チセとエリアスは古今...
-
魔法使いの嫁 第20話 You can’t make an omelet without breaking a few eggs.
- 9,527
- 67
- 38
空覆う巨影。渦巻く炎の息。生きとし生けるものの恐怖を形にしたかのような古の姿を取り戻した竜は、ロンドンの空を舞う。だがチセにはそれが、戸惑う幼子の...
-
魔法使いの嫁 第18話 Forgive and forget.
- 10,463
- 227
- 47
チセと友達になったステラは、すぐさまエインズワース邸を訪れた。彼女の子供らしい率直さが、チセには少しだけ眩しい。だがステラが来た直後から、エリアス...
-
魔法使いの嫁 第17話 Look before you leap.
- 10,670
- 180
- 51
「弟なんていらない!」少女ステラが口にした心にもない一言は、恐ろしい出来事を引き起こす。弟イーサンは消え、父も母も弟のことを忘れた。イーサンを覚え...
-
魔法使いの嫁 第16話 God’s mill grinds slow but sure.
- 11,599
- 250
- 51
野山は雪をまとい、旧き女神と神獣が森を闊歩する最も昼の短き頃。クリスマスが近づき、活気づくロンドンの街で再会した魔法使いの弟子と魔術師の弟子。大切...
-
魔法使いの嫁 第15話 There is no place like home.
- 12,031
- 187
- 53
行き過ぎた魔力の行使に悲鳴をあげるチセの体。チセの傷を癒やすため、エリアスは彼女を抱えて妖精の国へ向かう。ティターニアは問う。人の世で疎まれ、魔力...
-
魔法使いの嫁 第14話 Looks breed love.
- 11,766
- 115
- 58
愛した相手に才を与える代わりに、命を奪う吸血鬼、リャナン・シー。彼女にとって愛すことと、大切な存在を失わぬため愛さぬことは、どれほどの違いがあるの...
-
魔法使いの嫁 第13話 East, west, home’s best.
- 12,938
- 225
- 62
野に森に、夏の足音が聞こえだした頃。風に舞う綿蟲たちの毛刈りに追われるチセとエリアス。竜の国から急ぎ帰ったチセには、伝えたい想いがあるはずだった。...
-
魔法使いの嫁 第12話 Better to ask the way than go astray.
- 13,603
- 238
- 61
完成した杖に触れた瞬間、チセは幻視する。無数の閃光の先に広がる、霧に包まれた巨木の群れを。縁(えにし)の糸が結ばれ、彼女はかつて見送った竜と再会する...
-
魔法使いの嫁 第11話 Lovers ever run before the clock.
- 12,318
- 153
- 52
ヒトのふりをしたがる、奇妙な為り損ない。いつしかエリアスが己のことを話さなくなったのは、師の教え故か、人への苦い記憶がそうさせるのか。リンデルの二...
-
魔法使いの嫁 第10話 We live and learn.
- 13,170
- 135
- 51
海豹人(セルキー)と共に竜の背に乗り、チセはリンデルの許へと向かう。自分だけの、魔法使いの杖を作るために。エリアスに「飼われるままでいる」ことを拒もう...
-
魔法使いの嫁 第9話 None so deaf as those who will not hear.
- 13,966
- 250
- 61
教会の案件はすべて片付き、おだやかな日々が戻ってくるはずだった。だが最後の一件以来、エリアスの様子がおかしい。チセが初めてエリアスの部屋で一夜を過...
-
魔法使いの嫁 第8話 Let sleeping dogs lie.
- 13,746
- 365
- 52
アリスは変貌したエリアスを見て、直感する。これは、けしてヒトには為り得ぬものだと。レンフレッドとアリスを操り、黒妖犬(ブラック・ドッグ)を手に入れよ...
-
電脳戦隊ヴギィ’ズ・エンジェル 第2話 天使の涙
- 171
- 1
- 1
新西暦202年、地球は宇宙より来襲した、未知の知的生命体S・E、SPECE・EMIGRANTの手に落ちた。それから百年、S・Eの眼を逃れ海底都市に潜ん...
-
電脳戦隊ヴギィ’ズ・エンジェル 第1話 天使の出撃
- 792
- 1
- 15
新西暦202年、地球は宇宙より来襲した、未知の知的生命体S・E、SPECE・EMIGRANTの手に落ちた。それから百年、S・Eの眼を逃れ海底都市に潜ん...
-
電脳戦隊ヴギィ’ズ・エンジェル 第3話 天使の過去
- 185
- 0
- 1
新西暦202年、地球は宇宙より来襲した、未知の知的生命体S・E、SPECE・EMIGRANTの手に落ちた。それから百年、S・Eの眼を逃れ海底都市に潜ん...
-
魔法使いの嫁 第7話 Talk of the devil, and he is sure to appear.
- 13,442
- 317
- 57
たなびく漆黒の毛並み、燃えるように赤い目をしたその犬は、チセのことをイザベルと呼んだ。教会からの最後の案件は、とある墓地に現れた黒妖犬(ブラック・ド...
-
魔法使いの嫁 第6話 The Faerie Queene.
- 14,905
- 288
- 64
本来還るべきところに、還っていく魂たち。それを見送りながらチセは自身を想う。ウルタールの一件から10日と数日が過ぎても、チセは眠りに落ちたままだった...
-
魔法使いの嫁 第5話 Love conquers all.
- 13,957
- 345
- 60
魔法使いに騙された、哀れな少女。魔術師レンフレッドにはそう見えていた。だがチセは、エリアスの真意がどうあれ、彼から離れるつもりはなかった。なぜなら...
-
魔法使いの嫁 第4話 Everything must have a beginning.
- 14,863
- 321
- 54
猫の集う街、ウルタール。その昔ウルタールでは、人と猫との間に悲しい出来事があった。惨禍の中心にいたものの魂は澱みとなり、代々の猫の王により封印され...
-
魔法使いの嫁 第3話 The balance distinguishes not between gold and lead.
- 15,905
- 324
- 65
教会の命を受け、エリアスを監視する聖職者サイモン。彼はエリアスたちに、3つの案件を伝える。そのひとつを解決するため、最果ての地に赴むいたチセとエリア...
-
魔法使いの嫁 第2話 One today is worth two tomorrows.
- 18,799
- 424
- 81
ロンドンの片隅にある古書店。その本当の姿を知るものは少ない。エリアスに連れられ、彼が古くから取引を続ける魔法道具の工房を訪れたチセ。工房の女主人ア...
-
魔法使いの嫁 第1話 April showers bring May flowers.
- 26,517
- 538
- 907
この世界で生きることを投げ出そうとした15歳の少女、羽鳥チセ。彼女はオークショニアの誘いに応じ、自分自身を商品とし、闇の競売会へ出品する。ヒト為らざ...
-
有頂天家族2 第十二話 運命の赤い糸
- 6,353
- 374
- 23
京都の制空権を寿老人と奪い合う矢三郎の背に弁天の手が伸びる。「いいかげんになさい、矢三郎」。弁天におさえこまれ万事休すかと思われたそのとき、矢三郎...
-
有頂天家族2 第十一話 天狗の血 阿呆の血
- 5,386
- 220
- 17
京都狸界を束ねる偽右衛門の決定の日。矢一郎は玉欄、重鎮の狸らと共に、立会人である二代目の邸宅に集まっていた。一方、偽電気ブラン工場で働く矢四郎から...
-
有頂天家族2 第十話 偽右衛門の決まる日
- 5,342
- 211
- 16
偽右衛門選挙に先だってのへそ石様へのご挨拶の日。矢三郎は弁天と二代目の一触即発の危機をなんとか回避させるも、弁天の逆鱗に触れ、その身を隠すことにな...
-
有頂天家族2 第九話 それぞれの二代目
- 5,394
- 184
- 17
京都駅で矢二郎を見送る下鴨家の兄弟たちと玉瀾。だがそこに母の姿はなかった……。兄が旅立ち少し感傷的な気持ちになる矢三郎の元に、赤玉先生が狸界の頭領を...
-
有頂天家族2 第八話 夷川海星の秘密
- 5,555
- 224
- 20
有馬温泉での一件後、夷川家の偽電気ブラン工場では夷川早雲の葬儀が執り行われていた。事情を知らぬ狸たちはいろいろな噂話をしていたが、母は遠い目をしな...
-
有頂天家族2 第七話 金曜倶楽部、再び
- 5,184
- 251
- 19
地獄から生還した矢三郎は、弁天と共に寿老人の電車で行われる金曜倶楽部の会合に出席することに。宴席前に地獄の臭いを落とすことを勧められた矢三郎が露天...
-
有頂天家族2 第六話 有馬地獄
- 5,420
- 199
- 14
かつては金曜倶楽部に所属していたが、矢三郎たちの母を救い出し、今では「狸鍋廃止!」を訴える対抗勢力「木曜倶楽部」を設立した淀川教授。そんな教授の陣...
-
有頂天家族2 第五話 続・大文字納涼船合戦
- 5,527
- 259
- 17
矢一郎と玉欄の仲を取り持った矢三郎だが、新たな問題が浮上する。それは毎年恒例となっている“五山の送り火”を空中から見物するための船がないことであった...
-
有頂天家族2 第四話 狸将棋大会
- 5,723
- 210
- 18
弁天の帰国、二代目との激突の報が狸界隈で盛り上がる中、もうひとつ話題に上っていたのは長兄・矢一郎が復活させた南禅寺狸将棋大会だった。亡き父・総一郎...